南沙織〜「春の予感」

そんなわけで、って何がそんなわけなんだか、とにかくユーチューブにハマってしまい、明け方まで数珠繋ぎのようにいろんなものを検索しては観て、これはというものをダウンロードしたりしていた。カセットテープの整理をして泉谷しげるの初期のアルバムなんかを聴いたものだから、その流れで泉谷で検索したら古井戸の「ポスター・カラー」なんかも見つけてしまい、これはお宝ものだとばかりに速攻ダウンロードする。この曲、よくコピーして歌いました、恥ずかしいけれど。
それでほとんど明け方くらいまでユーチューブ見てたのだが、古いフォーク系の人をつらつら見ていて斉藤哲夫あたりから、関連で宮崎美子のあの懐かしいCMとかもゲットした。ジーパン脱いで水着になる太めで健康そうな女の子のやつね。で、そこから懐かしいアイドル特集みたいな風になって、いろいろ見ていき最終的には自分にとってアイドルの原点ともいうべき二人の画像に到達しました。しかし五十を過ぎて、俺って何やっているんだろう。
一人はジャネット・リン。札幌五輪でフィギュア・スケート三位になった可憐なアメリカのスケーター。しかしけっこうお宝映像があるもんだね。しりもちついて話題になった札幌での演技だけでなく、全米選手権のものまである。たいへんお好きな方、ご奇特な方がいらしゃるんだな。
そしてもう一人の、私にとっては別格的なアイドルであるこの人、南沙織にいきついてしまいました。しかし、30年以上も前のアイドルなのに相変わらず好きなんですな。もう、虎の縞は洗っても落ちないみたいな感じ、ってちょっと喩えがちがうな。
南沙織がどんなに素敵だったかは、とりあえずこのビデオ・クリップを見ればわかりますね。ちょっとはにかんだり、伏目がちな視線とか、表情豊かにアップが続くこのビデオはおそらく資生堂のCMのロング・バージョンかなんかなんだと思う。そしてこの「春の予感」という曲がヒットした翌年、この人はもじゃもじゃ頭の写真家と結婚して人妻になってしまうんだよな。
あれからどれくらいの年月がたってしまったのか。でも、画面の中の彼女は永遠に若く、美しいまま。

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