お迎えはいつも8時過ぎ

 ここのところ仕事が忙しく、どうにも時間がままならない状況が続いている。火曜日、水曜日、そして今日と具にもつかない会議が夕方からあった。なにも決まらない会議、堂々巡りの議題。たまらない〜。日中、作業系ワーキングがあるので、データ整理や管理仕事などのデスクワーク系を夕刻からと思っているのになにも手につかない状態。
 なんとかやりくりして、病院には木曜日に20分程度顔を出したけれど、それも面会時間終了の7時を大幅に遅れて8時少し前。看護師たちもこちらが顔を出すと時計を目にして、手短にしてくださいの一言。ずっと1日おきに通っているのだが、2日あけると洗濯物がけっこう溜まっている。火曜か木曜が週に一度の入浴日だから使用したバスタオルなども洗濯物入れに詰まっていてパンパン状態だった。
 妻の様子は相変わらずで、PTの歩行訓練等も順調に行っているという。
 そんな忙しい日々で割り食っているのは娘だな。木曜以外のお迎えはすべて8時過ぎになってしまった。特に火曜日は8時半を少し回ってしまったか。駅から乗ったタクシーの運転手が、こんな時間でも預かってくれるんですかと、驚いていたくらいだった。普通なら保育園からけっこう注意されたりするはずなんだろうけど、うちの今の状況を理解してくれているので、なにも言わないでくれる。有難いけど、いつまでこんな風に甘えていられるかというと、やっぱり少しどこかでこのサイクルを立て直さないといけないとは思うよ。
 娘は学童=アフタースクールが大好きだし、保育士の先生方を慕っているから、特に苦にしているような様子は見せないけれど。それでも朝8時から小学校に行き、その後学童で夜8時までの生活。週に3回は病院通いもつき合わせているし、土、日も病院につめている。
 家に帰ってからはちょっと勉強させたり、親が食事をする傍らでテレビやゲームをしたりで寝るのはいつも11時過ぎという生活ではそこそこストレスだの疲れだのあるのだろうなとは思う。考えれてみれば先週の溶連菌だって、そんな生活での疲れも影響しているのかもしれん。でも、しょうがないんだ、そういうハードな生活に慣れてもらうしきゃないとも思う。娘には時々、「お前は日本一忙しい小学生なんだから」と励ましにもならない励ましの言葉をかけてやる。娘はけっこうニコニコしながら、「そうだよね、学校に行って、アフターにも行っているし、ママの病院にもいかなきゃならないし、ピアノもやってるし、スイミングもやってるし、みんみんは日本一忙しい小学生だね」とけっこう気に入っている。
 でも、内心はいろいろあるんだろうなとは思う。小学校に行く前だって、娘の場合はある意味2歳くらいからずっと朝8時から夜8時までの保育園生活を続けているのだから。その割には贔屓目もあるけど、けっこうマトモに育ってきている。素直だし、屈託もないし。ものの良し悪しもわかっている。まあ半分以上それは親の教育というよりも、風の里保育園がよく育ててくれたということでもあるんだろうけど。
 子どもは親の背中を見て育つとはよくいわれることだけど、とにかく親が一生懸命頑張っている姿をきちんと見せる。そのうえで子どもがいつも親に守られている、愛されているということがわかるようにしてあげること、そんなことなんだろうなと思う。どれだけ親ができているかというと、常々クエッションだけれど、子どもの親への信頼感だけは損なわないように日々努めたい、努めなくちゃ・・・・。