泌尿器科通院終了

 年明け初の通院。

 昨年10月に前立腺のレーザー手術を受けた。その後、一か月経過したあたりから排尿痛や頻尿が続いていた。その都度採尿して検査を受けているのだが、11月後半から12月にかけても潜血反応や白血球の増加もあり、尿路感染や膀胱炎などがあったようだ。

 自覚症状的にも排尿痛はけっこうしんどかったりもしてたし、頻尿は日常生活に支障をきたすような部分もあった。とにかく外出していてもけっこうすぐにトイレに行きたくなり、コンビニに駆け込むなんてことも多かった。

 それもなんとなく暮れも押し迫ってからなんとなく軽減されてきていて、あまり意識していなかったけれど、そういえば年が明けた頃から気がつけば排尿痛はまったくなくなっていた。なんていうか、そういえば痛みないなみたいな感じだ。と、ここまで書いていてどうにも下の話でなんとなく情けない。まあジジイだからしょうがないか。

 それで本日の通院では、医師からもう尿がきれいな状態で、赤血球、白血球ともにOFの状態で細菌感染もないということで、治療は終了ということになった。

 手術から二か月半でとりあえず治癒ということのようだ。

「これで定期的な通院は必要はありません。もちろん何か気になることがあれば、いつでも来てください。歓迎しますよ」という。歓迎というのはちょっと言葉の使い方違うような気もするけど、まあいいか。

「健康診断でPSAの数値が高いようでしたら、来たほうがいいですか」

「気になるようでしたきてください」

 最初にこの医院に通院したのは2018年の10月。健康診断でPSAの数値が高く、要検査ということになったので、ネットで調べて予約を入れて受診。その後、二度前立腺生検術を受け、いずれも前立腺ガンではなかった。その後は、月1回の割合で通院して投薬治療を続けたがPSAの数値は高いまま。そして当初から前立腺肥大と診断を受けていて、それもけっこうデカイということで要観察だったのだが、ついに去年10月レーザー手術を受けた。

 手術の後、病理学検査でも前立腺ガンはないということで、あとは術後の経過だったのだが、尿路感染などもあり通院が続き、ようやく治療は終了。手術により前立腺肥大症は完治というか、処置されたということになるわけだ。あしかけ4年、長い通院だったが、とりあえずこれで当分のあいだ泌尿器科にはお世話になることはないはずだ(多分)。

 しかし一昨年は白内障手術。去年は前立腺と毎年手術が続いた。いずれも日帰り手術だ。実をいえばまだ生まれて一度も入院したことがない。怪我でも病気でもだ。それだけ健康ということなんだろうが、この先は判らない。確率、蓋然性、いずれにしろ、年齢が年齢だけに今年あたりは大きな病がやってくるかもしれない。

 それこそ二人に一人がガンになるのである。その覚悟ができているかといえば、多分ない。でもそうなったら、それを受け入れるだけのことだ。だってそれ以外いたしかたなしなのだから。

 とりあえず4年続いた通院が終わった。ただそれだけのことである。