都内徘徊 巣鴨~池袋編 (6月5日)

 午前中、三か月に一度の内科通院と続けて歯科通院。

 ここのところ体重が減ってきているので、数値も良く肝機能のAST、ALTは大幅に改善。血糖値やHbA1cも以前より随分と良くなった。主治医からも褒められた。

 歯医者の方は土台が完成、型をとったので二週間後には差し歯が入る。これで一安心というところ。とはいえ、前歯には他に日本差し歯が入っていて、いずれも20年モノだからいつ取れてもおかしくないし、一つ終わればまた一つみたいなことが続くのだろう。いやだね歳をとるのは。

 

 午前中の通院終了となると、せっかく都内に出てきているのだからどこかへ行くかとなる。でも月曜日は美術館も軒並み休みだし。たしか5月26日にはお茶の水から丸の内の青嘉堂と竹橋の東近美をハシゴしてから、北の丸公園、武道館を通って生まれて初めて靖国を歩いた。その後、飯田橋、市谷、神楽坂と歩いて江戸川橋までいった。

 3月にはお茶の水、水道橋から後楽園、そして伝通院の墓所巡りをしてから池袋まで歩いた。

 

 さてと今回はどうするか。とりあえずお茶の水から水道橋へ出て白山通りを歩くことにする。ただ意味もなく。そのまま行けば巣鴨に出る。40代の頃だったか、上司に連れられてよく飲みに行った。あとは会計ソフトの年末調整処理の講習会がなぜか巣鴨でよくあったので、何度か行った。そんなところか。

 

 まあリタイアした高齢プーさんなので、地蔵通り商店街は相応しいかもしれないなと、やや自虐的に思ったりもして、JRを超え商店街のアーケードを通り、地蔵通り商店街に踏み込むことにした。

 

 商店街のアーケードのすぐ手前左手には江戸六地蔵尊眞生寺がある。

 

 そして地蔵通り商店街のアーケード。

 ウィークデイの昼時だけどけっこうな人出。当然のごとく平均年齢は高い。

 

 よくは知らないが、あんぱんの喜福堂、塩大福のみずの、アジフライのときわ食堂とか有名なところの前を通り過ぎると、ここかみたいな。みずのの前ではおばちゃん、おばあちゃん風のお客さんが列作ってた。そしてみずの食堂の中では、おっさんがビールとアジフライで昼飲みしている。自分もガソリンいれようかと思ったけど、踏みとどまる。最近、歳のせいか一人飲みも以前ほどしなくなってる。

 

 そして途中にあるのがお約束のとげぬき地蔵

 中にははいりませんでした。

 

 商店街(旧中山道らしいけど)は都電の庚申塚まで続く。そこでさてとどうするかと思案。一度も乗ったことのない都電に乗るか、都電に沿って歩くか、いずれにしろ池袋に出ようと思った。それで住宅地の狭い路地みたいなところをしばし歩いていくと、結局のところ大塚の駅に向かう商店街に出た。

 大塚は初めて足を踏み入れる。商店街を歩いていると心なしか焼き肉屋が多いような気がする。そういえば昼飯食べずじまいだったことを思い出す。でも一人焼肉という気分でもないし。ファーストフード系でどこかと思ったら、目の前に日高屋があったので思わず入ってしまう。3時過ぎ、ジイさん一人で生ビール、そら豆、かた焼きそばで遅い昼食。なんかこう貧乏なおジイさんっていう感じ。

 

 その後はただひたすら池袋を目指す。なんとなくランドマークというかあの清掃工場の煙突を目印に歩くことにする。しばし歩くと線路沿いに出てあの清掃工場の真ん前に出る。

 

 そして清掃工場が池袋大橋のすぐ脇にあるのも初めて知った。しかしこの煙突、高さ210メートルあるのだとか。

 

 そして池袋大橋から下の線路を見下ろすと、複層化されてる。多分埼京線の下を山の手線が走っていて、その向こうに湘南ライナーが走っているのか。さらにいえばそのさらに右側を東上線と、そんな感じだろうか。

 

 

 とりあえずお茶の水からまた池袋まで歩いた。あとで地図を見ると巣鴨には染井霊園や隣接した慈眼寺に高村光太郎芥川龍之介の墓があるとか。次回は地蔵商店街ではなく墓巡りとか、巣鴨から一駅戻る駒込六義園とか、そっち方面を歩いてみようかと思ったりもして。

 なんとなく美術館巡りとは別の愉しみ、都内徘徊もちょっといいかもしれないと思ったりもしている。

 

 今回のアバウトな全行程。