昨日は夕方になって、今日会議が入ることになったので、慌てて7時半過ぎに病院へ行く。妻には行けないといっていたのだが、エレベータ付近で待っていた。なんか忠犬ハチ公みたいな感じだ。いじらしさとかいろいろ思う。娘が学校で作ってきた手製の「私のせいちょうの記録」という小冊子を妻に見せていた。生まれた時の写真やら初めてディズニー・ランドに行った時の写真とかを貼ってあり、それに娘なりのコメントがしてある可愛らしい小冊子だ。これを作るにあたってはいろいろ写真を選んだり、親のコメントを書いたりと自分もけっこう夜なべ仕事をしたことを思い出した。
家族三人で映った写真も何枚か貼ってあるのだが、そこに写った三人の楽しそうな姿がやけに切なく見えてもしまった。そして写っている妻の姿もやけに若く、きれいで、それもまたなんとなく悲しい。車椅子に乗った現在の妻とのギャップを、まだ小さな娘はそれほど意識はしていないのかもしれない。いやどこかで強烈に意識しているのかもしれないが。そして注意障害がある妻もそんなことをあまり考えていないようにも思う。でも実は一番それを意識しているのは妻かもしれない。妻の元気な日々を思い出させる写真は、今となってはどこか切ない感情を想起させるやっかいなものでもあるな〜と、つくづく思いいってしまった。
妻は今日もPT、OTをこなしたという。日曜日の歩行自主トレのせいで右足がやや筋肉痛で訓練は低調だったという。今日は電話をかけた後にテレカをそのままにしてなくしてしまったとも言う。まだまだ注意障害については改善されていない部分も多いのだと再認識する。