難聴について

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 9月末に受けた健康診断の結果、難聴の所見ありという。4000Hzといいう高音域で聴こえずらいということらしい。

 これまで健康診断ではさまざまにひっかかってきたけど、だいたいは内臓系、成人病系だったのだが、難聴と指摘されたのは初めてのこと。なんかしらの自覚があるかというと、これがまったくない。耳が聞こえにくいといわれても。まあしいていえば、時々ジーンという感じで耳鳴りがすることがある。それが唯一の自覚みたいなもの。

 難聴っていうのはどういうことなんだろう。これまでの経験則でいうと、例えばライブとかに行って大音量に長時間さらされていると、耳がボーっとした感じで聴こえづらくなる。煩い系のライブとかは21世紀になってからはほとんど行ってないけど、前世紀にはけっこうそういうことあったな。オジー・オズボーンとか矢沢永吉とかナイト・レンジャーズとか・・・・。まあだいたいの場合、帰宅するまでそういう状態が続いていても翌朝には戻っていた。

 そういう一時的な難聴というのはわかるのだが、左だけしかも高音域の難聴といわれてもなあ。難聴の原因として考えられるのはしいえていえば、外出時のワイヤレスヘッドフォンくらいか。それでも20代の頃、ウォークマンで周囲の迷惑考えずに大音量でシャカシャカ聴いていた頃に比べれば、最近の聴き方なんて可愛いものなんだけど。

 健康診断での総合所見では「聴力検査で、難聴を認めます。耳鼻科にて精密検査の受診をお勧めします」とあるので、地元の耳鼻科を受診してみる。

 検査はヘッドフォンをして音が聴こえた場合はボタンを押すという健康診断でやったものと同じもの。で、結果は健康診断と同じでやはり左の4000Hz附近が聞こえにくくなっているという。で、理由というか原因はというと、結局加齢の一言でした。年とると耳聞こえにくくなるというあれだ。まあオジイちゃんだから仕方がないということか。 

 自覚症状がないことも伝えるが、高音域で現在のところは軽度なので聞こえにくいとは感じられないけど、じょじょに進行する可能性はあるという。医師に一応治療とかを聞くと、特にないという。まあ経過観察というか、そういうことだ。いちおうビタミン剤を処方できるが、どうするかと聞かれたので、出してくださいと応える。二週間分くらい処方してもらい、薬が切れる頃にまたきてもいいが、こなくてもという。なんかいい加減だな。

 処方してもらった薬はメコバラミンというビタミン剤。神経痛や手足のしびれとかに処方されるものらしい。

メコバラミン:メチコバール

 結局のところ、老人性の軽い難聴があるということだ。このままいくとあと10年もすれば補聴器みたいなことになるのかもしれない。耳はまったく聞こえないみたいなことになると、相当に問題だけど、難聴というのはどうなんだろう。音楽を聴くのは趣味といえば趣味、1千枚以上はあるCDやらiTunesに取り込んだ1万曲以上の楽曲は、ずっと聴いていたいと思っているのだが、これが叶わなくなるとなったら、ある意味生きていくモチベーションはえらく下がるに違いない。

 しかしなんだな、歳をとれば身体に諸々ガタついてくるというのはしょうがないことなんだろうけど、しみじみ歳はとりたくないと思ったりもする。とはいえ当分というか、自覚症状がでない限りは多分耳鼻科にはいかないだろうと思う。