中古で購入したN-30でUSB接続のハードディスク音源を聴くに際して、iTunesのように簡単にプレイリストが作れないことがわかった。またジャンルやアーティスト別での選曲もままならない。iTunesで保存した音源をHDDにコピーしてもフォルダーやその中の曲をいちいちマニュアルで探し出してみたいなことをしなくてはならない。
今、iTunesで管理している曲は多分11000曲くらいになる。これをマニュアルで検索するのは正直使い勝手悪すぎる。さらにいえばiTunesの中身を見ると、アーティストごとのフォルダの下位にアルバムごとのフォルダーという作りになっている。このままだとそれぞれのフォルダーでアルバムを聴いては別のフォルダーのアルバムを聴くみたいなことになってしまう。まあCDを入れ替える手間だけは省けてはいるけど、このままだとCDチェンジャー以下の使い勝手ということになってしまう。
ネットで調べるとマニュアル操作でプレイリストを作ることは可能ということなんだが、これはiTunesとはまったく連動していない。なので結局はWindows上でフォルダ作ったり、ファイル整理したりとかそういうことが必要になる。しかもノンストップで同じミュージシャンの曲を再生させるには一つのフォルダーに全楽曲を入れなければならない。楽曲は書いたように11000曲を超える。なにか気の遠くなりそうな作業、しかもさほど達成感のないような徒労的作業のよな気がする。
多分、多分だが最新の機器であればこの手の問題はクリアされているのではないかと思う。とはいえ手持ちのものは2011年製のもの、Wi-Fiにも対応していない。IpodやiPhoneも対応しているものとそうでないものがあるらしい。
諦めてIpodのまま従来通りオンキョーのオーディオで聴くことにするか。といいつつ仕事辞めて時間だけはあるのだからと、しこしこHDDのフォルダを編集してみた。基本はiTunesのフォルダーをコピーしてそれからジャンルごとのフォルダーを作ってアーティスト、アルバム単位のフォルダを下位に置く。もうこの手の作業を延々と繰り返す。正直、バカではないかと思う。
作業を始めるとあるはずのアルバムがアーティストのフォルダ―内にない。どうした、消えたのか、何かの拍子に削除したか。でもiTunes上でもきちんと見える。ファイルの保存場所を確認するとなぜかコンピレーションのフォルダ内にあったりする。これがかなり多数あることがわかる。iTunesで取り込む際になぜかわからんがコンピレーションのチェックが勝手に入ってしまうようだ。アルバムごとの音源ファイルをまとめて選択して情報を見るを選び、そこからコンピのチェックを外すと、フォルダーが自動的にコンピからアーティストの方に移る。このへんの原理はよう判らんけど、そういうものらしい。
なのでまずはiTunesのフォルダを整理し直す。さらにいうとなぜか音源ファイルが壊れているものが幾つもあったりして、これは再度CDから入れなおす。とにかくこうした音源ファイルの再整理に多分1日以上費やしたのではないか。それから再びiTunesのフォルダをそっくりN-30に接続するHDDにコピーする。これって著作権的にどうなのかと一瞬よぎるのだけど、元々が購入したCDからしこしこPCを通じてiTunesに保存した音源なのだし、それを複数持っているIpod(家用、車用、外出用などなど)に入れなおしている訳で、しかもまったくの個人利用なので問題はなかろうかとそういう風に思う。あくまでCDはみんな買ったものですから。
最終的にはHDDのフォルダをジャンルごとに分け、それぞれにアーティストごとのフォルダを作り、その下位にアルバムごとのフォルダという風にした。ロック&ポップスはアーティスト数が半端ないのでアルファベット順のフォルダを作ってその中に保存。さらに主要アーティストや、例えばベートーベンの交響曲とかラベルやモーツァルトの楽曲については別にそれぞれフォルダ作ってさらに音源をコピーした。一定の条件を与えれば同期されるようなiTunesみたいな設定があればいいのだけど、そういうのないから仕方ない。まあHDDは1テラあるので容量的には問題はない。まあこんな風にしてみたら、とりあえず検索はしやすくなったし、主要アーティストはノンストップで音楽流すことは可能になった。
しかし、はっきりいってこれは徒労だと思う。