日録~銀行・郵便局・市役所・DVD整理

 午前中は書類書き等で過ごす。午後はまず銀行に行き、団地の管理費の引き落とし手続きを。これまで管理費だけは兄の口座から落ちていたので、これを自分の口座から落ちるように手続きしなくてはいけない。

 いずれ売却するか誰かに貸すかしなくてはいけないのだろうけど、そのためにはそこそこのリフォームが必要だし、そうなるとそこそこでは済まない金がかかる。不動産屋を通して誰かに貸しても古い団地なので、満足な不労所得が得られるかといえばまず難しい。やっぱり売却かなとも思う。いずれにしろ管理費はただただ落ちていく無意味な金ということになるので、早く売り飛ばすことも考えていかなくては。

 その後、郵便局に幾つかの引き落としや名義変更の郵便物を投函。あわせて妻の分の喪中葉書も頼まれていたので投函する。

 それから昨日に引き続き川越の市役所に行き身障者手帳の返却を行う。これでしばらくはこの役所に来ることはなさそう。後は横浜に行って兄の除籍謄本を取り、ついでに自分の戸籍謄本も取る。これは墓の所有権変更のために必要になる。兄に資産とかがあれば相続なりが発生するので、戸籍謄本は必須でさらに何枚か必要になるのかもしれないが、そういう手続きだけはほとんど必要ないみたい。

 墓についてもつくったのは父親が死んだときで、兄と自分の二人でたてたものだ。ここ10年くらいは毎年の管理費も自分が払っていたので、兄は名義上所有してたに過ぎない。所有権変更ももっと前にしてもよかったのだが、手続きが面倒なのでそのままにしてきた。結局、こういうバタバタのなかでそれをしなければならない。面倒ごとは優先的にすませるは、仕事のうえではずっとそういう風にしてきたのだけれど、私事になるとつい後回しにしてしまう。

 銀行、郵便局、市役所とはしごした後で、ホームセンターによりダンボール函を買う。兄のDVDを捨てるために必要になるから。これまでダンボールというと会社購入のものが常に常備してあったし、さらに取次からももらっていたのでいつでも使うことができた。5~10個くらいであれば普通にもらっていたのでダンボールを買うなんて思いもしなかった。とはいえ仕事を辞めたとなると、ダンボールをまとめて入手するとなるとホームセンターで買うということになる。結局1枚178円のものを10枚購入。サッカー台で自分でヒモかけして取っ手をつてけ車に載せた。

 兄宅についたのは午後けっこう遅い時間だったが、そこからDVDを箱詰め作業を行う。DVDはテレビドラマ中心で、やれ渡瀬恒彦だの、沢口靖子だの、ようは連ドラものを律儀に録画している。それを50枚~100枚くらい入るプラスチックのDVDフォルダーにいれて本棚やカラーボックスに入れている。ダンボールを組み立ててはそのDVDフォルダーを詰めていく。全部ダンボールに詰め込んだら8箱になった。

 本人にとっては価値あるコレクションなんだろうが、死んでしまえばそれはただのゴミでしかない。判りきっていることだけどなんとも悲しい話である。自分も購入した映画のDVDやダビングしたサッカーのDVDの類が多分千枚くらいあって、兄と同じようにプラスチックのDVDフォルダーに収納して保管している。さらに音楽CDも多分同じくらいは優にあると思う。これも自分が死んだらただのゴミになるんだろう。それを思うと、生きているうちに始末しておくのがいいのだろうが、こればっかりは多分捨てられないと思う。

 10代、20代の頃、貧乏な中でもちょっとずつ買ってきたレコード。30代になってから少し余裕も出てきてから買い始めたCD。そして40代以降になってから取りためたビデオカセットをDVDにダビングしたりしたもの、さらには購入した映画DVDなどなど。老後は音楽と映画三昧とか思いながら集めてみたものだが、いざ仕事を辞めてみてもちっとも暇にならないし、ぜんぜん映画とかも観ていない。そういうもんなんだろうなと思いつつももどうにも納得ができない。

 自分が急死するようなことになれば、多分子どもがブツブツ言いながら片付けるか、あるいは一気に業者に出して廃棄するだけのことなんだろうなと思ったりもする。兄のDVDも箱詰めはするが、最終的には業者を通じて廃棄するつもりだ。出来れば年内に遺品整理の業者を呼んで始末しようと思っている。ただし出来るだけ搬出しやすいようにやれる限りで箱詰めとかをしてしまおうと、そんな風にに思っている。

 結局DVDの箱詰めと書棚の本をまとめて縛った。次にやるのは衣類関係、これもほとんどが自分がやったり買ってあげたものなんだが、これもまとめてダンボール詰めしようと思っている。分量的にはだいたいダンボール5箱くらいになるだろうか。あとは鍋とかフライパン、食器やタッパなどをまとめる。これも多分3~5箱くらいになるだろうか。一人作業なのでとにかく時間がかかるけど、少しずつでもこなしていくしかないかと思っている。