障害者との小旅行

妻が退院してからずっと考えていたのだけれど、長い入院生活と退院してからの自宅での生活。障害をもってしまった彼女の心情とかもろもろのことなど。それで彼女の気分転換になればいいとも思い、一泊か二泊のちょっとした小旅行を計画した。そのことを妻に話すと、大喜びで、それからというものずっと旅行モードに入ってしまったみたいで、宿は予約した、いつするの、いつ行けるのと毎日お泊りの話ばかりになってしまった。このへんが知能低下で童女と化している部分なんだろうなと思いつつも、一応夏だしと計画してみようと考えた。
でも、退院してまだ二ヶ月。ようやく自宅生活に慣れてきたとはいえ、自立できている部分は本当にごくごく限られた範囲でのこと。車での移動での小旅行となると、介助者の自分への負担が増すだろうなとも思いややもすれば及び腰になる。さらにいえば、宿でも障害者を受け入れるところがあるのかどうかも疑問。それも一泊一万円以下のチープな宿となると本当に限定されるようにも思った。
なにはともあれインターネット、グーグルで幾つか検索した。あまり長い距離を車に乗ってとなるとトイレだのなんだのといろいろ心配もあり、関東近県、東北でも福島あたりと考えた。宿は値段からして民宿かペンション。障害者を受け入れるとなるとなんとなくペンションかなとも思った。宿泊、バリアフリー、宿泊、車椅子とか宿泊、障害者みたいな検索を幾つかためしていると以下のようなサイトがあることもわかる。
http://www7a.biglobe.ne.jp/%7Efum/wc-hotel/index.html
そうこうするうちに福島で二軒のペンションがなんとなくいいなと思った。
http://www.yamanotayori.com/pension/kurumaisu.htm
http://www.matsu21.net/~p-komera/03_kurumaisu.html
8月4日からの二泊を予定していたので、それぞれメールで問い合わせてみると空室ありとのこと。一泊ずつしてみるかとも思ったが、移動がしんどいかなとも思い連泊することにした。決めたのは裏磐梯のペンションこめら。階段に昇降機がついているというのは本格的とも思った。ここまでの設備をする以上、障害者の受け入れにも相当の経験値があるだろうと思ったわけ。