All Sides of the Roxy: May 1978

 ユーチューブでつづれ織りみたいにいろいろ視聴していて、トッド・ラングレンの「SHE’S GONE」が見つけた。ホール&オーツの名曲である。しかもほとんどダリル・ホールが歌っているような感じなのである。すぐにポチとして今日届いた。 

All Sides of the Roxy: May 197

All Sides of the Roxy: May 197

 

   早速聴いてみる。う〜む、確かにホール&オーツである。クレジットをよく見るとなるほどである。ゲストでホール&オーツが出てこの曲をやっているのである。トッドも歌っているが基本バックコーラスのよう。よくよくきちんと聴いてみると歌の前にMCがあり、きちんとホール&オーツが紹介されていた。

 この他にもゲストでスティーヴィー・ニックスが出ていたりして、このライブ盤けっこう感動ものである。1978年、ロックにとっては古き良きいい時代といえるのかもしれない。自分はというと多分大学生くらいの頃だろうか。

 このライブは1978年5月にハリウッドのロキシー・シアターで行われたもの。2018年春に発売されたものだとか。

 収録曲はこんな感じである。

 CD 1 - THE ROXY SIMULCAST - 23rd MAY 1978:
1. WOLFMAN JACK INTRODUCTION
2. REAL MAN
3. IT WOULDN’T HAVE MADE ANY DIFFERENCE
4. LOVE OF THE COMMON MAN
5. LADY FACE
6. LOVE IN ACTION
7. NEVER NEVER LAND
8. YOU CRIED WOLF
9. RANGE WAR
10. BREAD
11. CAN WE STILL BE FRIENDS
12. BLACK MARIAH
13. DON’T YOU EVER LEARN?
14. SOMETIMES I JUST DON’T KNOW WHAT TO FEEL
15. BLACK AND WHITE

CD 2 - THE ROXY SIMULCAST - 23rd MAY 1978:
1. A DREAM GOES ON FOREVER
2. MEDLEY:
I’M SO PROUD
OOH BABY BABY
LA LA MEANS I LOVE YOU
I SAW THE LIGHT
3. EASTERN INTRIGUE
4. INITIATION
5. COULDN’T I JUST TELL YOU
6. BAND INTRODUCTIONS
7. HELLO IT’S ME
8. HANG ON SLOOPY
9. SHE’S GONE
10. JUST ONE VICTORY

CD 3 - ANOTHER SIDE OF ROXY – MAY 1978:
1. REAL MAN
2. IT WOULDN’T HAVE MADE ANY DIFFERENCE
3. LOVE OF THE COMMON MAN
4. LADY FACE
5. LOVE IN ACTION
6. THE LORD CHANCELLOR’S NIGHTMARE SONG
7. YOU CRIED WOLF
8. CAN WE STILL BE FRIENDS
9. BREAD
10. THE VERB “TO LOVE”
11. MEDLEY:
I’M SO PROUD
OOH BABY BABY
LA LA MEANS I LOVE YOU
I SAW THE LIGHT
12. DETERMINATION
13. HELLO IT’S ME
14. LOVE IS THE ANSWER
15. JUST ONE VICTORY

  ライブ盤だけに少々荒っぽい演奏ではある。録音もけっして良いとはいえないかも。でも70年代のある種の雰囲気を感じさせるのは確かだ。曲もヒット曲満載で嬉しい。

 ジャズの名盤がスタジオ録音よりもクラブなどでのライブ盤が多数あるのに比してロックは少ないように思う。ライブ盤というと大きな器のものが主流だ。しかし小ホールでのライブとかも実はけっこうあったのではないかと思う。まだポップミュージックやロックが巨大ビジネスになる以前の話ではあるかもしれない。

 このアルバムもトッド・ラングレンアーカイブ・シリーズの一環だと説明されている。今後もこうしたライブ盤が多数出てくるのかもしれない。ファンにとっては嬉しいことである。

 ロックもジャズのように様々なライブ盤が出てくるのかもしれない。ただしCDやレコードが個人で収集される時代ではないので、それらもまたクラウドアーカイブされ、我々はそれを好きな時に聴くという時代になるのかもしれない。