泌尿器科通院

 7月の健康診断で去年に続いてPSAの数値が高かったので、再検査するようにとのことだったので泌尿器科に通院した。この医院は去年も通って生検術を行ったところ。今年もまたあの生検を受けるかと思うと気が重い。

 数値自体は去年が5.2で今年は5.1、どうなるかと思ったのだが今回は様子見となった。前回もそうだったが腹部エコーで前立腺や腎臓の状態をみるのだが、なんか今回は左の腎臓になんかあるみたいなのである。正直なところ特に気になることや兆候もないのでこれはなにか意外な感じ。

 念のためということで次回 CT検査を行うことになる。まあこういうのは結果が出るまでいつも不安といえば不安なのだが、まあしょうがない。もしも悪い結果が出たら、それを受け止めて治療に専念するだけだし、最悪の状態だったなら、それもまた受け止めるしかないのである。

 仕事はとりあえず60まで勤め上げたわけなので、現在はもう余禄みたいな思いもないでもない。家族はというと、子どもも来年はようやく就職である。少し肩の荷が下りるか。でも、障害者のカミさんがいることを考えれば、彼女の世話をすることを考えれば、病気で簡単にリタイアという訳にはいかない。でもこればっかりは運命というか、わからないと思う。

 しかし加齢とともに体も衰えていくし、成人病の類は増えていく。現在のところ高血圧症、糖尿病、コレステロール、肝脂肪などなど。ほとんどがまだ軽微なのだが、確実に老人的な成人病に蝕まれてきている。

 運動不足の解消や食生活を変えることでかなりの部分は改善されるのかもしれない。とはいえ今のような仕事をしていれば、そう簡単には楽ができない。中小零細とはいえ一応経営者となると、そこそこにストレスもある。意思決定の部分もあるが、もっと低レベルの事務仕事も普通にこなさなくてはいけないし。

 任期はあと2年、65でリタイアと今風にいえば普通かもしれないが、そのときにはどうにも取り返しがつかなくなるくらいに病気に蝕まれているかもしれない。頑張って働いて、リタイアしたとたんにバタンキューか、悲しい人生だね。出来れば、何年か体が動くうちに好きなことをして暮らしたいとか思っているのだが、多分無理かもしれない。もっと本が読みたい、もっと絵をみたい。もっと音楽に囲まれて暮らしたい。余裕のある旅がしたい。そんなことを思いながら、多分どれも果たすことなくみたいなことになるのか。

 そんなことを思いつつも、そういえば健康診断の再検査項目に循環器系というのもあって、これも専門医にかかる必要があることを思い出した。やれやれである。