リンゴの収穫に行ってきた(11月22日)

 土曜日、妻の実家のリンゴの収穫を手伝ってきた。

 去年もちょっとだけ手伝いに行ったのが10月の末で、そのときはまだ収穫時期ではなく、リンゴの玉回しをして。リンゴの表面積の半分くらいが赤くなっていると、当然裏側はまだ白っぽい。そこでリンゴをくるりと回して、白い側を日に当てる。それを延々と繰り返す。

 今年は時期的には11月の後半なので、けっこう収穫が進んでいる。聞けば、11月の中旬くらいから真っ赤になったものから、収穫するのだとか。そしてまだ白みが残っているものは玉回しをしてと。

 家を8時くらいに出たので、長野に着いたのは11時くらい。すでに駐車場の両側には収穫して選別したリンゴがコンテナに積んである。そこで車を駐車場の奥、ほとんど畑の方に入れる。するとまだ収穫したリンゴの選別作業が始まる。

 リンゴの選別は、傷物や白みが少し残っているもの、また大きさも4種類くらいに分けていく。この作業は長年やっている女性陣、ようはお母さんたちが行う。そして我々手伝い部隊は入らない。まあこれから農協に出すものを、たまにやって来る人間に選別させるのはちょっと厳しいだろう。

 なのでとりあえずリンゴ畑で収穫を行う。採っていいリンゴは、とにかく赤いもの。裏側などに多少白みが残っているものは残す。さらに下側が白いものも残す。ということで選びながらやっていくということで、作業効率が悪い。まあ慣れている人たちだと、瞬時に判断できるのだろうけど、たまに手伝いに来るものちょっと。でもやっているうちにけっこういい加減になっていったりもする。まあ採ってきた実は選別もするのだから。

 作業をしていると、なんとなく今年のリンゴはやや小ぶりな感じがしてくる。あとで聞いてみると全体的に小ぶりで、それでも周囲のリンゴに比べるとまだいい方なのだそうだ。またリンゴには明らかな傷とか、それこそ鳥かなにかが突いたような穴があいているものもある。さらに小さなおできみたいな膨らみがポツンとあるものもある。それは雹害なのだそうだ。具体的にいつとは聞かなかったが、雹が降ったことがあったのだそうな。

 そうこうしているうちに、実は子どもが彼氏を連れてやってきた。子どもにも作業の手伝いを頼んだら、レンタカー借りて来ることになった。なんでも彼氏さんも農作業というかリンゴ、果樹栽培に興味があるのだとか。ということで午後はリンゴの収穫を素人三人で行った。一応、妻も畑に出たけど、片麻痺で杖をついてなので戦力とはいえないかもしれない。それでも本人談では、3カゴくらいは採ったということだ。

 そうやって作業をしていると、次第に採るべき実が少なくなってくる。やっぱり多少とも白みが残っているというと、これは残した方がいいかとそんなことになる。最初、脚立やはしごには登らないようにと言われた。もし落ちてケガをしたらとそういうことらしい。でも途中からやや低めのはしごを使って少し上のものを採ったりもした。

 作業は4時少し過ぎたくらいで終了した。その前に選別したリンゴのコンテナを農協に一、二度持って行った。彼氏君も一緒に行ってもらったが、軽トラからコンテナをパレットに積み下ろす作業とか、けっこう大変だったみたい。なんでも最初に棒積みしてしまったので、積替えることになったのだとか。まあこれはおそらくきちんと指示しないでやらせたのかもしれないな。

 ということで作業終了。日帰りで家に戻った。作業のお駄賃として、不揃いな大きさのもの、多少傷がついたもの、裏側が多少白みがかかったもの、などのリンゴを山ほどもらってきた。子どもはその日リゾートホテルをとっていて、翌日は観光するのだとか。同じように山ほどリンゴをもらって、お菓子作りの上手い友だちを呼んでアップルパイとか作ってもらおうとか言っていた。

 帰り、途中のサービスエリアで小1時間仮眠をとった。今朝は5時起きだったのと、慣れない作業とかで疲れたのかもしれない。考えてみると、その日作業をしていたのは、うちの子どものところ以外は全員60代以上、主力は70代である。日本の農業の未来は暗いなとは思った。

 地元に戻ってちょっと買い物と思いスーパーに寄る。そこで売っていたリンゴは、今回収穫したリンゴよりももっと小ぶりで、けっこう白みのあるものばかり。それでも一個250円くらいする。こんなんでいいなら、採るのをためらったやや白みのあるものは全部問題ないということになるなと思った。もっともスーパーで売っているものは、多分きちんと選別しない収穫してしまうものなのだろう。

 一応、妻の実家のリンゴは同じ富士でもブランド的で、切ってみると蜜が沢山のっている。まあそういうリンゴはやっぱり手間暇かけるということなのだろう。今回、残したリンゴは、数日後に最後の玉回しをして翌週くらいにまた収穫するのだとか。

 リンゴは一日にして成らず、みたいなものか。

 

 
 
 

 

 帰ってから、もらってきたリンゴを確認した。もっていっていいよと言われた中から、妻が選んだものだとか。なんかほとんど傷物とかでもなさそうだ。

 

 

 いくつか皿に載せてみた。ちょっとセザンヌ風に見えないだろうか。