11月3日(日)
一昨日、久々にTSUTAYAでDVDを借りてきた。5本で1100円だったか。DVDはかれこれ半年以上借りていない。NetflixやらAmazonプライムやらというサブスクのせいもあるかもしれない。なのでTSUTAYAに来たのもそれくらいぶり。
レンタルコーナーはDVDは同じくらいだが、CDは圧倒的に少なくなっている。音楽産業は完全にサブスクにとって代わってしまったようだ。CDの棚はレンタルコミック本が占めている。TSUTAYAは貸し本屋になってしまったようだ。でも、コミックもどんどん電子がメインになりつつあるから、これもとりあえずの穴埋めかもしれない。
いろんな意味で、もうTSUTAYAもオワコン企業なのかもしれない。一時は取引先の日販を凌駕する一大出版勢力だったが、それも終わりのように思える。レンタルからサブスクの方向にシフトしつつあるがそれも難しい。頼みのつなはTカード、Vポイントのビッグデータのマーケティング利用なんだろうけど、それも以前ほどの占有性はないような気がする。
話がそれた。まあいつものことだ。DVDの話だ。新作棚を見ると『オッペンハイマー』があった。これはまだサブスクでは無料になっていないので観ていない。早速レンタルすることに。あとは去年の暮に公開されていた『翔んだ埼玉』の続編もとっくにレンタル化されていたみたいだ。
一応、観てみたけど、前作同様にネタのオンパレード。まあそれをよしとするかどうか。途中で飽きてきてやめようかと思ったが、終わり間際までは観てたけど、結局最後まで観きることできなかった。気にいったギャグは一つだけ。行田タワーが実は迎撃ミサイルになっているというやつ。埼玉にある唯一の展望タワーについて、「田んぼアート見るだけのために、こんなタワー作るわけないだろう」は笑えた。
夕方、ホームセンターに行き、庭の植え替え用のパンジー、ビオラ、シクラメンなどを16個ほど購入。
11月4日(月)
朝、8時過ぎに起床。妻のデイの支度を手伝うつもりだったが、この日は全国的に休日、文化の日の振替休日だった。妻のインシュリンを打ってから、前日買った花の植替え作業を行う。
まず伸びる伸びたツツジの剪定。本当は5月~6月、花が咲き終わったあとにやるのが普通らしいが、まあやらないよりやったほうがいいかと。花の咲く芽の部分も刈っているかもしれないので、多分来年咲かないかも。
次にラティスや垣根にからまった雑草類を取り除く。垣根を越えて隣家の庭側からも全部取り除く。以前、隣家のご主人から礼を言われたことがあるけど、最近その人あまり目にしない。自分よりも年長のようだったが、体調でも崩されているのか。
その後は花の植替え。植えてある日日草、ペコニアの類を全部抜き、土を少し耕して肥料をまぜ、それから昨日買った花を一つずつ植えていく。本当は一週間前に土の耕しと肥料をいれておくのがいいらしいけど、あくまでなんちゃってガーデニングなので。
このあたりから、腰の痛みとかで休み休みの作業になる。このへんが年齢を感じる部分だ。すべての作業が終わったのは10時半んくらいだったので、2時間くらい作業していたか。あとで二階のベランダから見るとこんな感じだった。
11月5日(火)
そういえばクインシー・ジョーンズが亡くなったらしい。91歳だとか。この人はけっこう前、マイケル・ジャクソンのプロデュースをするずっと前から知っている。多分、テレビドラマの『鬼警部アイアンサイド』のテーマ曲あたりからか。なんとなくイメージ的にはラロ・シフリンと同じ括りだったかもしれない。黒人のジャズ・アレンジャーという部分では、オリバー・ネルソンと同じような人みたいな感じだった。
それがいつのまにか大物プロデューサー兼アレンジャーとしてアメリカ・ポップ・ミュージックに君臨し、レジェンド的存在になっていた。そこまで凄い人かどうかについては、いろいろな意見がありそうだ。
日本では『愛のコリーダ』が有名だし、多分、アメリカではやっぱりマイケル・ジャクソンのプロデューサーで売れっ子になったということなんだろう。メガヒットを記録した『スリラー』は凄いけど、個人的には『オフ・ザ・ウォール』が気に入ってるし、あのアルバムは諸々転機になったアルバムだと思う。あれでマイケル・ジャクソンはある意味一人立ちしたんじゃないかと、そんなことを思ったりもする。
クインシー・ジョーンズの訃報記事の中で、彼がナスターシャ・キンスキーと結婚していたのというのを始めて知った。『テス』の女優さんだったけか。自分が知っている頃は、たしかナターシャ・キンスキーと表記されていたように記憶しているのだが、いつのまにかナスターシャになったみたいだ。自分の勘違いかもしれないけど。
クインシー・ジョーンズさん死去 「スリラー」などプロデュース数々:朝日新聞デジタル
ほぼ一日、自室で中国の文学・上演芸術のテキストを読み続けている。隋唐から宋代、そして元、明、清。
しかし日本は中国語をなぜ日本語的な読み下し文として受容したのだろう。そのまま中国語として受容していたら、東アジアでの両国の関係は違うものになったいたかもしれない。もっと直接的に大陸の文化が伝わったのではないかと思ったりもする。
江戸時代、中国語は唐話とよばれていた。荻生徂徠を中心とした徂徠学派では、それまで日本人が中国の古典を読む際に用いていた返り点による読み下し文を否定して、そのままの語順で唐話を用いて発音してこそ本当の意味が理解できるとして、積極的に唐話を学んだという。
残念ながら徂徠学派の試みはあまり普及しなかったようで、漢文、漢学はそのまま読み下し文を前提に連綿と続いていったようだ。
さらにいうと、江戸時代に外国との窓口になっていたのは長崎であり、中国とオランダだけが通商を許されていた。なんとなく長崎、出島というと、オランダ、蘭学というイメージがあるが、距離的な部分も含め、中国との貿易の方が盛んだったのは間違い。それでいて、中国との交易による産品や学問、書画等の伝わりについては、まとまった形での文献が少ないような気がしないでもない。
元禄元年(1688)の記録では、中国からの来航した船は総数で193隻、来日した唐人(中国人)は延べで9128人に及んだという記録もあるという。当時の長崎の人口は5万人程度だったという。それまで来日した中国人は長崎の各所に居住していたが、この元禄元年に初めて唐人屋敷がつくられて、唐人は一か所に集められたという。
鎖国政策をとっていた江戸時代も、中国との交易により様々な物品が輸入され、さらに隠元禅師のような著名な僧侶や、沈南蘋のような画家、また知識人も多く来日している。中国文化の受容はきちんと評価されるべきなんだけど、多分明治以降のナショナリズムがそれを過小化した部分もあるのかもしれない。
夕方、妻がデイから帰ってきたので一緒に夕食を食べに行く。年金生活者の外食は安いファミレスが中心。この日はサイゼリヤに行く。生ビール2杯とさらにワインのデカンタ500ミリ。ちょっと飲み過ぎたのか、帰宅後はすぐに眠ってしまった。
11月6日(水)
朝からアメリカ大統領選の報道を見ている。
どうもトランプが勝ちそうだ。また暗黒の4年間が続くのかと思うとうんざりした気分になる。
民主党の敗北の理由はいろいろありそうだが、第一には、現職ということで高年齢のバイデンを引っ張り過ぎた。彼の年齢からすれば一期だけで、次の候補を事前にきちんと用意しておくべきだった。そして次が深刻な問題ではあるけど、やはりマッチョな国アメリカでは、女性がトップにつくのは難しいということだ。男たちは女性がトップに立つのが許しがたいことなのだろう。おまけにカマラ・ハリスには、黒人かつアジア系という属性が詰め込まれ過ぎていた。
もし女性をトップに据えるのであれば、周到な準備と戦略、戦術が必要なんだろうと思う。そのうえで白人で高学歴(弁護士とか医師とか)、見た目もいい。できれば東部やカリフォルニア出身ではなく、中西部出身、高校時代にはチアリーダーやってたみたいな大衆性も必要みたいな。
そして配偶者は元海兵隊出身の金持ちとか。そのくらいの白人男性が許容できるような属性がないと、難しいんだろうなと思ったりもした。バカバカしい話だろうけど。
まあ当分、アメリカのガラスの天井は突き破られることはなさそうに思う。
それにしてもまたトランプを選んでしまうアメリカという国、その国民性に改めて飽きれるというかなんというか。正直な感想をいえば、アメリカの半分以上の国民はバカなんだと思う。8年前もそうだったし、今回もそう。それを思い知らされた。
もっともほとんど政権交代というものがない国の人間がそんなことを言っても、「お前が言うな」と言われるかもしれないけど。
夕方、久々にウォーキング。9キロくらい歩いたけど、足がガクガクしている。運動不足なのか、単に歳のせいか。その後はマックで小1時間お勉強タイム。