通院のはしご

 昨日、三か月に一度の定期健診に行く。糖尿病、高血圧の薬を山ほどもらいに行くのだが、尿検査、血液検査などの数値から主治医の先生にお叱り、もしくはお褒めの言葉をいただく。

 今回は9月にやった健康診断の結果を持って行ったのだが、精密検査項目が心電図検査であったので、循環器医の受診を勧められることになった。そして午後に循環器医の診察があるのでそこに予約を入れてもらうことになる。また尿検査の結果、尿潜血反応+3がある。前立腺の手術は10月なので少し問題もあるという。泌尿器科への通院は来週なのだが、できれば早めに診察してもらったほうがいいともアドバイスをもらった。

心臓の件

 健康診断の結果、あまり詳しく見ていなかったのだがこうある。

房室伝導障害 Ⅰ度房室ブロック P≧0.22秒

Q、QS波、異常Q波

 「Q、QS波、異常Q波」は2019年にも症状がありその時も再検査になった。しかし今回の「房室伝導障害 Ⅰ度房室ブロック P≧0.22秒」ってなんだ。

房室伝導障害

房室伝導障害—私どもは簡単にA-Vブロックと言つていますが—は心房から心室への伝導に異常のあることを意味しますが,実際上は刺激が洞結節を出て心房に入つてから心室のパーキンジェ線維末梢に達するまでの伝導経過に異常のある状態を言います。

房室伝導障害 (medicina 5巻2号) | 医書.jp (閲覧:2023年12月5日)

 なんのこっちゃ。心房から心室への伝導って・・・・・・。

 なのでもう一つの房室ブロックで検索をかける。

 

ヒトの心臓は四つの部屋(二つの心房と二つの心室)から構成されています。
心臓の中には刺激伝導系と呼ばれる回路が存在しており、洞結節から発生した刺激が回路内を伝わることにより、心房と心室が規則正しく収縮し血液が心臓から全身に送り出されるようになっています。

房室ブロックは心房と心室の間の刺激のつながりが悪くなり、伝導遅延をきたす病気です。つながりの低下の程度により1度から3度に分けられます。

房室ブロック (ぼうしつぶろっく)とは | 済生会 (閲覧:2023年12月5日)

 ようはこの右心房から右心室への電気信号の伝わりに障害があるのだという。検査ではⅠ度ということで多分症状はない。これがⅡ度となりⅢ度となるとペースメーカーのお世話になるというそういう病気のようだ。なんだかな~。

 思えば亡くなった兄は、高血圧、糖尿病、腎臓疾患と成人病のオンパレードだったけど、心臓にも疾患がありで、ペースメーカーの手術をしたことを覚えている。もっとも手術したのが9月で、12月には敗血症で亡くなってしまったけど。

 うちの家系だと女性はだいたい90過ぎまで生きたけど、男はというと祖父も父も63で亡くなっているし、兄は70だった。割と短命なのかもしれない。なんとなく死ぬのはガンとか脳疾患系と思っていたけど、心筋梗塞とかそっちもありかと思ったり。

 午後の循環器医の診察でも、とりあえず再検査ということで後日、心臓のCTと超音波検査を受けることになった。検査は別のクリニックで行うのだが、提携しているところということで飯田橋にある心臓画像クリニックというところで行うことになった。これも4年前と一緒。

心臓のCT検査を受ける - トムジィの日常雑記

 とりあえずすぐに予約の電話を入れると、早ければ明日にでもと言われたのだが、さすがに今日の明日のというのはちょっとということで、来週の火曜日に予約をいれる。さてと今回はどんな結果が待っているのだろう。

泌尿器科通院

 都内での通院をすませてから1時間半をかけて日高の泌尿器科まで行くことにする。4時過ぎという遅い時間で予約も入れていなかったのだが、都内のクリニックで尿潜血が出たのでということで対応してもらう。相当待つかなと思ったら、割とすぐに診察室へ。ベテランの大先生曰く、「尿潜血はたいしたことではない。糖尿病の先生が騒ぎすぎだ」とのこと。でも一応、排尿痛や頻尿があるということで尿検査を行うことに。

 結果が出るまでしばし待つ。その結果では白血球の量が多いみたいで、先生曰く「汚れているな。点滴やっておこう」ということになる。これは多分解釈すると、細菌感染があるので抗生物質の点滴をやっておこうという意味のようだ。別室で看護師から点滴の処置してもらうときに確認すると、やっぱり抗生物質だという。

 結局のところ前立腺の手術の後、尿道から細菌感染があり、尿道炎もしくは前立腺炎が起きているということなんだろうか。大先生あまりそのへんは詳しく説明してくれないのでちょっと微妙。

 看護師からは点滴は10分くらいと言われていたけど、結局のところ正味30分くらいかかったか。午前中から糖尿、高血圧の外来、午後は循環器外来、そして電車移動してから最後に泌尿器科外来と三連荘のはしごである。いささか疲れたというのが実感。

 しかしこうやって通院が続くのも、結局のところ歳とったってことなんだろうね。病がレーゾンデテールみたいな感じさ。なんか淋しき老後かな思ったり。