ショップで1000円で販売されていたのをゲットした。
内容は以下のよう。
A4クリアファイル 6枚
A5クリアファイル 6枚
一筆箋 3冊
ノート 1冊
メモ帳 2冊
ポストカード 30枚くらい
ミニ企画『山本作兵衛展図録』1冊
マネのボールペン 2本
在庫(不良?)一層感はあるけど、この量で1000円はかなりお得かもしれない。
ショップの店員さんに聞くと図録は山本作兵衛のものといつぞやの刀剣展のものの二種類なのだとか。多分、一般的には刀剣の方が当たりかもしれない。個人的には刀剣にはあまり興味がないので、山本作兵衛で正解。このミニ企画展観ているし、図録は買おうと買うまいかけっこう悩んだりもしたから。
山本作兵衛は福岡出身の炭鉱労働者で炭鉱労働を記録画として残したことで知られている。彼の作品はユネスコ記録遺産(世界の記録)に登録されている。
山本作兵衛 - Wikipedia (閲覧:2024年1月15日)
この人の炭鉱記録で驚いたのは、炭鉱夫の夫婦は二人とも坑道に入って働いていたこと。ときには女性が一人で坑道に入ることもあったことなど。そして当時の炭鉱の銭湯は男女混浴だったことなど。男は仕事の後、酒を飲み、博打をしたりと娯楽もあったが、女性は仕事を終えると家事をし、男に飯を食わせ、育児などもしていたという。さらには子どもを背負って坑道に入ることもあったという。
戦前の炭鉱労働の過酷の記録である。
福袋のクリアファイルは以前観たフランス絵画の栄華展やロシア絵画展のものが多かった。いずれも観ているし、そういう意味ではけっこう大満足だ。メモ帳はなにかベルバラかなにかの少女マンガもの。これは観たかどうか覚えていないな。
クリアファイルにしろ一筆箋にしろ、自分だけでは持て余しそうなので、誰か人にあげるのにちょうどいいかもしれない。
美術館の福袋って他のところでもやっているのかどうか。ネットを少し検索すると以前は山種美術館が2000円とか2500円とかでやっていたみたいだが、今年もやっているのかどうか。
基本的にはクリアファイルや一筆箋、メモ帳、ポストカードなんかだろうが、美術ファンにはどれが入っていてもちょっと嬉しいものかもしれない。自分が知らないだけでけっこうあちこちの美術館でやっているのかもしれないが、こういうのもちょっとした楽しみかもしれない。西洋美術館やトーハクに福袋を楽しみに出かける。そんな正月もいいかもしれない。