定期通院と眼底検査

 三か月に一度の都内での定期通院に行って来た。

 いつもは9時半から10時くらいに行くのだが、今日は眼底検査の予約を入れていたので9時ちょい過ぎに到着。窓口は9時15分からなのだが、待合室にはかなりの人が座っている。まあこれはいつもの風景なのだが、前回、前々回あたりはコロナの影響で人が少なかったのだが、これも日常に戻りつつあるのかもしれない。

 コロナの新規感染者も一時よりは少しずつ減ってきている。とはいえ去年比べれば圧倒的に多い。さらにいえば変異株という新しい不安材料もある。しかし電車は普通に混んでいるし、こうやって病院も以前に比べれば患者が戻っている。日常が戻りつつあるというのが実感かもしれない。まあコロナについていえば、いつ罹ってもおかしくないのだろう。罹患リスクと背中合わせの日常というところか。

 いつものように採決、採尿の後、眼下の前で待機。簡単な予備検査の後で瞳を広げる目薬を点眼してもらい検査に入る。健康診断などで行う眼圧検査、視力検査、最後に医師による検査と一通り行い、最後にまた医師の診断を受ける。

 糖尿病の治療を受けるようになってから多分5年くらいになると思うが、数字は一進一退というところ。少なくとも悪くはなってはいない。その他では脂質代謝、肝機能については数字が大幅に改善されている。まあここ2週間くらいアルコールをほとんど飲んでいないせいだと思う。

 去年の9月末に仕事を辞めてから、まあずっとプラプラしているので、さぞや酒ばかり飲んでいるかというと、これがもうめっきり酒量が落ちた。コロナの影響で外で飲むことが減ったのも大きい。かといって家呑みでだらだらということもなくなった。家での晩酌もビールをやめて今はチューハイを350mlを1~2本にしている。以前はビールの後、自室やリビングでだらだらと濃いめのハイボール(バーボンソーダ)を飲んでいたがそれもほとんどしなくなった。

 まあなによりも仕事のストレスと外でのぐだぐだ呑みがなくなったのが一番か。その結果といえばずっと200超えだった中性脂肪がほぼ半減している。結局、仕事のストレスを酒で発散していたのだろうが、深酒すればまたそれでストレス溜めてみたいなこともあったのかもしれない。40年会社勤めしてきたけど、つくづく仕事に向いてないタイプだったのではと最近はそんなことを思ったりもする。

 病気やケガという点でいえば、実はこれまで一度も入院というのを経験したことがない。病気は個々だし、病気がちな人も沢山いるなかで、入院歴ゼロは幸福なことなんだろうなと思ったりもする。去年亡くなった兄は、60を過ぎてからもう成人病のオンパレードだった。糖尿、高血圧、腎臓病による透析などなど。さらに心臓にも問題があり、ペースメーカーをいれる手術も昨秋行った。最後は糖尿と腎不全からくる血行障害で足指の壊疽まで進行した。結局それからくる敗血症で亡くなったのだが、もう会うたびになにかしらの病気が進行していた。

 まもなく自分は65になるが、出来れば入院とはもう少し無縁でいたいとは思う。まだしたいこともあるし、何より妻の介護をしなくてはいけないのだから、自分がどうにかなる訳にもいかない。あと5年、欲をいえばあと10年くらいは今の状態というか、だましだましというか糖尿や高血圧も一進一退みたいな風で推移してくれればと思ったりもする。

 11時半くらいに三か月分の薬を処方してもらいそのまま真っすぐに帰宅した。最寄り駅の近くのスーパーで弁当を買って帰ると、ちょうど妻も定期通院が終わったとかで帰宅したところだった。いつもだと一緒に行くのが、今日はバッティングしたこともあり、彼女はタクシーを呼んで一人で通院した。自分が出るときに車椅子を外に出しておいたので、タクシーの運転手がトランクに積んでくれたようだった。

 二人で買ってきた弁当を食べてからしばらくすると妻は散歩に行きたがったので、例のごとく近所をぶらぶらと車椅子を押して散歩した。帰宅後、アプリで見てみると結局10キロ近く歩いた計算だった。

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