平塚市美術館で沈没する (12月23日)

 年も押し迫ってきたけど、もう1回くらい美術館に行くかなと思い、さてとどこかないかなとしばし思案。最近読み終えた『日本画の歴史 近代篇・現代篇』の著者草薙奈津子氏が館長を務める平塚市美術館で日本画の企画展をやっていることに気がつく。

湘南の日本画ー院展、創画会の作家を中心に 2021年10月30日(土曜日) ~2022年2月13日(日曜日) | 平塚市美術館

 出展作品の中に安田靫彦『日食』があるので、圏央道走って行ってみた。この美術館は以前小倉遊亀の回顧展を観に行っている。割と雰囲気の良い鑑賞しやすい美術館という印象がある。それで普通に駐車場に車止めて館内に入る。ユニコーンもお出迎えしてくれる。

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 で、受付に行くと座ってる案内の女性が一言こうおっしゃられる。

「展示替えのため展覧会はお休みです」

「え、今日お休み。いつまで?」

「年内はそのままお休みで年明けに再開します」

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 さようなら、ユニコーンということでそのまま退散する。

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 あとでHPを確認すると、確かに右側の「お知らせ」に展示替えの記述があることはある。

 でも最初にまず出るのはこういう画面である。

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 そして画面を下にクロールすると・・・・・

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 右側のお知らせ欄にありましたね。

2021年12月21日 12月21日(火曜日)から12月28日(火曜日)まで、「湘南の日本画展」展示室は展示替えのため休室となります。展示再開は令和4年1月4日(火曜日)です。

 その下にある年末年始の休館・休業のお知らせというPDFを見ると、美術館は開館しているが展示室は休室ということらしい。美術館はやっていますが展示室はお休みという不思議なロジック。そりゃ美術館は展覧会だけがお仕事じゃなく、教育とか図書閲覧とかいろいろあるのだろうとは思う。でも、一般人からしたら展示室がお休みということは、それはすなわち休館ということだと思う。

 願わくば、自分のようなおっちょこちょいが遠くから来て(一応、埼玉から来ている)、がっかりすることないように、HPでの告知はもっと目立つ場所にしてもらいたいとそう思ってしまう。

「美術館は開館していますが、展覧会は展示替えのためお休みしています」という明確な告知をぜひお願いしたいと、草薙奈津子先生には切にそうお願いしたいと思った次第でした。