AC/DC アイアンマン2

Iron Man 2

Iron Man 2

  • アーティスト:AC/DC
  • Columbia
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 久しく煩い音楽聴いていないなということでハードロック系で何か物色してみた。古い人間なんでハードロックもツェッペリンやグランド・ファンク、パープルあたりで止まっている。今さらながら自分の音楽志向は70年代でストップしている。なので所謂ヘビメタ系はきちんと聴いていない。どんなのがあるかという点でも、ぱっと思いつくのがAC/DCメガデス、ガンズ&ローゼズとか。なので少し聴いてみるかとなり、とりあえずTSUTAYAなんかに行ってみる。

 比較的家から近いTSUTAYAなんだが、行くのは久しぶり。なんか棚にかなり変化があり、レンタルCDコーナーはかなり縮小されていて、優に棚2列くらいあったのが半分くらいになっている。その分、レンタル流れの中古コーナーに移動してたり。新譜のCDコーナーもだいぶ減っている印象。サブスク主流でCDレンタルは斜陽ということなんでしょうかね。まあこれはCDに限らず、レンタルDVDも同様の感じ。ネット配信サービスの前にレンタル商売はもう青息吐息ということで、いずれは駆逐されてしまうのではないかと思ったりもする。

 レコードがCDに代わり、昔はレンタルレコードの友&愛なんてチェーンがあったけどあれも消えていった。レンタルは当初映画はVHSだったのが一気にDVDに代わったけど、それもビジネスモデルとしてはそろそろ終わりかけている。ハードウェアの進化からネット関係の普及によっていわゆるエンタメ産業はもの凄い変化を遂げてきた。思えばそういう変化の中に生きてきたんだね我々はと改めて思ったりもする。小学生の時に初めて買ったレコードや大人になってから初めて買ったCDのこととかを、どこか遠い目をしながら思い出すことがある。

 話を戻そう。とりあえず何を借りるかということで、AC/DCメガデス、あとストーンズなどのベスト盤を借りてきた。ストーンズは3枚組だ。ビートルズに比べてストーンズはあんまり聴いていないけど、まあ同時代人だからレコードも何枚か持っていたし、もちろん東京ドームのライブにも行っている。でもレコードはいつのまにか散逸してしまった。なのにCDで買い直さずで今に至るというところである。

 AC/DCメガデスはもちろん名前も知っているし、何度か聴いたことはあるけど、きちんとCD一枚通して聴いたりということはない。そこでまずはAC/DCの方だけど、改めてウィキペディアで確認する。オーストラリアのバンドである。ブルース基調の骨太ハードロックをやる。なんかイメージ的にはハンチング帽のボーカル(ブライアン・ジョンソン)、半ズボンのトリッキーなギター(アンガス・ヤング)の印象が強いのとミディアム・テンポの曲が多いかなと思っていたくらい。

AC/DC - Wikipedia

 しかし1980年発売の『バック・イン・ブラック』は全世界で5000万枚以上売れ、マイケル・ジャクソンの『スリラー』、イーグルス『グレイテスト・ヒッツ 1971-1975』に次ぐ史上3番目に売れたアルバムだったとは。『スリラー』は1982年、イーグルスは1976年、多分70年代後半から80年代にかけて音楽産業の中でロックが一番売れていた時代だったのかもしれないな。

 その頃、自分は何聴いてたかっていうと、洋楽はほとんどベストヒットUSAのチャートを追いかけていた。そしてジャズを60年代から50年代へと遡行しながら、お勉強していた頃だったかもしれない。なのでAC/DCはほとんどひっかかってこなかった。まあそういうものだ。

 借りてきた『アイアンマン2』は映画のサントラ盤で、AC/DCの1976年から2008までに発表されたアルバムから15曲をチョイスしたもの。AC/DCには公式的なベスト盤が出ていないので、このサントラ盤が実質的なベスト盤になっているという。

AC/DC: アイアンマン2 - Wikipedia

1. Shoot To Thrill (Back in Black-1980)
2. Rock 'N' Roll Damnation (Powerage-1978)
3. Guns For Hire (Flick of the Switch-1983)
4. Cold Hearted Man (Powerage-1978)
5. Back In Black (Back in Black-1980)
6. Thunderstruck (The Razors Edge -1990)
7. If You Want Blood(You've Got It) (Highway to Hell-1979)
8. Evil Walks (For Those About to Rock We Salute You-1981)
9. T.N.T. (T.N.T.-1975)
10. Hell Ain't A Bad Place To Be (Let There Be Rock-1977)
11. Have A Drink On Me (Back in Black-1980)
12. The Razor's Edge (The Razors Edge-1990)
13. Let There Be Rock (Let There Be Rock-1977)
14. War Machine (Black Ice-2008)
15. Highway To Hell (Highway to Hell-1979)

 まあ割と馴染みやすいというか、判りやすい曲が多くて流して聴くには十分だと思うしグルーブ感もある。しかし65歳にもなってAC/DCである。まあいいか。


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