伊佐沼周遊 (9月3日)

 市立美術館の後、伊佐沼に行ってみることにした。

 ここは去年の6月、今年の1月に行っている。いずれも夕方でやや暗くなりかけていた。今回も5時過ぎだけど、盛夏は過ぎたとはいえまだ明るい。そして池の水が並々としている。1月に来たときは水も少なく、岸辺に近いところは干上がっていたけれど。

 沼の中には桟橋のような遊歩道、デッキがL字型になっている。前回もその遊歩道を妻はちょっとだけ歩いたりもしていた。あとで調べると、このあたりは6月~7月にかけて古代蓮が見頃なのだとか。でも残念なことに今年は古代蓮が全滅なのだとか。

何が起きた?!憩いの水辺に異変 古代蓮、今年は「全滅」 川越・伊佐沼、特定外来種の食害原因か|埼玉新聞|埼玉の最新ニュース・スポーツ・地域の話題

(閲覧:2023年9月4日)

 そのデッキでは、おそろいのベストを着たオジさんたちが数名、池の中にしかけた小さな網カゴを上げたりしている。またテレビのクルーがそれを取材している。なんとなく話しているのを聞こえてきたところでは、網カゴでは亀を捕獲しようとしているようだが、もう亀はいないかもみたいな話だった。

 とするとこのオジさんたちは「伊佐沼の蓮を咲かそう会」みたいな地元ボランティアなのかもしれない。まあ大変なお仕事だとは思う。

 

 デッキ桟橋を向こうまで行ってから、まだ明るかったので思い切って伊佐沼を一周してみようと思った。たしか一周は2.4キロくらい。平坦な道なので車椅子を押してもさほど苦にならないだろうと思った。まあ実際そのとおりで、もう少し涼しくなってきたら、2~3周はできそうな感じだった。

 

 

 

 

 例によって池に打たれた杭には白鷺が沢山とまっている。多分、池の中にある島がこのへんの白鷺のねぐらなのか、あちこちから飛んでやって来る。けっこう壮観だ。

 

 

 一周してきてから、もう一度桟橋デッキを歩き、今度は途中で戻った。妻は運動になるということでちょっとだけ歩いた。

 


 周辺にはアスレチック設備のある伊佐沼公園もあるので、子ども連れも多い。そして釣り人もあちこちで糸を垂らしている。ここはヘラブナ釣りメッカでもある。いつも夕方近くに来るので駐車場に車を止めることができるけど、多分土日の早い時間だと駐車場はいっぱいになっているかもしれない。

 でも出来ればもっと早い時間に来てのんびりと周遊してみるのもいいかなと思う。春は桜、夏は運が良ければ古代蓮。東岸の花畑では向日葵やコスモスも咲くという。

 やっぱり水がある風景はいいものだとは思う。