伊勢神宮内宮
伊勢志摩への旅行が今回で9回目。
なので内宮への来るのも同じくらいになる。関東住みで9回のお伊勢参りはまあまあ多いほうかもしれない。実際、関東の大きな寺社仏閣への行くよりも圧倒的に多いくらいなのだから。
何度も書いているけれど、子どもが小さい頃は内宮をずっと抱っことか肩車して回った記憶がある。最初は0歳児だったけど、二回目は4歳くらいだったから、もう目の前がクラクラするくらいにしんどかった。なんで抱っこ、肩車かというと、おそらく境内の砂利道をベビーカーで進むのがけっこうシンドかったからかもしれない。そしてその後は、妻の車いすを押して回ることになるとは。今回も車いすを押しては、それなりに難儀した。どうしてこう毎度毎度、苦行をするのか。今回は健保の宿が当たったときに、なんとなくこれがお伊勢参りも最後になるかなと、そんな思いもあったりした。
伊勢神宮内宮に来るのはたいていウィークデイだけど、いつもいつもけっこう混んでいる。2021年に来た時だけは、コロナの影響でずいぶんと空いていたけれど、それ以外はだいたい混んでいる。なので土日とかになると相当な混み方になるのでと思う。駐車場も宇治橋鳥居に近いところになんとか止めることができたけれど、土日となればそこに行きつくまでにもかなりの時間を待つことになるのだろう。
今回は1年半ぶりくらいになるけれど、いつにもまして混んでいる。そしてどの有名観光地がそうだけど、外国人観光客が多い。まあこれはずっとこの国が進めてきた円安観光立国のせいなんだろうなとは思う。その是非はあえて書かない。でもこの国の名所、特に伝統というか古き歴史を知ってもらうのは、まあまあいいことなのではないかと思ったりもする。
宇治橋鳥居をくくり宇治橋を通ると、なんとなく空気が変わってくる。以前はそんなことを思ったこともあるのだが、さすがに何度も訪れているのと、人の多さでそんな神妙な気分を感じることもなくなった。


宇治橋を渡ってから、右手に広がる一面砂利を敷いた神苑を通っても特に霊的な面持ちになることもない。砂利道もある意味すっかり慣れてしまい、ポイントポイントで前輪を少し浮かせて進むだけ。
そして御手洗場を抜けてから、少し降りて五十鈴川のほとりに出る。個人的にはこのあたりの景色が一番好きなところだ。


そして内宮神楽殿を左手に参道を進むと周囲は高い木々に囲まれ、なんとなく霊的な雰囲気が漂ってくる。自分は基本信仰心的なものはほとんどないが、それでもどこかそういう気配を感じる。空気もなんとなく張りつめてくるような。

そして突き当りの左の階段を上ったところに正宮があるというわけだ。
ここまではずっと車いすを押してくるが、正宮への階段だけは妻の手を引いて上る。正宮の奥は布がかけられていて見ることはできない。もちろん写真もNG。そして正宮の右隣には式年遷宮のための場所が整地されている。次の式年遷宮は令和15年(2033年)、あと8年後ということになるようだ。


帰りは来た道ではなく神楽殿を脇を通る。ここで御朱印をいただく。

参集殿の手前の御厩で神馬を見る。外宮の神馬は白馬だったが、内宮の神馬は茶色。鬣が黒っぽいので、これは鹿毛というのだろうか。

さらに参集殿で来年の干支である馬の丸干支を購入して再び神宛に戻る。
そして再び宇治橋を渡って俗世間に戻る。えらいこと混んでいるおはらい町を歩き、おかげ横丁のてごね茶屋で伊勢うどんと手ごね寿司を食す。ここまでがお伊勢詣でワンセットみたいなものだろうか。

伊勢うどんはこしのない、ふにゃふにゃしたうどんを溜まり醤油をベースのたれで食べる。特に絶品ということもないが、伊勢に来たとき、もっといえばおかげ横丁でしか食べない。所謂ひとつの観光名所の名物的なものだ(残念ながら手ごね寿司は写真を撮り忘れた)。
かくして8度目だか9度目のお伊勢参り内宮編は終了。繰り返すけどたぶん次はないような気もする。
最後におかげ横丁はこんな雰囲気だった。

伊勢神宮外宮
内宮が天照大神を祀っているのに対して外宮が祀っているのは豊受大神(トヨウケビメ)。五穀豊穣の神さまとしても知られているのだとか。
内宮は市街地から離れたところにあるが、外宮は伊勢市駅のすぐ近くで町の中にある。内宮、外宮の両方を詣でる際には、外宮を先に参拝することが決められているという。まあして内宮は天照大神を祀っているので、格みたいなこともあるのだろうか。なんとなくトリ的な感じもする。
でも個人的にはけっこう外宮のほうが気に入っていたりもする。正宮の他に別宮としてて土宮、風宮、多賀宮の三つがある。いつも土宮、風宮は行くのだが、多賀宮は階段を上って少し奥に行ったところにある。その階段は二か所あり、さすがにここは妻の手をひいて上る訳にもいかないので、いつもパスしていた。今回はというと、やっぱり伊勢詣のラストみたいなこともあり、自分一人で行ってみることにした。まあ土宮、風宮と変わりのない別宮だ。
正宮の隣には広い整地された場所があり古殿地という。ようは前回の式年遷宮の前に正宮があった場所ということ。そして8年後にはこちらにまた正宮が建つ。スクラップ・アンド・ビルドにより新築と消滅を繰り返す茅葺の掘立小屋の神髄である。






そして参道を戻り左手に勾玉池と奉納舞台を見て、火除橋を渡ると俗界に戻ってくる。時間はほとんど5時近くなっていた。
