伊佐沼へちょっと寄る (1月19日)

 埼玉県美の後、もう遅い時間だったけど、どこか公園的なところに妻が寄りたいというので伊佐沼に行ってみることにした。

 ここは去年の6月に訪れて以来、その後もなんとなく1~2回行っている。埼玉県で最大の自然沼だそうな。

 しかし時間も5時を回っていたので暗い。杭の上に止まっている水鳥、白鷺とかが見れたらいいなくらいのつもりで行ったのだが、水鳥を観察するのには相当に暗い。そしてよく見ると水がない。いつもだとけっこうなみなみ水があるのだが、岸に近い部分はほとんど干上がっている。雨が全然降ってない影響なんだろうな。2~3日前に降るには降ったが、思ったほどじゃなかったし。

 ということで杭も干上がった水底から直接出ているような感じで、そのうえには鳥も止まっていない。あれって休みながらも水面の虫やら魚やらを狙っていたりするのだろうか。

 ほとんど真っ暗になる中で、遊歩道っぽく整備されている桟橋を歩くことにする。妻も手摺につかまって少しだけ歩く。桟橋の周囲の水もみんな干上がっている。わずかに水溜まりのようにして残る水には鴨が浮かんでいる。

 遠くを見やると、いちおう沼的な感じで水があるにはあるが、それでもかなり水量は減っている。冬場はこんな感じなんだろうか。ここではヘラブナ釣りも盛んらしいが、岸辺に水がないというのは釣師のみなさんも難儀なことになっているのだろうか。

 桟橋を渡って岸辺の並木沿いを少し歩く。多分並木は桜のようなので、シーズンには相当の人が訪れるのだろうか。ここは東西300メートル、南北1300メートルで、一周2.4キロあるらしい。もっと暖かくなったら、車椅子を押して一周してみるのもいいかもしれない。