二日目の11日はカミさんが行きたいという場所へ行くことにした。
明治の元勲松方正義が切り開いたという大牧場で東京ドームが実に178個分という広さ。今は観光農場がメインであるが牧場としての事業も継続中とか。
ちなみに松方正義は薩摩閥で総理大臣になった人。明治の元勲での子どもが神戸造船所を経営し西洋美術館の元となる松方コレクショでも有名な松方幸次郎は正義の実子でもある。まあどうでもいいことだけど。
この牧場にカミさんが来たいというのは、実は2時から1時間だけ販売するという行列の出来るソフトクリームを食べたいというもの。なんかテレビのワイドショーで見たのだとか。こういうやつね。
12時過ぎに牧場に着いてから園内(牧場)をうろうろして、売店で牛やら厚切りベーコンの串とか食べながらひたすら待つ。2時半頃に売り場に行くとそこそこに行列ができていきたのでそこに並ぶ。で、2時から販売。
最初に言っとくけど、ちょっと甘い、濃いめのソフトクリーム、それ以上でもそれ以外でもない。これリピーターっているのかなって感じである。カミさんは満足のようだったけど、個人的には微妙。わざわざ那須までやってきて、1時間以上待って食べるソフトクリーム。そういうものに価値を見出せないタイプなんで、自分にとっては割と無意味な時間の使い方っていう感じ。まあこれは価値観の問題なんでしょうけど。
その後、時間も3時を回っていたので、近隣観光で行けるとこと思い、スマホでいくつか検索。以前行ったことがあるところだが、カミさんが無類の吊橋好きなのでここに行くことにする。
もみじ谷大吊橋。
全長320メートルでそこそこ景観の良いところである。前に来た時は途中まで歩いて渡ったカミさんは、今回はずっと車椅子のままだった。風があるからとかいろいろ言っていたけど、やっぱり少し太ったこととか年齢とかあるんだろうなとは思う。まあそこそこ人もいたし、カミさんのペースで歩くと、けっこう渋滞ができかねないところもある。
あとここもそうだけど、左側通行のため、左が不自由なカミさんは手すりを持って歩くことができない。観光地の吊橋は左通行だったり右側通行だったりとけっこうまちまちなんだけど、記憶的にはけっこう左側通行が多いような気もしないでもない。まあこういうのは仕方ないことだけど。
ちょっとこの雰囲気、東山魁夷風でもある。まあわかる人にはわかる。