ペンションこめらのこと

 泊まったのはペンションこめらという宿。ここは13年前、妻が病気になって初めてお泊りをした宿だ。脳梗塞片麻痺となった妻に出来るだけ普通の生活をさせたいと思い、車椅子の障害者でも利用できそうな宿を探し、バリアフリー対応ということで見つけ二泊したんだった。

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 居室や食堂が二階ということでバリアフリーという意味ではちとクエスチョンな部分もあるが、二階までは電動階段リフトもあるし、一階の風呂には介護用の椅子とかも備えられている。そういうのがけっこう有難かった。

 前回はいろいろとお世話してくれたオーナーはずいぶん前に前立腺ガンで亡くなられていて、今は奥さんが一人で切り盛りしている。てきぱきとした方で、気持ちの良い対応をしていただいた。

 思えばここが最初の場所だった訳だ。妻はその時の旅行で自信をつけたようで、すぐに健保の宿などを物色し、あちこち連れていけと言うようになった。何度か近場の健保の宿に小旅行に行き、翌年には淡路島、その次の年には北海道、さらにその次はアメリカ西海岸と、ずいぶんと足を延ばすことになった。

 片麻痺車椅子にはなったが、健常でもなかなかいかないようなところへもずいぶんと行った。ある意味我が家の趣味は家族旅行という部分もあるのかもしれない。それもこれもこの裏磐梯のペンションから始まったといえる。

 部屋はこじんまりとしてテレビもないが、その分静かなおだやかな時間を過ごすことができる。食事もそこそこに美味しかったし、今回はワインフルボトルがつくプランを選んだ。それにはカマンベールチーズもついていたので、けっこう贅沢な食事ができた。

 そして朝食にはこれも13年前の記憶そのままの美味しいパンを食べた。たまにここに来て諸橋近代美術館でダリを観るというのもいいかもしれないと改めて思った。

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夕食

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朝食

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裏磐梯・ペンション こめら - うぇブログD3