東京オリンピック招致決定

オリンピック自体決して嫌いではないかもしれない。いちおう64年の大会幽かにではあるが覚えているし、72年の札幌あたりになるとけっこう鮮明でさえある。
しかし、この時期にオリンピック招致に金をかけることにはまったくもって反対である。なぜか、福島第一原発がまったく収拾の目処もたたず、原発周辺は高線量下にあり多くの方が避難生活を強いられている。周辺地区以外でも線量は高く、また低線量被曝の影響はこれからジワジワと出てくる可能性もあるのだ。
今、福島に住んでいる住民は、ある意味人体実験にさらされているようなものとは多くの方が指摘している。正直、あそこで子どもたちが生活を送っていること現状はあまりにもしんどいと思う。個人的には、自分の所得税が大幅に上がっても、そういう増税があったとしても、福島の子どもたちを他県に移住させるような施策が欲しいとさえ思っている。ある種現実味のない極論かもしれないが。
ましてやここ一月ほぼ毎日のように報道される例の汚染水の問題もある。そういう状況のなかでオリンピック招致などあり得ないだろうというのが率直な感想だ。
今日一日オリンピック招致に関してつぶやいたことをそのまま記録していく。オリンピック招致決定で浮かれるテレビ報道等への苛立ちからか、ずいぶんとささくれだった心性まんまという感じもするが。

オリンピックが決まっても、あえてネガティブな発言は続ける。たとえ非国民と呼ばれても。誰も3.11以前には戻れないのだから。フクシマの現実に向き合っていかざるを得ないのだから。

原発大本営を補完するためのオリンピック大本営。お気楽ニュースキャスター、無邪気なアスリートたち、どや顏の安倍チャン。

今にして思えば、オリンピック招致は原子力利権屋どもの苦肉の策だな。そして開催決定は起死回生の一発だ。オリンビックのため再稼働が必要だし、新設も再開。そして福島の人々は高線量下での生活を強いられ、最終処分場も受け入れさせられる。
For the Olympic Games.