初めてヘルパーさんがきた

先週から妻は毎週水曜にデイケアに行くようになった。デイケアが決まったのでようやっとそれ以外のサービスの手続きもできるようになった。ヘルパーには週2〜3回来てもらうことを考えていたのであが、ケアマネとのやり取りをすべて妻にまかせていたら、とりあえずヘルパーも週1回ということになってしまった。
妻曰く、「デイの日は帰るのが遅いから食事作るのが遅くなると思った」ということらしい。それ以外の日は自分で夕食を作るという。確かにここ一ヶ月くらいずっとそうしてきている。私が帰宅してもたいてい作っている途中なので手伝ったり、交代して作ったりということになることが多いのだが、とにもかくにもそうしてきている。片手だけでなんとか夕食作りが出来るようになったのだから進歩だと思うし有難いことだとは思う。
あとヘルパーがくるのを娘があまり心良く思っていないらしいとは妻の弁だ。やっぱり見ず知らずの他人が家に入り込むのである。なんとなくしっくりこないのだろう。そういうこともあって妻はヘルパーが来るのをデイにいく水曜だけということにしたらしい。
その日は仕事やらなんやらで帰宅したのは9時を回った頃。ヘルパーのことを妻に聞いてみると料理を手伝ってもらうと身体介護になるといわれたという。料理の手伝いは生活援助だろうと思っていたので、どうにも合点がいかず今日電話で問い合わせてみた。ヘルパーの説明では、妻の料理作りは非常に危なっかしいので、見守りになるのだという。見守りは介護保険では身体介護にあたるので点数をつけさせていただきたいという。確かに包丁を使う時など、傍から見ているとけっこう危なっかしいとは思う。
ヘルパーは、「訪問リハでOTに来てもらって、調理方法などを習うのいいかもしれません」とも言った。そういうサービスが受けられればいいのだけど、訪問リハは人手不足で要望を出してもなかなかきてもらえないのが現状なんじゃないのかと逆に聞いてみたのだが、ヘルパーは「そうなんですか」と言うばかりだった。
結局、一人で料理作ることが出来るようにはなったのだけど、妻の状態からするとそれはまだまだ「安全にできる」というところまではきていないということなんだろう。身障者としての自立の一里塚ということなんだろうな。