6月の日誌的②

6月13日(木)

 朝、8時頃起床。11時に妻の皮膚科通院があるので、それまで通信教育のWEB授業を1章分くらい受講、

 皮膚科での治療は10分と少しで終了。その後、近くの内かの糖尿病外来を受診。こっちはけっこう混んでいる。血液検査、医師の問診、インシュリンの他に内服薬などを処方してもらう。時間にして1時間半くらい。その間、斜め向かいにあるマクドナルドで芸術理論の教科書読みとノート取り。

 昼食は東松山のちょいお洒落系のカフェ・レストランでランチを。ここのランチはサラダ、デザート、ドリンク付きで1500円くらいでリーズナブル。メインはたいていポークソティで、少々肉は硬めだけど、まあ安さが勝つ。

 ランチの後はときがわ役場裏で開催している花菖蒲園に行く。22回続けてきたが、今年で最後となるらしい。なんでも花を育ててきた有志の方々が高齢化で手入れが難しくなったからとか。地方の町(村)の町おこし的なイベントも、担う人材不足ということ。超高齢化社会少子化社会、地方はどんどん衰退していく。

ハナショウブ5千株見納め 有志の高齢化、まつりに幕 ときがわ [埼玉県]:朝日新聞デジタル

 

 夕方近くになってから、吉見町の八丁湖へ。ここに来るのも何年かぶり。湖というか農業用の調整池かなにかの周囲を公園化したところ。整備された遊歩道になっているので湖の周りを車椅子で回ることができる。一周だいたい1.5キロくらいで、アップダウンもほとんどない。

 ここには多分捨て猫が何匹もいる。けっこう肥えているので、近所の人が(といっても近所に民家はほとんどない)定期的にえさやりしているのかもしれない。

 ただ心持ち以前来た時よりも猫の数は減っているような気もしないでもない。そしてなんとなく猫の個体も入れ替わったというか、見覚えのあるものがいなかった。自然界で生きていくのはなかなかハードなのかもしれない。

 

 
6月14日 (金)

 WEB授業、レポートを提出した科目の最終講評を二本見る。これで後は採点を待つだけ。点数は期待できないが、多分単位取得は問題ないと思う。

 

 午後、友人と飲食。誕生日が近いので焼肉を御馳走してもらう。安楽亭に行ったのだが、何年ぶりだろう。家族で焼肉といってもだいたいが牛角だったので、ひょっとすると10年ぶりくらいかもしれない。しかし焼肉もいぜんほど量を食べることができなくなっている。ふだん家では、歳の割には肉を食べているほうだとは思うけど、以前ほど多く食べることがなくなっている。肉好きだったのに。これも年齢のせいだろうか。

 あまり食べなかったので、友人の負担も少なかったようだけど、まあ有難く好意をいただいた。

 

6月15日(土)

 どこにも行かない土曜日。ほぼ一日、部屋でグダグダしている。午後というか夕方になってから掃除。その後、駅前のスーパーに買い物に。散歩がてら妻の車椅子を押して出かけるつもりだったのだが、玄関を出たところで雨がほんの少しぱらついてきた。そこで徒歩ではなく車ででかけることにした。

 スーパーでは例によって見切り品のお惣菜を見て回る。とんかつが半額だったので、夕食のおかずはかつ煮にする。年金生活の老夫婦の生活なんてそんなものだ。

 

6月16日(日)

 朝、6時頃に起床。一度階下に降りてコーヒーを飲みながら新聞を読む。それから妻のインシュリンをうってから自室に戻る。

 WEB授業を2章分市長。疲れたので少し横になる。11時頃に起きてからさらに2章分視聴。

 

 4時少し前に外出。妻は本当はバス旅行の予定だった。なんでもauかなにかで無料招待券があたったとかで、申し込んでいた。ただし申し込んだのが遅かったので、申し込み者多数のため満数。次回にということになってしまった。そこで一緒に行く予定だった友人とバスの待ち合わせをする駅の近くで女子会を開くというので送ることになった。

 妻を送ってから、車のディーラーに印鑑証明を私、車庫証明、下取り車の譲渡証明などの書類にサインと押印。ほぼこれでだいたいの手続きを終える。あとは明日か明後日くらいまでに、残金を入金して納車を待つばかりである。

 その後は、たしか近くに高倉町珈琲店があったと記憶していたので行ってみると、跡形もなくなくなっている。手前の焼き鳥屋も含めて更地になっているので、なにか新しい店かスーパーとかができるのかもしれない。しかたがないのでその近くにあるむさしの森珈琲に行き、そこで少しノートをとる。しかし毎度毎度、X280とiPhoneテザリングに手間取る。WindowsマシンとiPhoneの相性がどうにも悪い。Macbookだと簡単なんだが。

 9時少し前に店を出て、妻を迎えに行く。

 

6月17日(月)

 朝8時過ぎに起床。妻のインシュリンをうち、デイの見送り。その後は、WEB授業の1章分を視聴。

 車の代金をネットバンキングから振り込む。以前はディラーに現金を持ち込んでいたのだが、今は振込だけになってしまった。目の前でいちおう大金を営業が数えるのを見ていたものだが、今はそういうのはなくなったようだ。セキュリティとか手間暇とかそういうことの事情らしい。

 そしてネットバンキングで自分にとってはそこそこの大金を、簡単操作送金できてしまう。便利は便利だが、あまりにも簡単すぎていろいろな意味で心配な部分もある。誤操作によるご入金とかもあるし、そもそも高齢者がスマホで簡単操作というのもどうなのかと思ったり。

 とはいえ便利なことも事実。実際、窓口に行っての振り込みとかは面倒だし。でもいつまでこういう操作が可能なんだろうかと、アラ古希のジイさんは考えてしまう。

 午後は2時から歯医者の予約があるので、12時半少し前に自宅を出る。本当は歯周病のチェックで専門医の予約だったのだが、先週の治療以来ずっと右奥歯の痛みが続いているので診てもらうことに。

 結局、1時間近くかけて歯の神経をとる。麻酔が効いている間は痺れた感覚で問題はない。

 お茶の水から神保町まで歩いて、久々長い時間かけて、古本屋巡りをする。ホブズボウム編著の『創られた伝統』を探している。新本だと5千円くらいするので、少しでも安いものがないかと探したが、どうにも見つからない。というより神保町の古本屋には文化人類学系や文化史的な専門書を置いているところが少ない。もうこのへんのジャンルは流行らないのだろうか。自分らが20代の頃はけっこう花形というか、流行りの学問体系だったのにね。

 その後、新宿に出て伊勢丹ブルックス・ブラザーズへ行く。先週、交換を頼んだTシャツの大き目サイズが入荷していたので取りに行った。

 帰宅する頃には麻酔が切れてきたせいか、葉が強烈に痛み出してくる。処方してもらったロキソニンを飲んだがあまり効かない。

 

6月18日(火)

 誕生日である。自分は68になり、ポール・マッカートニーは82歳になった。

 前日からずっと歯痛で苦しんでいる。とにかくズキズキしている。噛んだりすると激痛が走る。昨日は帰宅後すぐに横になったが痛みで12時くらいに目が覚めて、その後はずっと起きている。その間なにも食べれない状態。

 歯痛で苦しみ最悪の誕生日だ。

 明け方近く、とりあえず気を紛らわせようと久々Netflixで映画を観ようかと思った。出来ればなんも考えずに観れそうなアクションものをと物色して、ジェニファー・ロペスの『アトラス』をチョイス。ジェニファー・ロペスはAI分析官に扮し、反乱んを起こしたAIと戦うというアクション映画。

 歯の痛みで集中して観ていることはできなかったが、なんとか最後まで視聴。出来は微妙か。ジェニファー・ロペスはいつのまにかハードなアクション女優になってしまったなと思った。そういえば去年くらいに、娘を暗殺者から救うために立ち向かう母親役を演じた『マザー』を観たのを思い出した。あれもけっこうハードだった。

 自分の中ではジェニファー・ロペスは女優業もこなす歌手というイメージなのだが、もう完全に女優がメイン、しかもアクション女優という感じのようだ。

アトラス | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

 7時くらいに、妻のインシュリンを打ち、燃えるゴミを出す。9時過ぎに歯医者に電話して、歯痛が酷いので診てくれるように連絡。2時半に予約をとれるというので、戴逵。昼頃に家を出てお茶の水まで。その日は前回治療してくれた男性医師ではなく、女医さん。一番痛む歯は削って噛み合わせが当たらないようにして、あとは抗生物質を処方してもらう。

 家に帰る頃にはいくぶんか痛みは和らいでくる。

 少し楽になったので、夕方図書館まで行く。探していたボブズボウウムの『創られた伝統』は閉架に蔵書しているようで、借りてきた。地元の図書館もバカにしたものでもない。