国際医療センターへ

 兄のつきそいで再び日高の国際医療センターへ。兄は日曜に退院したばかりなのに、また通院で検査なのだという。このへんがなんとも割り切れない部分でもあるのだが、大学病院なんてそんなものなんだろう。検査は心臓のCTをとるというもの。9時ジャストに病院に入り、受付をすませてそのまま兄は検査室へ。こちらはただひたすら待っているだけである。こうなることは分かっているので、少しは学習したつもりで、この日はノートPCを持参した。この病院にはスタバが入っているので、グランデ頼んで、ここ何日かの仕事絡みメモをまとめた。
 PCやってるとけっこう時間の経つのも早い。とはいえ11時半ぐらいになるとPCのせいか、待ちのせいか、さすがに疲れた気分になる。結局、兄から検査終了の連絡があったのは12時を少し過ぎた頃。検査室に迎えに行き、そこで医師からの今後の治療方針、というよりも検査方針の説明を受ける。12月中に一度、毛呂の大学病院で検査を受ける。何でもそっちにしかない器具を使うのだとか。年明けにさらに一度医療センターで検査を受け、それからカテーテルによる治療に入る。もしそれがうまくいかなければ、バイパスの手術になるのだとか。
 医師の説明はだいたい5分くらい。3時間以上待って5分、これも致し方ない。
 すでに1時をだいぶ回っている。これから会社に戻ってもどうか、今日はあまり予定も入っていないので休みにする。その後、食堂でやや遅い昼食をとったら、すでに2時をだいぶ回っている。そうなるとこの後をどう過ごすかということになる。そこで以前、川越の市役所で介護保険の説明を受けたときに、介護保険の利用については地域包括支援センターでの対応となるといわれていたのを思い出した。兄は介護認定調査の後、つい先日結果が出て要支援2という判定を受けている。要支援でどのくらいのサービスが受けられるのかがわからないので、一度支援センターに行って話しを聞かねばと思っていた。そこで、持っていた資料とかを見ながら、兄の住む地域の包括支援センターを探し、すぐに電話をしてみる。急で悪いが話を聞きたいということでもっていくと、3時過ぎにアポイントがとれた。
 包括支援センターは笠幡からは車で10分足らずのところにある。病院が併設しているデイケアだかデイサービスだかの施設がセンターを兼ねている。入り口付近にはお迎えを待つ車椅子の老人が沢山いる。その間を縫うようにして受付で用件を言うと、担当の女性が出てきた。そこで兄の状態、病気のこと、金銭感覚や家の管理とかができないこととかを説明する。担当者はやはり週3回の透析治療がひっかかっているようで、施設への入所も視野に入れてみたいなことを話す。こちらとしてもそれを考えないでもないが、最初はヘルパーによる生活援助や週1回程度の通所とかを希望するみたいなことを話した。合間に、妻が10年前に脳梗塞で方麻痺になったので、介護保険によるサービスを受けていることなども話した。
 最終的には一度、自宅に担当者と看護師が訪問して詳しく話しを聞き、そのうえでどういうサービスを受けるかを決定することになり、翌週月曜日に訪問するということで、これも立ち会うことになる。普段、ほとんど休みもなく、休むとすればだいたい妻のことや子どものことでしかないが、これにさらに兄のことが重なり、ここ一月半の間にもう何度か午前休、午後休と続いているのだ、この案件はしばらく続きそうな気がする。夕方、兄を送ってからぐったりして帰宅した。