日録風~新年早々の諸々

 昨日は新年早々、泌尿器科の通院。相変わらずPSAの数値が高いとのこと。前立腺癌の検査をしたのは2年前くらいなのだけど、その兆候はないとのこと。数値が高いのはただただ前立腺肥大のせいで、基本投薬で経過観察。これも微妙。

 通院の後、川越の年金事務所へ。兄の年金未支給分の請求と相続手続き(?)。年末から通算して3回目の来所になるのか。ようやく書類が揃って受理される。その後、兄宅にて部屋の片づけ。

 今日は自宅で兄の郵貯の口座の停止と相続の手続きの書類書き。午後は川越の本局に提出。わずかばかりの残高で、まだ引き落としもあるにはあるので、そのままにしておいてもいいのだが、一応これも凍結する必要があるし、残高は自分が相続することになる。一応、書類を受理してもらい、後日郵貯のセンターから必要な書類等の案内がくるので、それを元に謄本等を用意して再度窓口に提出という手続きになるようだ。

 多分、このためにまた兄の除籍謄本、住民票の除票、自分の戸籍謄本等も必要になる。相続のためひょっとすると親の除籍謄本等も取り寄せる必要もあるのかもしれない。なんだか物凄い煩雑な手続きだ。そこそこの預貯金資産でもあれば致し方ないのだが、残高は本当にわずかなものだし、そのために役所にいって書類を請求する、そのうえで何度も窓口に足を運ぶという労力。全部放棄したい衝動にかられるけれど、まあ致し方ないのかもしれない。

 しかしこういうのも一種の経験なのかもしれない。父親や祖母が亡くなったときにも、多分同じようなことをしているはずなのだが、20年とか30年も前のことなのでほとんど忘れてしまっている。ただし、今回のことについて落ち着いたら、全部まとめておいてもいいかもしれないと思っている。なんなら自分が死んだ時に、カミさんや子どもが途方にくれないようにという部分もあるかもしれない。

 こういう手続きの煩雑さがあるからこそ、多分なんとか書士みたいな職業が生業として成立するのかもしれない。思うに今マイナンバーカードを政府が推進している。国民を一元的に管理しやすいためにIDコードを作るということなんだろう。しかし様々紐づけを行うにしても、もしマイナンバーカードが普及したとして、今のこの国の事務管理のベースとなっている文書主義、申請主義が軽減されるのかどうか、はなはだ疑問ではある。

 例えばだが、マイナンバーと戸籍、住民登録等がすべて紐づけされたとして、マイナンバーカード一つあれば、戸籍謄本を取ったり、それを提出するという手続きがなくなるのかといえば、多分そんなことはないのだろうと思う。それはそれということ。そのうえで、マイナンバーが普及したとして、なんでわざわざカードを作る必要があるのかどうか。しかもパスコードを数年に一度更新の必要とかなんとか。電子申請にしてもこの国のシステムの脆弱性とかを考えると諸々問題はある。おそらくマイナンバーの一元管理が可能になったとしても、おそらくそのデータはAmazonあたりのサーバー上で管理されるのではないかと思ったりもする。

 まあこの手のよもやま話はどうでもいいかもしれない。とりあえず年金関係は終了。郵貯は手続きの前段階が終了したというところだ。この日も郵便局の後、夜6時過ぎに兄宅に行き整理の続きを行った。