伊勢志摩旅行に行ってきたこと

 

 7日から9日土曜まで伊勢志摩に小旅行に行ってきた。

 いつものように健保が提携している志摩のホテルネムに泊まった。多分通常価格の半分以下と格安。だからこそ利用できるのだけど。

 もともとは10月の後半に予定していたのだけど手術のため中止。手術の一週間後ということで、医師に相談するとやめた方がいいといわれ断念。今回はそのリベンジ的に申し込んだもの。

 今回もマンネリ的だけど、伊勢神宮の内宮、外宮、鳥羽水族館という三点コースだ。あとはこれも久々だけどスペイン村にも行った、ここは多分三回目くらいになるけど、最後に行ったのが10数年も前のことのようだ。

 関東に住んでいると、それこそお伊勢参りは一生に1~2回あればいいくらいのことかもしれない。信仰心厚い人は何度も行くかもしれない。でもそうでなければ。自分らはというと、健保が提携している宿があるからとしかいいようがない。同じように多分、関東からはあまり行かないだろう淡路島にも通算で10度以上行っていたけど、これも健保の提携ホテルがあったから。惜しむらくは提携が終わったので、多分もう二度と淡路島に行くことはないような気がする。

 伊勢志摩も同じこと。健保とホテルの提携が終わればおそらく行かない。あとは健保が後期高齢者になるまでなので、それまであと7年くらいはある。でも車いすの妻と一緒だと車で行くことが必須なので、あとどのくらい往復1000~1200キロのロングドライブができるかどうか。

 比較的睡眠がとれていると、けっこうここ数年でも片道400~500キロはノンストップもしくは、少しのトイレ休憩くらいでなんとかなった。今回はというと行きは1~2度のトイレ休憩で埼玉から伊勢まで一気に行けた。でも帰りはというと、ノンストップで頑張れば11時頃に帰宅できる予定だったが、途中でダウン。藤枝PAで1時間近く仮眠をとった。新東名はいつも空いているのでだいたい120キロで巡行するのだが、高速運転はけっこうメンタル的疲れるみたいだ。そのため結局、帰宅したのは午前様になってしまった。

 出来れば100キロくらいの巡行でトラックの後ろあたりをノンビリ行ければいいのかもしれない。そうであればもう少しロングドライブでもなんとかなるかも。でも性格と貧乏旅行ということもあり、どうしても時間が限定される。多分70くらいになると肉体的にも精神的にもロングドライブは難しくなるかもしれない。でもあと2年かそこらとなるとそれはそれで淋しくもある。

 まあロングドライブこなし、観光地では車いすを押して歩きまわる。さすがに70超えでは難しくなるか。そうなると近場みたいになるのかな。

 仕事リタイアしたときには、車でもっと遠くに、例えば広島あたり、宮島やひろしま美術館、あるいは島根とか松江とか足立美術館に行きたいとか。あるいは弘前の桜とかいろいろ考えてはいたけど、結局果たせぬまま終わってしまいそうだ。

 最近、妻と話していても、妻があそこに行きたい、ここへ行きたい、あれが食べたいとかそういうときに、全部来世でみたいな返事をしている。ここのところでは、もう来世でも生ききれないから来来世みたいな話にもなっている。仏教徒的には輪廻転生はありかもしれないけど、ロクな現世を送っていないから来世も実は期待できそうもない。ひょっとしたらゾウリムシや昆虫の人生が何代も続くかもしれない。

 

 旅行の詳細というか、どこへ行ったとかはおいおい書くことにする。まあ半分以上が自分の記録、生活綴り方みたいなものだ。でも何度も行っていると走る道路、回りの風景などもみんな何かしら既視感がある。伊勢神宮内宮から志摩、合歓の里までは伊勢道路から国道167号を通る。一度の旅行でだいたい二往復くらいするので、だいたいの景色はお馴染みになる。

 自分の場合そういうところがけっこうある。もう行かなくなった淡路島もそうだし、箱根や伊豆、日光、京都あたりも。みんな健保の保養所や提携の宿があるところだ。多分そうやって同じような場所で観光してきた。

 まあそれでも普通からすればよくお出かけをしている方なのだろう。でももっといろいろな処へ行ってみたい、いや行きたかった。海外もそうだし、国内でも行きたいところは沢山ある、いやあった。出張や転勤の少ない仕事をしていただけに、そういう気分はいつまでもつきまとう。放浪とかノマドとか、そういうことではないにしても。

 そしてまたしても思うのは、来世でというオチになる。