吊り橋巡り

 今日はカミさんのリクエストで吊り橋巡りをした。当初は前から行きたがっていた寸又峡の夢の吊り橋に行く予定だったのだが、いろいろと調べていくと、駐車場から吊り橋までかなりの距離を歩くことがわかった。さらに土日などは一方通行で吊り橋を渡ったら、山道を降りて戻ることになるとも。さすがに車椅子のカミさんを連れて行くのは難しいだろうと判断。カミさんは行けるところまで行って、それでダメならば断念すればいいと主張するのだが、さすがに無理ということにした。実際、山道を車椅子押すのは自分だし、車椅子なしで歩かせて途中で断念となったら目も当てられない。

 それで代替案として、行けそうな吊り橋を複数リストしてなんとか納得させた。いずれも一回は行ったことあるところなんだが。

 まずは箱根からほど近いところにある三島スカイウォーク。

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 ここは二年くらい前に一度行っている。日本一の長さだという民間施設。何もないところに吊り橋作って観光客誘致するというのだが、3年で入場者300万人達成ということでたいへんな賑わいで、駐車場に入るだけでもけっこう待たされたりするくらいだ。しかし300万人ということは吊り橋の入場料が1000円なので、これだけで30億円になる。さらに土産物などに落ちる金をあり、かなり成功したビジネスということになる。

 まあなんてことない、ただただ長くて、全長は400メートル、谷底までの高さは70メートル。歩道幅は1.6メートルで車椅子とかで余裕で通行できる。吊り橋好きなカミさんが、手すりに摑まりながらゆっくり歩いて渡りたいらしいのだが、ここは左側通行なので、左手が不自由なカミさんは手すりを持って歩くことができない。けっこう混んでいることもあり、歩行は前回もそうだったが無理なので、ずっと車椅子で通った。

 まあ空いている時間帯とかだったら少しは歩いて渡れるかもしれない。とはいえ左側通行ではやっぱり難しい。以前行った茨城の竜神大吊り橋は右側通行だったので、カミさんは半分くらいの距離を歩いて渡ったのだけど。

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 雲間に顔を出した富士山。

 2時間くらい三島スカイウォークでうろうろとした。それから向かったのが神奈川県の宮ヶ瀬にある水の里大吊り橋。

tabi-mag.jp

 ここも以前行ったことがある。多分もう5年以上前かもしれない。宮ヶ瀬ダム周辺は近くに家の墓があるので、時々遊びに行く。この吊り橋も墓参りの帰りにうろっとして見つけたところだ。全長335メートルで出来た当初は日本一の長さだったのだが、今は第5位だとか。

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 以前にも書いたけど、この宮ヶ瀬の一帯は子どもの頃に一度父親と自転車で来たことがある。当然、ダムも出来ていなかったので、このへんは宮ヶ瀬渓谷と呼ばれていた。山道を延々自転車を押して進んだことをまだ覚えている。もう50年以上前のことになるのだが。

 吊り橋はかなり空いていたので、カミさんは少し歩いては車椅子に乗ったりしてゆっくりと渡った。向こう岸は広い公園になっていた。ダムまでの連絡遊覧船があり、最終船はダムまで行って戻ってくるという。カミさんに聞くとぜひ乗りたいというのだが、船着場までは長い階段があり、ちょっと難しいかと思ったのだが、なんとか頑張った。

 左側は機能全廃なのだが、右足だけで体を支え、左足を体ごと持ち上げるようにして、短い距離はなんとか歩行する。早期リハビリでなんとかこれが出来るようになって、なんとかやってきている。エライものだと常々思っている。

 遊覧船は空いているし、快適だった。宮ヶ瀬湖の全貌もなんとなく掴めた。そして巨大なダムとダムに隣接した船着場なども飽きることがない。途中でいつもは車で通るだけの虹の大橋を眺めたりと、30分くらいの時間だったがけっこう楽しめた。

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虹の大橋

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宮ヶ瀬ダム