出掛けのトラブル

8月4日、7日を有給をとり四連休にする。おまけに10日から6日間一斉の夏季休暇もあるわけで、けっこう顰蹙ものかもとも思ったが、まあ自分がいなくても仕事は回る、回るという状況なので居直らせてもらう。へん、偉くなるっていうことはこういうことよぶつぶつ言ってみたりもする。まして仕事へのモチベーションも低下しているし。まあいいか。
日にちが近づくとなんとなく不安になってもきた。たかだか一泊二日の旅行とはいえ、妻を連れてとなるといろいろ大変なことが起きるんじゃないかとかいろいろ。端的にいえば、宿や移動中に失禁でもされたらとか考えるわけだ。で、そういう私の心情が伝染したのか、本来ならお泊りというと一番喜ぶはずの娘もなんとなく嬉しそうな面持ちなしという様子。
前日には、妻は大はしゃぎで朝3時起き、4時出発などと言っていたけど、こっちは前日は仕事もあり、おまけにそれから旅行の支度をしなくてはならないわけで、せいぜい7時か8時出発と言っておいた。妻が病気になる前の家族旅行はというと、それこそ私は自分の着替えとかの支度と遊び道具とか(スキーなどもろもろ)を準備すればよかった。それが今回の場合は、妻の着替えや娘の着替えまですべて行わなければならない。女の衣服などあんまりわかんない部分もあるわけで、そこに持ってきて私が荷造りしていると、横で妻があれも持っていけ、これもと五月蝿くてしょうもない。
3時過ぎにようやく就寝。それでも気合で6時ちょい過ぎに起きる。きっちり三人分の朝食を作ったり、娘と自分はシャワーにも浴びるなどして、それでも8時には家を出た。すぐに忘れ物に気がついて戻る途中、妻が腹痛と便意を訴える。間に合うかと問うと「大丈夫」の返事。あわてて家に戻り一階のトイレに入ったところでアウト。衣服と便座、トイレマットなどかなりの部分を汚してしまった。
とにかく妻には用を済まさせてから、衣服を脱がせ靴等の汚れもチェックしてから二階の風呂場に連れて行く。そのまま介護椅子に座らせてからトイレに戻り、汚れた衣服やトイレマットをそのまま便器の中で水洗流しながら手洗いする。これやっとかないと洗濯機にも放り込めない。それから風呂場に戻ってから体を洗ってやる。下半身だけでなくついでに頭もシャンプーする。
妻を着替えさせ、洗物を洗濯機に入れて回す。一通りの作業を終了していざ出発となったのは9時を少し回ったところ。しかし、いきなりこれかよ〜という暗雲垂れ込める心象風景。