ブラフラのガジェット類

 Amazonブラックフライデーあたりで買ったものがあらかた届いた。

 今回はというと、大物系はまったくなし。なんかとりあえずブラックフライデーと盛んに喧伝されるので、ちょっとだけ参加しましたみたいな感じで小物ばかり。

充電式電池

 まずはとりあえずというか消耗品。

 うちは充電式の電池使っているので定期的に買い足している。Amazonブランドのものは多分今回で4回目くらいになるだろうか。BONAIという多分中華モノは多分初めて。とにかく安いけど、これ使えるんだろうかね。まあとにかく安すぎるから若干不安はある。

 でも充電式電池って実際のところではどうなんだろう。多分、格安使い捨て電池買った方がきっとコスパはいいのだろうと思うけど、なんとなくリユースって感じいいのではという。ようは気持ちの問題かもしれない。

トランスミッター

 これぞガジェット、電子玩具の類だ。用途はというと古いBluetooth対応してない機器でBluetooth機器を使うというアレだ。多分、トランスミッター買うのは三個目だと思う。家にあるIpod classicを外でワイヤレスイヤホンで使うときに使っている。以前のものに比べると接続はしやすい。

 これまでの2個についていうと、初代のものは繋がりがあまりよくないのでいつのまにか使わなくなった。多分探せばあるとは思う。もう一つはけっこう使っていたのだが、カミさんがキッチンダイニングの壁掛けテレビの音をけっこう大きくしてしまうので、手元スピーカー用に使っている。別に耳が悪いということではないのだろうが、キッチンで自分が水仕事とかしているとやっぱり音大きくしたくなるみたい。

 ということで最近はiPod classicを外に持ち出すことはない。一応Ipod touchを32ギガ、64ギガの二つあるのでこれを適当に交互に持ち歩いたりしている。一応touchはBluetooth対応なんでトランスミッターいらないから。

 だけど今時でいえば、外で音楽聴くのであればiPhoneがあれば事足りる訳で、classicもtouchも実は必要ないん。だいたいにおいて最近は引きこもり気味だからそもそも外出もしてないのに。でもなんていうか、こう持っている曲を全部外に持ち出すというコンセプトって気分的に重要ではないかと。なのでいまだにIpod classicを持ち出したい誘惑にかられる。なんていっても12000曲くらい入っているから。

 車も去年新しくしたら、こちらは有線だけどナビがclassicに対応しなくなって、仕方なくtouchの128ギガを買ったりした。なので車の中ではiTunesに入っている曲を聴ける。まあ完全な自己満足の世界。

 ということでこのトランスミッターは手元でiPodをワイヤレスで聴いたり、外に時々持ち出したりと思っている。このへんはiPhoneの大容量(256くらいの)に新しくすれば、多分必要はなくなるのかもしれない。

 というかまずは当たり外れもある。今まで買ったトランスミッターは3年、5年とか普通に使えるけど、今回のものが外れかもしれないし。

ポターブルHDD

 これはブラックフライデー対象商品でもなんでもない。キッチンダイニングで使っている壁掛けテレビに接続していたHDDがいきなり壊れた。取り外してPCとかに接続しても認識されない。なんとなく回転してるような音はするのだけど。長くHDD使っているけどこんなの始めて。

 家ではテレビ用のHDDは多分3台、その他オーディオに接続してるのが2台、PCには外付けを3台、MACのバックアップ用に1台とかで使っている。あとはairMacが2つそれぞれ2テラのHDDだったか。だけど全部壊れていない。古いものだと多分10年近く前のものだってあるはずなのに。

 今回壊れたのは壁掛けテレビ設置したときだからまだ3~4年経つか経たないか。こういうのが外れというのだろうな。

 うちの場合、妻は録画に命かけているところがあって、リビングのTV、自室のTV、そしてダイニングのTV、それぞれで録画している。気がつけば1テラ、2テラなどすぐに満杯になる。そこで隠れて、三か月以上前のものを時々消して激怒される。そういうことをずっと繰り返している。

 なので録画できない生活は考えられないので、至急入手したのが今回のもの。しかし安いよな、1テラで5000円切っているのだから。まあこの値段ならとりあえず3年くらい使えれば問題ないと思う。

 どうでもいいが、テレビやレコーダーに接続するHDDに録画した番組はその機器でしか視聴できない。確か著作権関係の問題だったか。これが理由でIVR機器は生産中止になったのではないか。我が家はIVR機が2台あり、着脱式HDDは大変重宝しているのだけど、これって今ある機器が壊れたらそこでおしまいになる。ネット通販とかでみるとIVRレコーダーは中古でも高騰している。持っている録画資産がチャラになってしまうのだから。

 まあそれは置いといても、とにかく機器に接続したHDDの録画コンテンツが他の機器で使えないのはやっぱり問題だな。せめてバックアップでもできればいいのだけど。著作権が重要だという認識はあるが、あまり権利関係を重要視すると技術の進歩を阻むなんてこともあるのではないかと思ったりもする。日本の家電関係やIT技術ガラパゴス化したのも、ごくごく一部には著作権関係が諸々影響していたんじゃないかと思ったりもする。

格安ワイヤレスイヤホン

 とにかく安いのでポチったのだが、これは完全な不良品だった。充電が終わらない。使うとすぐに「バッテリーロー」のメッセージが聞こえてきてダメになる。なので返品することにする。ワイヤレスイヤホンは今まで10個くらい持っていて、子どもにやったり、ダメになったりとかいろいろ。りんご純正は高くて手が出ないし、基本的に消耗品だと思っているから、安くてもいいから2~3年使えればいいかと思っている。

 今使っているのは一番高いのはオーディオテクニカの1万前後のもの。あとは中華製の5000円前後のもの、2000円前後のものなど。今回は妻が使いたいというので、安いものを物色してでのこと。注意障害とか病気もあるから、すぐに無くしてしまうことは判り切っているので、安いもので十分かなと思っている。なので別のものをまたポチることにしている。

 まあ、これまでの経験則でいうとガジェット類は2000円前後のものであれば、そこそこ使えるかなと。そして1000円以下のものはだいたいダメ。使ってすぐにダメになるものがほとんどだし、かなりの確率で開封しても壊れているものが多い。まあそういうものだ。

『月の満ち欠け』を観てきた

 映画『月の満ち欠け』を近所の映画館で観てきた。劇場で映画を観るのはなんだか本当に久しぶりのような気がする。

映画『月の満ち欠け』公式サイト | 2022.12.2 全国公開

 この映画の原作は二度読んでいる。単行本で出たときに一度、直木賞をとって文庫化された時に一度だ。あの文庫化は実は文庫ではなくて、文庫的とかなんとかだったか。岩波文庫は古典中心なので現代文学は収録しないとかそんな話を聞いたことがある。

『月の満ち欠け』 - トムジィの日常雑記

『月の満ち欠け』再読 - トムジィの日常雑記

 生まれ変わりの話である。小説の物語としては2時間くらいの東京駅のホテルのカフェでの会話という縦軸の中で、男たちが回想する話だ。これは映画化をけっこう意識しているのかなという気もしていたのだが、一向に映画化もドラマ化もされない。著者はかなり偏屈なところがあるので、なかなか首を縦にふらないのだろうか、などと適当に思っていた。

 以前にも書いたことだが、この生まれ変わりの物語は男の側からの妄想ファンタジーでもある。女性から愛され続ける。女性は死んでもまた生まれ変わって男に会おうとする。何度も何度もそれが繰り返される。そんな女性から純愛の対象となる男のロマン。希代のストリーテラーの著者であり、小説は一気に読めてしまうのだが、ふと我に返るとこれはちょっと有りえないだろうと思う、そういう話だ。

 そしてこの物語はまた、一歩間違えればかなり怪しい、病的な執着とともにかなり危ういものをもっている。生まれ変わりの小学生の女の子の心に大人の、男を恋い焦がれる為に生まれ変わった女の心が宿るのである。相手の男は女をいつまでも忘れることができない中年の成人男性である。本当に一歩間違えば良からぬ方向に行きかねない危うさを抱合している。小説はその危うさをギリギリのところで、うまく合理化している。本当にギリギリのところだ。なので人によっては、かなり気持ちの悪さや、ホラー的な部分を感じるのかもしれない。

 映画はというとそのへんをうまく消化している。人妻と大学生の純粋なラブストーリー、さらに妻と子どもを一度に失う中年男の妻への思い、妻から心の底から愛されていた男の喪失感、そういうところだけをうまくピックアップしている。逆にいえば生まれ変わり、何度も何度も生まれ変わり愛した男を追い続けるという小説のもつ愛情と執着みたいなものは消えている。ようはきれいな純愛物語になっている。まあそのほうが万人受けするだろうという気もしないでもない。

 映画は1980年という年にスポットをあてる。これは小説にあったかどうか。そしてその年の暮に死んだジョン・レノンの「ウーマン」を効果的に使う。いきなり冒頭でジョンの「ウーマン」である。これはちょっと掟破りというか。今の若い人にはただの古いポップスかもしれないが、我々のようなオールド世代からすると、いきなりの「ウーマン」はずるいぜということになる。正直いうと、この曲だけで泣けるくらいだ。

 ただし名曲はときに役者の演技やストーリーを食っちゃう部分があるから微妙といえば微妙である。沢山のセリフ、ストーリーの積み重ね、そうして紡ぎあげた映画より数分の歌の方がよっぽど感動的であったりもするのだ。山田洋二の「幸福の黄色いハンカチ」よりドーンの「幸せの黄色いリボン」の方がよっぽど感動的だったりもするのだから。

 さらにいえば冒頭だけでなく、終盤でももう一度「ウーマン」をかける。これはもう確実に泣かせに来ているなとは思った。実際、涙腺の緩んだ老人は終盤からラストの新幹線の中でビデオを見るあたりはウルウルだった。これでもしエンドロールに「スターティング・オーバー」がかかったらどうしようかと思ったが、幸いそこまでベタではなかったようだ。月の満ち欠けはある意味死と再生を意味している。「スターティング・オーバー」だってありなのだ。

 役者陣はというと大泉洋はどうかなと思っていたのだが無難に演じていた。小説を読んだときには佐藤浩市堤真一あたりをイメージしていたのだが大泉洋はありだとは思う。女優陣もそこそこ良かったとは思う。有村架純も最初どうかなと思ったが無難だったし、柴崎コウ良かったとは思う。ただし原作のイメージ的にいえば小山内梢は柴崎コウではちょっと美人過ぎるかなとは思ったけど。

 映画はテレビのCM的には大ヒット上映中ということらしい。とはいえディープ埼玉のシネコンの最終回でも、そこそこに客は入っていたので、大ヒットは盛り過ぎということでもないようだ。ぶっちゃけ地方都市なんで最終回なんていうのはけっこうひどいもので、5組くらいなんてことはざらだったりもする。自分の経験では一度だけ、観客1名、自分だけというのがあったから。

 ついでにいえば8時半からの上映だったのだが、その少し前に長蛇の列ができていた。チケット売り場できいてみると「スラムダンク」だとか。アニメは強しか。

 最後にもう一度お話を整理するために小説読んだときに作ったチャートをあげておく。映画は140分という長尺のため、生まれ変わり一代分を省略している。本当は三度生まれ変わっていて、正木と小沼希美のからみと正木の狂気みたいな、ある意味一番危ういところがスポットと抜けている。そのため正木の描かれ方が微妙に中途半端になっていて、演じた田中圭にはちょっと気の毒だったかもしれない。

 映画の出来は全体として悪くない。いい映画だったと思う。小説でも最後ジーンときたが、それ以上に映画はうるうる感が強かった。完全に泣かせにきている。まあそれはけっして悪いことじゃないとは思った。

 

TSUTAYAのCD110円コーナーで買ったもの

 比較的近所にあるTSUTAYAのCDレンタルコーナーで、レンタル品流れの中古CDが販売されている。有名どころはだいたい600~700円、超有名どころの例えば山下達郎とかは1500~1800円くらいか。それとは別にゴミみたいなCD、例えば5~10年くらい前のアイドルCD、AKBとかジャニーズ系、さらにJポップ系とか洋楽のよくわからない、流行り物系が110円で販売されている。昔の古本屋的な用語でいえばゾッキ本的なやつだ。

 その洋楽のゾッキコーナーを眺めているのがけっこう楽しい。掘り出しモノなど期待する訳でもないのが、たまにガンズ&ローゼスだのシェリル・クロウとかが見つかる。110円だし買っちゃうか、でも多分持ってそうだしとかなんとか。

 それでここ一月くらいのところなんとなく買ったものについて。

Ben Folds Five

 当然知ってるし、少し聴いたことがある。ギターレスのピアノ・トリオによるポップスとかロック系。CDの帯に「ニルヴァーナ・ミーツ・ビリー・ジョエル?」とあるのが微笑ましい。そうだな、売れる前のビリー・ジョエルエルトン・ジョンが多分ライブハウスでこんな感じでやってたんかなとか、そんなことを思わせる。粗削りな感じだ。1994年デビューで2000年くらいまで活動したらしい。

ベン・フォールズ・ファイヴ - Wikipedia

 個人的にこのグループ出てきたときに、もう少し洗練されたらいいのにと思ったりした記憶がある。TOTOの「99」みたいな曲やればいいのにとか。

 とりあえず一度通して聴いたけどお蔵入りになると思う。iTunesにも入れない。もう歳だしこういうの、90年代音楽をもう一度みたいなことにはならないと思う。

BOYS TOWN GANG

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  一世を風靡した「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」のボーイズ・タウン・ギャングである。華麗なる一発屋である。これは本当にクソみたいなCDだった。「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」が3曲、オリジナル・バージョンとロング・バージョン、さらにリプライズ。ダンス・トランス・メロディやスティーヴィー・ワンダーの曲など。本当にどうでもダンス・ナンバーばかりで、最初の1曲「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」があればそれでいいかも。これはもう110円でも買って損したっていう感じで外れでした。

 ボーイズ・タウン・ギャングはもともとゲイ・ピープル向けのディスコ・グループそしてサンフランシスコのDJが企画したグループだったとか。女性ボーカルを真ん中に二人のマッチョな男性ダンサーという構成。このマッチョ男性がもう見るからにお好きな方にはたまらないっていう感じでした。

 結成当時のボーカルはシンシア・マンリーで、すぐに黒人のジャクソン・ムーアに代わったみたい。我々がよく知っているのはジャクソン・ムーアの方。しかし流行りましたね「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」。80年代のディスコ・シーンではだいたいどこでもかかっていたと思う。それ以外でも酒の飲めるライブハウスなんかではお店についている和製バンドがよくこのバージョン、アレンジで演奏してました。

 80年代のどこかで、よく六本木で遊んでいた頃に通ったライブハウス、センセーションとかでよくかかりました。あの店は妻とも結婚する前に何度か行きました。もちろんそれ以外の女性とも、ゴホン。

 とりあえずこのCDはというと多分ゴミ箱行きになるな。通して聴くにはシンド過ぎるし。しかしこのグループ、映像でみるとゲイ・ピープル向けっていうのが一発でわかって楽しい。まだエイズも感染爆発していない80年代初期の頃のこと。

Boys Town Gang - Wikipedia

 ついでなので初代ボーカルのシンシア・マンリーのお姿も。

 

THE BEST OF JANE BIRKIN
Best of

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 エルメスの高級バッグのバーキンである。ジェーン・バーキンが女優だけでなく歌手であることは知ってはいたけど、ほとんど聴いたことがない。ちょっとけだるい、アンニュイな、ウィスパー。そんなイメージである。まあこの人は女優としてもモデルとしても存在自体がカッコいいのである。

 しかし通して聴くと感性的にちょっとついていけなかったりする。というかフレンチ・ポップスに耐性がない。多分向いてないのだと思う。シャンソンはまあまあちょっとは聴いたとは思う。エディット・ピアフジュリエット・グレコ、アダモ、イヴ・モンタンシャルル・アズナブールなどなど。多分、一番好きだったのはジルベール・ベコー。彼の「バラはあこがれ」とかは愛唱してた時期だってある。

 それではフレンチ・ポップスはというと、これはもう本当にわからない。若い時期にミシェル・ポルナレフ、シルヴィー・バルタン、あとはミレイユ・マチューとかをちょっと聴いたくらいか。

 でもって、バーキンであるがちょっとしんどいかも。やっぱりフレンチはちょっとダメかもしれない。これはお蔵入り決定だな。

 しかしジェーン・バーキンだけど、女優としてはどうかというと実は覚えているのが「ナイル殺人事件」のメイドさんだけだったりとか。

THE LITTLE WILLIES

 ニューヨーク発のカントリーバンドであの(なぜか)ノラ・ジョーンズがピアノとヴォーカルで参加している。2003年に結成され、これがファーストアルバム。といってもそれ以降でいえば9年後の2012年にもう1枚でているだけ。

 聴いたところどうかというと、う~むどうもカントリー・ミュージックのようですね、と。結局それ以上でもそれ以下でもない。演奏は上手いし雰囲気もいい。でもそれだけ。まあNYのミュージシャンがなんとなく、「あたしカントリー好きなんだ」「俺も、俺も」みたいなカミングアウトしあって、ノリでアルバム作っちゃいましたというそういうものだと思う。

 ノラ・ジョーンズはテキサスで育っただけに、彼女のバックボーンにはけっこうカントリー&ウェスタン的なものがあるみたいで、彼女のアルバムや曲、歌い方にはそういうフレーバーがある。彼女のジャズ風でいてどこかジャズじゃない部分というのは、そういうところなんではないかと。

 このへんは想像だけど、ニューヨークやウェストコーストのソリッドがきいたミュージシャンにとってはカントリーはけっこう凡庸というか、忌み嫌われるところがあるのではないかと思ったりする。とんがったジャズやロックやってる連中にカントリーの話なんかしたら、無視されるか、放りだされるか。でも、実は子どもの頃けっこう聴いてたとか、親が好きで一緒に聴いてたとかそういうのがあったりするのでは。

 そういう隠れカントリーのカミングアウトみたいな1枚というところだろうか。どうだ、カントリーが好きで何が悪いみたいなアルバムである。これもなんとなくお蔵入りのような気がする。カントリーってリン・アンダーソン以来、ちゃんと聴いてないからなあ。

ワールドカップ雑感

 日本がドイツに続いてスペインにも勝った。衝撃的だが素直に自国代表の勝利を喜びたい。それにしてもドイツに勝つだけでほぼ奇跡に近いのに、わずか一週間足らずで再び奇跡が起きた。長生きはするものである。1996年のアトランタオリンピックでブラジルに1-0で勝ったマイアミの奇跡。あれから26年である。あのときも一生のうちに一度あるかないか、日本代表がブラジルに勝ったと喜んだ。あのときのビデオはDVDに焼いて時々見ていたりもした。まあここ10年くらいはDVDコレクションケースのどこかに仕舞われたままではあるけど。

 まああれが20世紀の奇跡だとして、今回ワールドカップ4度優勝のドイツに日本が勝つ可能性はほとんどないと思っていた。サッカーはブラジルやアルゼンチンが躍動し、フランスやスペインが華麗にプレーし、それでも最後に勝つのはドイツと相場は決まっていた。そういうものだ。

 そのドイツに、とにかく勝負強いドイツに逆転した。正直これでその後二連敗してグループリーグ敗退してもいいと、普通に思ったりもした。案の定コスタリカに敗れ最終戦無敵艦隊スペインである。まあそれでもいい、20世紀に一度ブラジルに勝ち、21世紀にドイツに勝ったのだから。これで今世紀の残り70数年はジャイアントキリングとかなくてもいいからとそう思った。まあこちとらはせいぜい後10年かあと少しくらいしか生きないだろう。いい夢見させてくれたよ。

 ところがどっこい日本代表はスペインにも逆転勝利をおさめてしまった。堂安のスーパーゴール、田中碧のゴールは三苫の疑惑のセンタリングがあったとしても結果オーライだ。導入された機械がゴールだと言ってるのだ。何の問題がある。しかしあのセンタリングはVARが導入されていなければ、人間の目での判定だったら多分99%ゴールラインを割っていたということになるでしょうね。でもね、結果オーライだから。

 しかし生きているうちに、ブラジルに勝ち、ドイツに勝ちスペインに勝った。もう思い残すことはないかなと考えたりもする。もともとは日本がワールドカップに出場することすら、自分の目の黒いうちにはないとそう思っていた時期だってあったのだ。40年前、50年前には本当にそう思っていた。

 自分が十代の頃、日本代表はアジアでも韓国や北朝鮮にも負け続けていたし、中国や台湾ともいい勝負だった。海外の強豪国の代表が日本と試合をすることは親善試合でもほとんどなかった。日本にやってくるのはクラブチームで、それでも日本代表はほとんどの試合で負け続けた。

 日本代表の暗黒時代は多分延々と続くと思った。1994年のアメリカ大会は本選に近づいたがあのドーハの悲劇である。そして98年のフランス大会に初めて本選出場もあえなく三連敗。それでも満足だった。それから6回の連続出場して3度決勝トーナメントに進出した。着実に世界で戦えるようになってきたということだ。

 そして、そして今回のワールドカップでは、ドイツ、スペインと同じという死の組に決まりながら1位通過したのだ。よくやったよ日本代表はと素直に思う。決勝トーナメントは前回準優勝のクロアチアである。まあ普通にやって勝ち目はない。しかも一発勝負のトーナンメントだ。しかしドイツ、スペインにも勝ったチームだ。二度あることが三度おきるかもしれない。それでももしクロアチアに勝ってもおそらくその次にまっているのは常勝ブラジルである。まあブラジルが韓国に負けることでもあれば、ワールドカップの場での日韓戦という、想像しがたい状況が生まれる。まあいいや、ドイツとスペインに勝ったのだから。

 とりあえず日本代表については満足な結果を予選リーグで果たしてくれた。あとは余禄である。そのうえで今後の展開はどうか。実は今回のワールドカップ、通してみた試合は実は数試合である。なので適当な思い込みに基づいた適当な予測しかできない。ただしワールドカップはひと月近い長丁場である。予選リーグで絶好調のチームより、じょじょにコンディションをあげていくチームが優勝するケースも多々ある。

 そういう意味では、苦しんだチームが調子をあげていくということでいえば、個人的にはアルゼンチンけっこういけるのではないかと思ったりもする。メッシの最後の大会である。同じことはクリスチアーノ・ロナウドポルトガルにもいえるかもしれない。

 予選リーグで一敗を経験したチーム、アルゼンチン、フランス、ポルトガルは侮れないと思う。同じことはスペインにもいえるが、なんとなく若さを感じる部分がある。このチームは多分4年後の方が強くなる。

 予選リーグで順調だったイングランドは、いつもの勝負弱さでまた敗退みたいなことになるかもしれない。0-0か1-1からのPK戦での敗退といういつものパターンか。でも、今回のチームは主力がちょうどキャリアの全盛期にあり、そこに若手がフィットしているのでいけるかもしれない。

 という訳で、現時点での決勝はというと、順調にいけばブラジルとフランスあたりになるのだろうが、個人的にはずばりアルゼンチンとイングランドでどうだろうか。まあ50年来のイングランド代表ファンを自認しているので、今回こそ決勝にコマを進めて欲しいという願望、ただそれだけのことである。

 さらにいえば4年後楽しみなのはスペインとアメリカである。アメリカは本当にバランスのとれた良いチームだと2試合を見ただけでの印象だが。

 いずれにしろサッカー・ワールドカップは楽しい。

 

伊豆高原グランイルミ (11月26日)

 伊豆旅行しても美術館巡りばかりだと、妻はあまり満足できないかもしれない。いちおう河津の七滝に行くにしろ、もう一つくらい観光系でお手軽に回れるところはないかと思い、宿にいる時にまだ行ってない観光名所はないかと、スマホでちょっと検索していて見つけた。グランイルマもといグランイルミってなんだともう少しググってみる。「体験型イルミネーション」とか「8thシーズン」とかの言葉が出てくる。かなり大掛かりなイルミネーションのようだ、しかもすでに8年もやっているところとか。

 でも、グランイルマってどこにあるんだと。

アトラクション|伊豆高原グランイルミ~8thシーズン~ (閲覧:2022年12月2日)

 これは伊豆ぐらんぱる公園ではないか、ハイそのとおりでした。

アトラクション|伊豆ぐらんぱる公園|伊豆シャボテン動物公園グループ

(閲覧:2022年12月2日)

 ここは伊豆ではかなり古くからあるテーマパークで、子どもが小さい頃に1~2度行ったことがある。妻が病気になってからも1度くらいは行ったかもしれない。ファミリー向けの遊園地で、へんてこな自転車とかで遊べるところだった。

 この遊園地がいつのまにかかなり大掛かりなイルミネーションの場所になっているということか。営業は17時半くらいかららしいので、下田の上原美術館からの帰りに寄れるはず。ということで行ってみた。

 到着したのは17時半を少し過ぎたくらい。駐車場はけっこうごった返していて、入り口には列が出来ている。幸い入り口付近の車椅子用駐車場は空いていたのですぐにチケット売り場に行くと、その時には列はもうはけていた。ようは17時半の開園と同時に入る人が列を作っていたみたい。

 メインゲートをくぐるといきなりキラキラピカピカの世界が広がる。しかしここは全体的に斜面を下るようになっている。そして斜面とその下のスペースが一面にイルミネーションの世界になっている。なかなか大掛かり。しかしその傾斜を下るということは、戻ってくるときは当然登ってこなくてはならない。まあ一人なら別に苦にはならないけど、車椅子を押してとなるとちょっと話が違ってくる。

 イルミネーションの間は遊歩道になっていて、なだらかな傾斜といえばそうなんだけど、ときどきスロープが大きくカーブするあたりがけっこう急になっていたりもする。これはけっこう難儀するだろうなと思いつつ、ままよそのままイルミネーションの世界を下ることにした。妻はけっこう喜んでいる。

 まずは海をイメージしているのか青いイルミネーションの世界。

 個人的には一番きれいだなと思ったイルミネーションのトンネル。

 

 

 

 斜面を下りきるとなんとなくお花畑をイメージしたり、そこにウサギがいたり。

 海をイメージしてるところには真珠貝があったりなども。

 それからまた斜面を登ると全体が見わたすことができる展望スペースにでる。そこまで登るとかなりしんどかったり。でも、俯瞰でも見るイルミネーションもそこそこ壮観。

 

 ショーアップしてスモークをたいたり、レーザー光線を巡らしたりもする。

 

 

 なんだかんだで2時間くらいいただろうか。8時少し前にひけることにした。最後に遊園地スペースの方にいくと、お約束の恐竜もイルミネーションに輝いていたりしてる。

 

 なかなかに大掛かりなイルミネーションの世界。8シーズンもやっているというのは、それなりにヒットしてる企画ということなんだろう。まあ老舗テーマパークが新規格でリニューアルしたというところか。ホームページで確認すると11月11日から8月末日まで営業しているのだとか。毎回リピーターになるかというと、微妙だけどたまに行くのはであればそこそこの満足が得られるとは思った。妻も喜んでくれた。

 ただし、車椅子やベビーカーはけっこうハードな部分もあるので、それなりに覚悟した方いいかもしれない。正直、翌日からかなり足が痛かった。まあこの日は河津の七滝でゆるい坂道遊歩道をけっこう歩いたりもしていたから。車椅子を押してこういう観光もあと何年できることやら。

上原美術館 (11月26日)

 上原美術館を最初に訪れたのは去年の7月。それから数えて今回の訪問は4度目になる。リタイアしてから伊豆伊東の保養所を利用する頻度が増したので、伊豆旅行のたびに行くようになっているかもしれない。とはいえ伊豆の南端下田は遠い。

 しかしここに来るたびに思うが、よくこんな山深いところに美術館を建てたものだ。車ないとまず来れない。ここは大正製薬上原正吉と小枝夫妻の所有する仏像、正吉の次男が所有するフランス近代美術の名品のそれぞれ寄附を受けて建てられた。この地が選ばれたのは、小枝夫人の出身地だったからとか。いつも思うんだが、なんで正吉の出身である埼玉に建ててくれなかったのか。まあいいか。

上原美術館 - Wikipedia (閲覧:2022年12月2日)

上原美術館 伊豆下田の近代絵画・仏像美術館 (閲覧:2022年12月2日)

 今回行われている展覧会は、近代館が「まなざしをみる-画家とモデルの隠された視線」、仏教館「無冠の仏像-伊豆・静岡東部の無指定文化財」の二つ。「まなざしをみる」は、コレクションの中から57点が展示してある。

近代館~「まなざしをみる」

婦人像

《婦人像》 アンドレ・ドラン 1934年~39年頃

 今回の展示の多分目玉といえる作品。この他にもドラン作品は《画家の息子の肖像》、《太鼓をたたく画家の息子》、《室内の人々》など都合4点が展示してある。たしか上原昭二が最初に購入したのもドランの《裸婦》で、その他にも数点あるようで、上原にとっても思い入れのある作品なのかもしれない。

 ドランはアルベール・マルケとともにフォーヴィスムの画家とされるが、この二人がフォーヴィスム的な作品を描いた時期は短く、その後は印象派風、アカデミズム風の作品が多い。この作品は上原美術館に4度で初めてお目にかかる作品。印象派的なタッチで魅力的な女性の肖像画

鏡の前に立つ白いガウンを着た裸婦

《鏡の前に立つ白いガウンを着た裸婦》 アンリ・マティス 1937年

 この絵は何度か観ている。モデルはマティスの助手、秘書であり長くモデルを務めたリディア・デレクトルスカヤ。ロシアの医師の娘だったが12歳のときに相次いで両親を失い孤児となり叔母に育てられた。ロシア革命でフランスに亡命、ソルボンヌ大学の医学部に入学したが学費を払えず、無一文の状態にニースに来ていたときにマティスの一時的なスタジオ・アシスタントとなる。マティス65歳、リディアは22歳の時のこと。その後、まずはマティス家の家政婦となり、さらにモデル、秘書となり、マティスが亡くなる1954年までマティスに仕えた。マティスは妻と別居状態になっていたこともあり、彼女は愛人だったというのが定説のようだ。

Lydia Delectorskaya - Wikipedia (閲覧:2022年12月2日)

シベリアの女性がいかにしてマティスのミューズになったのか? - ロシア・ビヨンド

(閲覧:2022年12月2日)

 マティスには特定のモデルを専属モデルとして長く使うことで知られている。1920年から1927年と長くモデルを務めたのがアンリエット・ダリカレールが有名で、《オダリスク》などが彼女がモデルを務めた作品。

 リディア・デレクトルスカヤはそれ以上長きにモデルを務め、数々の有名な作品に登場する。女性のヌードを大胆にデフォルメした《ばら色の裸婦》も彼女だ。その後も秘書やマネージャーとして仕えたリディアだが、マティスが死去すると家族から解雇された。彼女はマティス生前に年に2点作品をプレゼントされていたが、それらのコレクションは売却することなく、彼女の祖国であるソ連の美術館に寄贈を続けたという。

 巨匠マティスを魅了し、秘書・マネージャーとして実務を取り仕切った知的な人物。彼女のことはマティスの絵の中でしか知らないが、残された写真からも彼女が美しい人だったことが判る。

 

 
地蔵尊のある雪の山

地蔵尊のある雪の山》 岡鹿之助 1943年

 点描画を得意とした人。抒情性を感じるが、岡のこうした雪景色を描いた絵は例えばアーティゾン美術館の《雪の発電所》やポーラ美術館の《掘割》などがあり、どことなくアンリ・ルソーのような雰囲気がある。そしてこの作品から受ける印象はというと、どこかグランマ・モーザスのような印象を受ける。中学生の頃に岡田三郎助に学び、東京美術学校(現東京藝大)で専門教育を受けた岡鹿之助が、素朴派と近似性を感じさせるのはどうしてなんだろうか。

 ジョルジュ・スーラのような科学的性に基づいた視覚混合の効果を得るためだったが、岡のそれは同系色を点描で描く筆触の効果だったとか。あえて視覚混合をねらっていない部分がナイーブ派と通じる部分なんだろうかなどと、割と適当に考えている。

銀化する鯛

《銀化する鯛》 安井曾太郎 1953年

 正月にもらった鯛を最初鮮やかな色彩で描くも、鯛はそのままアトリエに放置。5月頃に再び描こうとしたときには、腐って干物状態になっていたが、安井はその鯛に美しさを感じたという。最終的に安井はその鯛を皿ごと山に埋葬したのだとか。面白い話だが、いくらなんでもアトリエは臭かっただろうと思ったりもする。

仏教館~無冠の仏像-伊豆・静岡東部の無指定文化財

 開催概要を引用する。

仏像ブーム、国宝ブームと言われて十数年。日本美術の人気は衰えを知りませんが、ブームの主役は国宝や重要文化財で、こうした指定文化財に多くの方の関心が集中しているようです。ところで、現在、文化財指定を受けている仏像は、過去に見いだされ、研究され、その価値が広く認知されることで、指定を受けるに至りましたが、実は今日でも日本各地には、その存在を知られることなく伝えられている貴重な文化財が多数存在しています。
上原美術館は開館以来39年にわたって継続して伊豆の仏像の調査を行い、伊豆に貴重な仏像が存在することを明らかにしてきました。その結果、文化財指定を受けた仏像もありますが、学術的な価値が高いものの、信仰上の理由などから指定を受けていないもの、評価が遅れている仏像も未だ多数にのぼります。また、当館は現在も仏像調査を継続中で、従来全く知られていなかった仏像が日々、見出されています。このような仏像は、現時点では文化財指定を受けていないものの、美術史上、あるいは地域の歴史を考えて行く上で、忘れてはならない、かけがえのない貴重な文化財です。
本展は、伊豆を中心に、静岡県の仏像・仏画の調査研究の最前線にあり続けている当館が独自の調査で見出した仏像に加え、過去に貴重な像であると評価されながら、文化財指定を受けてない、「無冠」の文化財を、厳選して展示するものです。知られざる仏像・神像の数々を是非ご覧ください。

 上原美術館仏教館のメイン展示は永平寺から引き取った近現代の130体の仏像だが、それ以外にも静岡、伊豆の寺社から見つかった仏像が多数展示されている。今回もそうした伊豆・静岡東部の寺社にある無指定文化財の仏像である。

 ここに来るたびになんで伊豆には古い仏像、平安や鎌倉時代の仏像が多数あるのだろうと不思議に思うことがあったのだが、これはようするに上原美術館が開館以来継続して伊豆の仏像調査を行ってきたことによってスポットライトがあたったということなんだろう。

 通常こうした仕事は通常自治体の教育委員会文化財保護係が担っている。でも予算や人員も限られており、なかなかきちんとした仕事ができているということではないのだろう。伊豆の寺社から多数の仏像が見つかっているのは、まさに上原美術館の続けてきた仕事の成果、そういうことなんだろうと思う。

 もし各県でも上原美術館のような仕事が行われていれば、まだ見つかっていない、あるいはスポットライトがあたっていない作品が多数あるのもしれない。もちろんなんとなくの感想なので、そうではないのかもしれない。

 個々の仏像については、これから少しずつ学習をしていこうかと思っているところなので、特別なにか感想を述べるだけの知識すらないというところだ。しかし西洋絵画を学ぶ際にはギリシアローマ神話キリスト教についての知識が必要になる。同様に仏像を学ぶには当然仏教についての知識が必要になる。学ぶということについてはリミットもなく、ほどほどということもない。老い先短い身にはこのへんがしんどいところだが、知識が少しでもついてくると見方も当然変わってくる。仏像を親しめるようになりたいとは思う。

 作品についてはとりあえず気になったものをアップする。

 

 

 

 

 

河津七滝とか  (11月26日)

 伊豆旅行からもう一週間が経過しているのだが、一応記録なんでまとめておく。

ワサビ丼

 河津の七滝(ななだると読む)に行くことにしたのは、妻がまたテレビかなにかで仕入れた情報で、ワサビ丼が食べたいという。しかも七滝周辺でかどやという店のそれが紹介されていたので、そこへ行きたいという。

 ネットで調べて住所なりをナビに入れて伊東の宿を出発。国道135号を南下して河津で山の方に入る。途中でトイレ休憩とかをいれたので七滝附近に着いたのは12時少し前なのだが、かどやの駐車場はかなり一杯で数台入れるかどうか。なんとか車を止めると、待つ客が店の外まで溢れている。まだ12時前なのに。店内で順番待ちのリストに名前を書くと、だいたい自分らの前に15~20組くらい。たしかお店は2時までの営業とネットとかで書いてあったが、これはもう確実に1時をゆうに回る可能性がある。

 妻に「どうする」と聞くと、「待ちたい」という。とりあえず店内の坐るスペースを少しあけてもらい妻を座らせる。自分はというと、前回来たときに食べた七滝の入り口付近にあるお土産物屋さんに行くと、二組お客がいるだけで空いている。ここを利用すると車を止めておけるし、そのまま七滝のメインで一番生きやすい初景の滝までいける。去年食べたときの記憶ではけっこう美味しかったような。

 このままかどやで待って食べてから、七滝で観光をしたら多分一日終わるかもしれない。そこで戻ってから妻に今回はかどやさんはパスしようと告げて車を移動させて出合い茶屋に向かう。まあ1分もかからないのだけど。

 お店の人はけっこうフレンドリーで身体の不自由な妻のことも気遣ってくれる。これも前回同様。あとで教えてくれたのだが、お店の多分おかみさんらしき女性は、父親が妻と同じ病気で介護してたということだったとか。ここでは自分は去年と同様に猪汁とわさび丼のセット、妻はわさびを練り込んだとろろ蕎麦を頼んだ。

猪汁とわさび丼

 なんとなくわさびの量が少なめ(?)かと思ったのだが、まあまあ美味しいし、猪汁も具沢山でこちらも美味い。妻と分け合って食べた。あとでこれもお店の人が話してくれたのだが、今年はわさびが品不足でお土産用のわさびも以前よりも倍近くするのだとか。お店でも丸々一本を出してお客がすりおろして食べるみたいなことは出来なくなっているという。なんでも台風などでこの地域の棚田がかなり深刻な影響を受けているのだとか。お土産売り場でもわさびは一本が千円くらい、少し大きいものだと2千円以上みたいなことになっている。

七滝

 食事の後は、これも去年と同様に車をおかしてもらいやや登りの遊歩道を初景の滝をめざしていくことにする。しかしたった一年だけど、けっこう登りの遊歩道は押しているこちらの足にくる。まあ66という年齢を考えればいたし方ないのだろうけど。

 遊歩道のあちこちにちらほらと紅葉があるのだが、伊豆のこのへんだとまだ少し早いのか。なんともいえないけど、まあ季節のアクセントにはなっているか。

 そして初景の滝と伊豆の踊子像にご対面。

ループ橋

 河津七滝に行くには伊豆の中央を縦断する414号を通るのだが、ちょうど七滝に行くあたりに山を大きく下るループ橋がある。多分これまでにも下ったり、上ったりしたことがあるのだが、ちょうどループ橋の下の部分に車を止めて、写真を撮ったりするスペースがあったので、七滝の帰りにちょっと寄ってみた。

河津七滝ループ橋 - Wikipedia (閲覧:2022年12月2日)