伊豆旅行に行って来た

 24日から26日まで、伊豆伊東に小旅行してきた。いつものように伊東の健保の宿が取れたから。この宿は健保の宿の中でも一番最近にリニューアルしてあり、諸々バリアフリー化されているので人気が高く、ウィークデイでも予約がとれず、二ヶ月先の抽選でもなかなか取れない。今回が運よく抽選に当たったから。

 平日でも当然部屋は満席状態で、自分たちと同じように多分リタイア組みの老夫婦や友だち同士が多く。いつもは車椅子用の駐車場に車を止められるのだが、今回は先に一台車が止まっていた。中年の夫婦が両親を連れて来ていて、母親が車椅子ということのようだった。まあそういうものだ。

 高齢化社会である。車椅子の親を連れて来る、うちのように車椅子の配偶者を連れて来る、などなど。広くて乗降がしやすい車椅子用の駐車場は一台分では足りなくなる、もうそういう社会になってきているのかもしれない。なんならすべての駐車場を入り口に近くはできないにしろ、スペースを広く取ることが必要になるのかもしれない。

 

 初日はいつも宿まで行く途中に観光をいれるのだが、今回は前々日から子どもが久々家に帰っていて、ご馳走したりとかあった。土曜日に友人の結婚式に初めて出るとかで、それようのドレスを持ってきて見せてくれたのだが、ちょっと地味過ぎる感じがしたので、もう少し華やかなものをと一緒にお店巡りをした。24日も千葉まで送りついでに幕張のアウトレットに行ったりした。結局決まらずに仕舞。

 そこでもう一着買うかアクセサリー用にお小遣いを与えたりして、子どもは翌日さらに一人で店巡りをして新しいドレスを買ったとか。あとで試着したドレスの画像送ってきてくれたけど、明るいパステルっぽい紫でよく似あっていた。

 しかしいつまでたっても子どもは子どもだし、親バカは親バカである。なので旅行初日は全部潰れてしまい、宿に着いたのは夕食の開始時間を20分くらい過ぎてからだった。埼玉からわざわざ千葉まで行きそれから伊豆へ行くという。埼玉から千葉、東京、神奈川を経由して静岡で。五県を巡る小旅行である。

 

 翌日は本来、前日に途中で寄るつもりだった箱根に戻り、ポーラ美術館に行った。ピカソの比較的大掛かりな回顧展をやっているという。ポーラ美術館はこれまでも年に数回行っている、自分にとってはベースとなるところなのだが、今年はまだ一度だけ。たしか4月にリヒターの新しく購入した絵のお披露目という企画展に行ったのだったか。

 ピカソ展はなかなかに見応えがあり、その感想は別に記すことにする。今、国内では西洋美術館とポーラ美術館でそれぞれピカソの回顧展をやっていることになる。ピカソの人気の高さ、国内での受容のされ方、そういうことが背景にあるからかもしれない。

 

 26日、最終日はいつものように伊東から下田方面に足を延ばす。今回は妻の希望で、河津七滝(ナナダルと読む)のワサビ丼が食したいというリクエスト。ついでに七滝附近をちょっと散策。その後にさらに南下して上原美術館へ。

 最後に伊東に戻ってグランパル公園のイルミネーションを観た。いずれもどこかで感想とかを少し記してみたい。

 

 伊東から箱根に行き帰りする時には、伊豆スカイラインの有料道路を利用した。大昔、父親と旅行した時に中央分離帯に激突してタイヤがえぐれた記憶があるところだ。スペアに交換したら、スペアがパンクしていて結局えぐれたタイヤで恐る恐る熱海まで戻ってタイヤ交換したことを覚えている。父を連れてドライブした数少ないうちの一つである。

 天気は良くて、行きと帰りにそれぞれ一度ずつ展望スペースに車を止めて駿河湾や富士を眺めた。なかなかに美しい眺望だった。

 

<行きの富士>

 

芦ノ湖

 

<帰りの夕刻の景色>