昨日の約束事の通り11時に妻から電話。1時前には行くと言ったのに結局病院着いたのは、なんだかんだで1時15分過ぎ。彼女のお約束メモ帳に「遅れて申しわけない(T_T)」と書くことになる。
病院に着くと妻が看護師のOさんと話をして欲しいと言う。なにかと思っているとOさんがやってきて、「奥さんが朝から今日の外出はカラオケに行くとずっと言っているんですけど、もし行かれるなら割引券ありますけど。たしかシダックスはバリアフリーだったと思いますから」
「カラオケ?!」
「あっ、前から予定されていたんじゃないんですか。奥さんずっとカラオケ、カラオケって言ってましたよ」
寝耳に水みたいな話だったので、妻と看護師の両方に聞こえるように、カラオケ行くなら前もって準備しておこう。もう少し良くなってからでもいいんじゃないかと言ってとりあえずその件は中止、中止。ちなみにこの看護師さんはたぶん一番若いのじゃないかと思う。背が高くて小顔。妻曰く、綺麗な今風の娘さんという説明がぴったりのタイプだ。
というわけで、今日も彼女を本来のリクエストであるはずの車に乗せる。昨日と同様自宅前に行く。その後、娘が腹減ったというので早めに所沢に戻り病院近くのファミレスに入って遅い昼食をとる。私はドリア、娘はハンバーグメインのお子様ランチ。妻は正月だからということで苺のショートケーキをご馳走する。病院帰ってから看護師に「○○さん、どちらへ」と聞かれて、「ファミレス」へと答えちゃうもんだから、「なに食べましたか」と聞かれて、「えーと、・・・・・・」。ふだん減塩の治療食食べているのに外でなんか食べてきたのがバレバレ。若い看護師さんも笑いながら深くは追求しなかった。この看護師さんけっこう気さくなタイプで好感持てるな。トミー・フェブラリー風の眼鏡かけているし。
そういえば妻が自分で言っていることなんだが、障害の影響なんだろうか、歌がへたになったという。音程がとりにくくなっているとかで、確かに歌を歌うとかなりの確率で音がはずれる。もっとも以前だってそれほど歌うまい方じゃなかったけれど、音程はずすことはあんまりなかった。脳の障害というのは様々な部分に影響してくるのだなとも思った。
いつもの散歩コース、陸上トラックのあたりを三人で歩きながら妻と娘が「きよしこの夜」とかを歌っているのを聞いていると、二人ともちょっとずつ音程はずしていくのが少しだけ微笑ましかった。
