カミさんは身体が不自由なのに、なぜかダムとか吊り橋大好き。そのせいで、ずいぶんあちこちのダムや吊り橋廻りをしている。今回の日光旅行でも特に吊り橋巡りを御所望されているので、日光観光は一切なく、那須塩原方面にドライブしてみた。
まず最初に訪れたというか、偶然通りかかったのがこのダム。なんと黒部ダムという。あの映画にもなった富山のダムのパクリかと思いきや、こっちが元祖みたい。調べると竣工は大正元年。日本最初の発電目的のダムだとか。100年以上の歳月を要しているみたい。
鄙びたというかなんとも風情のあるダムでした。
次に向かったというかこれも通りかかっただけなんだけど川治ダムだったかな。ひょっとしたら川俣ダムだったかもしれない。まあそのへんは適当。ここは風景、水の色がエメラルド・グリーンぽくてとにかく美しかった。
そしてようやく吊り橋巡り。事前にというか、スマホで駐車場のあるところ、駐車場からさほど遠くないところを選んでみた。まあ出来れば車から車椅子で吊り橋までいければベストだし、そうではなくてもカミさんが歩く距離が短い方がいいに決まっているから。それで最初に向かったのが七つ岩吊り橋。
ここは道路に面した駐車場、そのすぐ先に吊り橋の入り口があって、アクセスは最高に良い。おまけに駐車場には足湯があったりもする。全長87メートルで特に揺れもないので渡りやすい。カミさんも手すりにつかまって少しだけ歩いて渡ってみている。
次に向かったのはもみじ谷大吊り橋。
ここは多分、那須塩原でも一番有名な吊り橋。全長320メートルは本州でも最大級。実はこの吊り橋はもう2回だか3回訪れている。車椅子のままで渡ることができるし、周囲の環境も整備されている。
そして最後に訪れたのが、もみじ谷大吊り橋から割と近いところにある回顧吊り橋。
回顧でみかえりと読ませる。
ここは駐車場から渓谷遊歩道を降りていかなくていけない。今回の吊り橋の中では一番趣があるまさに山の中の吊り橋というところ。さすがにここは遊歩道がそれほど整備されていないこともあり、カミさんには難しいと思ったのだが、本人がどうしても行くというので時間をかけてゆっくりと向かった。ほとんどカミさんの手を引いて降りていったのでとにかくに時間がかかるし、こちらも疲れた。しかし、山間の渓谷にかかる全長100メートルの吊り橋は本当に雰囲気がある。ただし、夕方以降はけっこうヤバイ霊感スポットなんではないかと密かに思ったりもした。
