ディズニーランド

ほぼ1年ぶりに舞浜に出かけた。これまではだいたい年2回ペースで訪れていたのだが、娘が土日も部活に出ることが多かったこともあり、一緒にお出かけが難しくなってきた。前回は確か3月の春休み期間でディズニーシーだったか。
なんとなくここ数年は春にシー、秋にランドというのが恒例で、いずれも繁忙期でけっこう混んでいた印象。今回は2月なので幾分空いているのではとも思った。
東京ディズニーランドが出来たのは1983年4月だから、まもなく28周年になる。その頃というと26〜27歳である。ハハハ、当然のごとく大昔のことである。開園当初は日本で、千葉で、浦安で、ディズニーランドもないだろうと、ちょっと腰が引けた感じだったか。最初に行ったのは開園1周年を過ぎた頃くらいか。そして当然大好きになった。もともとディズニー好きである。日テレ放映の「ディズニーランド」を観て成長した口である。
一番行ったのはやっぱり30代半ばくらいまでか。時期によっては隔月くらいで出かけてたかもしれない。まあつきあってくれる女の子もいたしな・・・・・、と、少し遠い眼差しで過去の栄光にひたる、みたいな。
まあよいと。その頃の経験則としていえば、ディズニーランドに行くなら2月が一番空いているということ。とにかく寒い日、それこそ雪でも降りそうな日ならアトラクションの数をこなせる。閉園間際のピーターパン4連荘とかも2月だったな。ただし粉雪舞う中でビバーブラザースのカヌーに乗るとかいう苦行もあったけど。
ただし20年前と今では様々に事情は異なるから、それほど期待はしていなかったのだが、結果でいうとまあ大正解だったかな。近来まれにみるハイペースでアトラクションをこなした。ざっとこんな感じである。

キャプテンEO
イッツ・スモール・ワールド
ジャングル・クルーズ
ロジャーラビットのカートゥーンスピン
プーさんのハニーハント
ミッキーのフィルハーマジック
ホーンテッド・マンション
スター・ツアーズ
カリブの海賊
魅惑のチキルーム
キャプテンEO
スペース・マウンテン
ビッグサンダー・マウンテン
エレクトリカル・パレード
ピノキオの冒険
ミッキーのフィルハーマジック

話題の新アトラクション、フィルハーマジックと久々復活したキャプテンEOを2回づつこなして都合16回はけっこう頑張ったと思う。車椅子の妻と中学生の娘の3人でということだから。しかしこうやって書き出してみると、50も半ば近くになるというのに、ちっとも枯れないな俺ってみたいな、ややもすれば諦め感である。けっこう寿命縮めていそうな気もするのだが。まあいいか、今がよければ。
話題のフィルハーマジックはけっこう楽しめた。3D映画としても内容的にも、オールスター勢揃いでもあるし、かなり楽しめる。ファストパス対象アトラクションではないので、えらい長蛇の列ではあるが、1回に450名収容して10分程度のミニ映画だから消化も早いということ。一番混んでいる時には2時間待ちくらいの案内が出ていたが、我々のときはだいたい1時間待ちくらいだった。
ディスアビリティゲストへのサービスとしてゲストアシスタンスカードを利用できるので、列に並ぶことなく待ち時間を休憩したり、食事にあてることが出来るので、これを有難く活用させてもらえた。
朝9時から閉園まで久々に家族3人で楽しめる一日を送れました。めでたしめでたしというところか。
後、キャプテンEOは久々に観れて感動ものだった。フィルハーマジックにしろEOにしろ、流行のエンターテイメントはまさしく3Dなんだろうなというのが実感できた。それにしてもEOはほんと涙なくしては観れないな。マイケル・ジャクソンがもっとも油がのっていた時期だということもあるし、ミニ映画としても本当によく出来ている。
娘の感想は一言、「マイケル・ジャクソンってすごくカッコ良かったんだね」。
そう、若者にとってのマイケルは整形くずれの、奇行の多い元スター、薬中みたいなイメージだったんだろう。それが「THIS IS IT」で実は凄いエンターテナーであると認知して、さらにその一番旬な映像がこのキャプテンEOということになるのだろうか。
デジタルコンテンツとして様々な映像がアーカイブされ、いわば一番良い姿を瞬時に観ることが出来る時代が到来してきている。そうなると若者たちは、過去のスターの歌、演奏、ダンスといったパフォーマンスを同時代的な形でも体験することが可能になるということだ。うちの娘にとっては嵐をカッコ良いと感じるのと同じノリで、一番輝いていた頃のマイケル・ジャクソンを「カッコ良い」と感じているのだろう。