ガトー・バルビエリ~Qué Pasa-ガトー・イズ・バック

 勢いずいてガトー・バルビエリのCDを買い続けている。そのうち80年代、90年代に主にコロンビアで吹き込んだCD3枚をまとめた廉価版セットがあったので、すぐにポチったのがこれ。

Gato Para Los Amigos/Que Pasa/Che Corazon

Gato Para Los Amigos/Que Pasa/Che Corazon

  • アーティスト:Barbieri, Gato
  • 発売日: 2013/11/05
  • メディア: CD
 

  お得な三枚組である。その中で一番最初に聴いているのがこの「Qué Pasa」。ガトー・バルビエリ14年ぶりに録音した1997年の作品だという。

Que Pasa

Que Pasa

  • アーティスト:Barbieri, Gato
  • 発売日: 1997/04/22
  • メディア: CD
 

 幾つかのサイトで調べたことでいうと、プロデューサーに当時流行したスムース・ジャズを主導したフランス人プロデューサー、フィリップ・セスが起用されている。全体として当時流行っていたイージー・リスニング系のムードっぽい曲調のサウンドだ。

  とはいえアレンジがソフトなものになっていてもガトーはガトーだ。豪放にブローし、時に情緒あふれるエモーショナルなテナー・チューンは健在である。1997年というと1932年生まれのガトーはすでに65歳。ミュージシャンとしてはもう老境に入る時期だ。かっての荒々しさはないかもしれないが、一音だけでガトーとわかる。

 曲はセスとガトーが半々らしい。全体として打ち込み系のリズムでメローなイージー・リスニング調だが、ガトーの曲には彼らしいラテン・フレーバーが溢れている。ほとんどの曲が心地よく響いてくるが、その中でも10曲目の「グラナダ」が出色の出来。ガトー・バルビエリ健在を思わせる。なんというか、聴いているうちに込み上げてくるものさえあるような、まさにガトー・バルビエリ的作品だ。


Gato Barbieri-Granada