追憶の九州旅行

1日から三日間、会社の同僚たちと九州へ行ってきた。所謂オヤジ旅行である。ただひらすら酒を飲み、グダグダ、ユルユルで観光する。
九州を訪れるのは高校の修学旅行以来になるから何年ぶりのことになるのか。指折って数えると実に40年ぶりということになる。やれやれとでも言うしかないような、本当に大昔のことになる。当時、こんなオヤジというかジイサンになっている自分を絶対に想像することもできなかっただろう。などということを今ポール・マッカートニーiTunesで流し聴きしながら思っている。聴く音楽は40年の歳月を経てもなに一つ変わっちゃいない。いや実は17才の精神性を還暦間近になってもそのまま残しているのかもしれないなどと訳のわからんことを思ったりもする。な〜んてね。
就学旅行の記憶はおよそあやふやだ。なんたって40年前だ。確か寝台列車で九州に入りそこからバスで一周したんじゃなかったか。汽車で二泊、九州で三泊、そのくらいだったか。どこへ行ったっけ。東海道五十三次を模した熊本の水前寺公園阿蘇草千里で秋だというのに蛇を見たこと、高千穂峡谷の美しい風景、長崎のグラバー亭などなど、断片的ではあるがかなり鮮明に憶えていたりもする。もっとも憶えている景色のほとんどが様変わりしているかもしれんし、再訪してもこんなもんだったっけみたいなことばかりかもしれない。
40年前のことなどどうでもいい。つい昨日、一昨日のことである。今回の旅行は初日夕方の飛行機で博多に向かいそこで飲んだくれて一泊。翌日は大宰府吉野ヶ里と観光し嬉野温泉へ。最終日は生憎の雨だったが伊万里、祐徳神社と観光し、最後に有明の干潟を見物した。こう書くとたった三行の旅である。まあほとんど酩酊状態だったのであまり記憶にも乏しく、それこそ40年前の旅行よりも曖昧であったりもする。面倒なのでツィートをまんま引用する。

なぜ今ここにいるのかうまく説明できないのだが、取り敢えず博多なう。

お約束、太宰府なう。

飛梅

お約束の太宰府のスタバ

九州国立博物館。なんか異様に立派。

吉野ヶ里遺跡なう。

むつかけ漁。

などなどなど。で、一番鮮明に憶えているのが実は二日目の昼食。吉野ヶ里遺跡近くのうどん屋「どん亭」。ここは美味いし、とにかく安かった。
どん亭(地図/写真/鳥栖・みやき・神埼/和食その他) - ぐるなび
うどんは安くて美味いが、それ以上刺身がいけた。いかの活けつくりもさることながら、あの生きて泳いでいても身はいたんでいるというサバが活けつくりで食べられたのはちょっと驚き。そして大変大変おいしゅうございました。


結局美味いもの食って、昼間から呑んだくれる。そういうコンセプトの旅で、グダグダさを満喫してきたというところでお後もよろしいようで。