子どもが来春に卒業である。友だちと海外でも行くのかと思っていたのだが、どうもそういう予定はないようだ。つい最近、仲の良い友人と京都旅行とか行ってきたのだが、どうも海外とかはないみたい。
それでなんとなく大学生活も最後だし、家族で旅行なんてのも多分難しくなるだろうということで、ここは一つ清水の舞台から飛び降りるみたいな感じで、家族で久々の海外に行ってみようかなどと、つい話をしたところ、子どもよりもなによりもカミさんが大乗り気になってしまった。
思えば家族で海外に行ったのはちょうど10年前のこと。カミさんが病気で倒れたのが2005年。体が不自由になったため行動範囲が極端に狭められてしまったため、どこか連れて行けと盛んにアッピールするようになった。まあこっちも出来るだけ普通の生活をさせたいという思いもあり、けっこうな頻度で一泊旅行に連れて行くようになった。
病気になってから3年目にはフェリーを使って北海道旅行を敢行した。
そしてその翌年についに海外まで行ってしまった。とはいえ宿に2泊、機中2泊の5日の旅で、ロスとアナハイムだけというものだった。思えばまだ自分も体が動いたんだよなとか思ったりもする。
ということで今回は10年前の再現みたいな感じでまたアメリカのディズニーへ行くことにする。なぜディズニーかというと、とにかく子どもが大好きだからというのが一番にある。そのうえでいえば、まあディズニーなら浦安である程度は勝手がわかる。さらにいうと、これが一番肝心なんだけど、障害者のカミさんを連れての移動なので、あまりあちこちを動き回るのは難しい。まして勝手の知らない異国の地である。なので、宿からあまり移動距離が少ないところで観光ができるリゾート地ということを考えるわけだ。そうなるとディズニーはある意味最適な場所でもある。
ということで旅行代理店に2月の後半アメリカ、ディズニーみたいなことでいいパックがあるか聞きに行くことにした。
利用するのはHISである。ここにはバリアフリー専門のデスクがある。まあバリアフリー用のパックというとけっこう限定されてしまうのだが、普通の旅行よりは一応もろもろリクエストもしてくれるということなので、10年前も調べてからここにした。
一応、前回がアナハイムのディズニーランドだったので、今回はオーランドのディズニーワールドとも思ったが、あそこは広大でホテルからテーマパークまで乗り物でも15分～30分くらいかかるとかで、けっこう負担大きいかなと思ったりした。子どもは普通にアナハイムでもいいともいうしということで、話を聞いてからとも思った。さらにいえば、こちらが考えている時期にいいパックがあるのかどうかもわからない。
新宿の高島屋の前にあるHISのデスクは10年前は5階だかにあったのだが、今は1階にある。そこですぐにハリアフリーデスクを案内してもらう。
ユニバーサルツーリズムデスクとは | HISユニバーサルツーリズムデスク
説明してくれたのは女性の係の人で、けっこう丁寧にいろいろと話しをしてくれた。で、なんとなく流れで2月の後半で6日間、ロスとアナハイムという旅行の仮予約をしてしまった。まあ勢いでなんとかなるか。とはいえ前回はまだ50代前半。今は60代と少し。確実に体力落ちているだろうし、本当に大丈夫という思いもしないでもない。とはいえ、おそらく家族旅行で海外は最後かもしれないし、次にそういう機会があるとしたら、添乗員付きのリッチなものかもしれない。まあこれは財力的に無理か。
とりあえず海外旅行に向けて突き進むことになる。
