飲んだくれとコストパフォーマンス

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 カミさんと散歩の後、早めの夕食をとることにする。うちの場合、こういうときに一番多いのはバーミヤンで中生と餃子や中華総菜系をつまみにというパターン。特にウィークディで18時までだとハッピーアワーで生は200円かそこらで飲める。短時間集中型で飲んだくれられる。

 緊急事態宣言下でアルコール提供は19時まで、営業は20時までとなっているので、長居はできない。短時間集中でほろ酔い気分になれ早めに帰宅し就寝みたいなきわめて健康的に飲んだくれることができる。

 さすがに友人知人とはそういうことはしない。まあ感染リスクもそうだし、出不精でご近所以外はあまり出歩かないし、それは自分だけではないから。まあカミさんと二人で夕食がてらというところで自己責任みたいな感じ。

 本日も散歩の後どうするかとなって、家に帰って夕食作るのも億劫だったのでファミレスに寄ることにする。ここのとこバーミヤンが続いていたのと、土曜日でハッピーアワーもないので、近くのサイゼリヤに寄る。ここは単品メニューも安いので千ベロではないが、非常にチープに飲んだくれることができる。ワインもだいたいフルボトルで1000円なのだが、メニューの中には1500mlで1000円というハウスワインを見つけ頼むことにした。で、出てきたのが冒頭の画像である。

 いや~、これはまいったね。メニューには飲み残しは持ち帰ることが出来ますとある。しかし1000円で1500mlである。人間やめさせる気かと心の中で叫ぶ。チープに飲んだくれるのにこれほど心強いサービスはないのではないのか。早速、飲んでみると意外といける。もとよりワインの味についてはあまり興味がない。甘いか、酸っぱいか、苦いか、みたいな感じ。基本的にワインの味は値段に依拠しているみたいな感じで、1本1万円のワインはたぶんこれ美味いんだろうと思いながら、有難がって飲んできた。なので1000円となると、まあ飲めればいいくらいの感じでいるから、まあまあ飲めるとお得感も倍増する。

 つまみはサラダ系、チョリソー、生ハム、ガーリックトースト、ピザなんかでまあまあ腹もいっぱいになる。そしてワインもがぶ飲み状態だ。19時過ぎても新規のアルコール提供ができないだけで、最初に頼んだ分があればそのまま飲み続けることが出来る。

 問題点をしいてあげれば、コストパフォーマンス重視のファミレスなので、お隣とかで高校生とかがお勉強している横で飲むことになる。なので小声で大人しく話しながら食す、飲すみたいなことになる。「ジジイたち、何やってるんだろう」みたいに思われているんだろうなとは適当に想像。

 カミさんもワインはけっこう好きな方だが量は飲めないので、結局ほとんど自分一人で飲んでいるのだが、さすがに1500mlは多すぎる。7時半過ぎの切り上げたが、ボトルは三分の一くらい残ったまま。レジで勘定している時に、店員さんが「ボトルどうされます」と聞いてきたので、小声で「あっ、いいです」と。