リハビリへの要望書の作成

 前夜から結局明け方近くまでかかって病院へのリハビリについての要望書を作成した。自宅改修等の参考として自宅の見取り図をPT、OTの先生に提出する必要もあったので、見取り図に寝室やトイレ、リビング等のデジカメ写真を取り込んだPDFファイルを添付して、ついでに自宅で生活するにあたってのリハビリでの活動向上訓練への希望を書き出してみた。
 基本的には先日来読んでいる大川弥生の「新しいリハビリテーション」を参考にして、妻が自宅で生活するうえで必要な活動向上訓練を行って欲しいという趣旨で以下のようなことについてまとめてみた。

●機能回復について
 機能回復については、妻の脳梗塞巣の大きさから劇的な回復は望めないだろうことを踏まえて自宅でも行える継続的なリハビリ訓練法を教えてもらいたい。
●妻と家族の希望
 妻には現時点では将来についての希望、将来の生活についての青写真を描くようなイメージがない。それだけ片麻痺という現実に打ちひしがれている。それでも何回か促すとぽつりぽつりと「杖をついて歩けるようになりたい。家の周りとか、近所に買い物とかにいけるようになりたい」という願望があるようだった。
 家族としての私の希望は、妻が障害者として相当の介護を要するとしても、全面的に介護に依存するだけではなく、起居動作についてある程度の自立、また妻として、母親として何らかの役割を果たせるようになって欲しいというものだ。結果として家族として生活に参加していくことを希望した。
●活動向上訓練
 狭い自宅では全面的な車椅子生活は現実的ではないので、可能であれば妻がつかまり立ち、つたい歩き等に習熟してもらいたいこと、それにより妻の家での行動の幅が広がるので、そうした訓練内容を希望した。
高次脳機能障害について
 知的機能の低下、特に注意力障害や空間認識障害がどの程度回復するのかどうか、またこうした障害をもつ妻が、自宅で一人で過ごす時間があっても大丈夫なのかどうか。