歯の話

 昼に池袋の歯医者に予約を入れていた。木曜日に奥歯を一本抜いたのでその消毒を。抜く前の説明では一番奥の7番目なので抜いてもそのまま放置といっていたのに、今日になってそのままにしておくと、噛み合わせの関係で上の歯が伸びてきていずれ抜けてしまう。それを防ぐため抜いた歯のところにはブリッジで補強する必要ありで、金額は15万とか。

 なんかこういうのってほとんど詐欺みたいな話だと思う。昔は歯を抜かない、出来るだけ残すのが主流だったのだが、今はインプラントの影響もあるんだろう、すぐに抜くという選択肢が提示される。まあ歯医者も商売だし、保険外で手っ取り早く儲けるにはインプラントということなんだろう。それ以外だとセラミックで被せものや差し歯、ブリッジなどなど。去年も1年通って30~40万かかったものね。

 いつも思うのだが、還暦過ぎたこの年齢で歯にそんなに金かけてもいいのだろうかと思わないでもない。虫歯の多かった子どもの頃の感覚でいえば、60歳になったら多分総入れ歯になるだろう思っていた。それが今どうかといえば、前歯の差し歯が3本、奥歯はほとんど被せものしてるけれど、いわゆる入れ歯とは無縁である。そういうのは多分、歯医者の治療の進歩でもあり、例の歯根治療の賜物かもしれない。さらにいえば30代からずっと愛用しているブラウンの電動歯ブラシの影響もありか。

 さらにさらにいえばここ1~2年愛用している重曹使った歯磨きのせいか、歯がツルツルというか歯石があまり付かなくなっている。そういうのもありかとも思う。

 とはいえこれからは徐々に自分の歯は少なくなっていくだろう。年を取るということはそういうことだ。まあ見た目とかは気にする必要もなくなるので、最低限の治療、出来るだけ自前の歯が維持できればいいかと思ったりもしている。