川越散策と御朱印 (10月30日)

 妻と二人で川越に行って来た。

 今回も電車で川越市まで行き、そこから徒歩でぶらぶらと歩いて回った。

 川越の蔵造りの街並みとかそのへんを周遊するときは、たいていこのパターンで妻の車椅子を押して歩く。今年はたしか4月に新河岸川沿いの桜を見に来た。そして名所廻りだと去年の10月以来、ちょうど1年前ぶりくらいになる。

川越周遊パート2 - トムジィの日常雑記

 振り返ってみると、去年は蔵造りの町並み、まつり会館、東照宮喜多院氷川神社とけっこう回ったみたいだ。今回は、一応目的が市立美術館に行くということもあり、最初から蔵造り周辺はパス。川越市駅から本川越駅まで歩き、そこからまず喜多院を目指して歩くことにした。

 喜多院へ行く途中で東照宮に寄る。これも前回同様。

 東照宮は日光と久能山が有名。三大東照宮の残りの一つの座については岡崎滝山、上野、川越仙波が競っているようだ。一応、岡崎滝山が有力説があり、規模からいえば上野が圧倒的。ということで川越はちょっと分が悪いってところか。

 小さな鳥居をくぐるとすぐに急な石段が続く。前回は一人で上ったのだが、今回妻は手摺を使ってチャレンジすることに。自分はすぐ下について行くようにする。

 今回はせっかくだから御朱印を集めようと思っていたのだが、ここでは賽銭箱の隣に置いてあるだけ。初穂料300円は賽銭箱に入れるようにと但し書きがついている。勝手に持っていく人いるんだろうかとなどと思いながら、賽銭とは別に300円を賽銭箱に。

仙波東照宮

 東照宮の境内から喜多院には地続き。途中は庭園風で、池にかかる太鼓橋やその先には小さな祠があったりする。吊り橋とか橋が好きなカミさんはどうしても渡るというので、狭い道を車椅子を押して橋の前まで行く。

 

 喜多院は去年とほとんど雰囲気は一緒。前回行ってないので、春日局化粧の間や五百羅漢を見にいこうかと思ったのだが、入り口までがけっこう厚く砂利が敷き詰められていたので、ちょっと車椅子の前輪をあげて入ってみたけど、まったく身動きとれなくなる。なので断念。ここには縁がないということで。

 喜多院の境内には晴れ着を着た小さな女の子を連れた家族が何組か。そうか、ちょっと早いけれど七五三なのである。女の子たちは多分三歳児たちでみんな可愛い。

 喜多院でも初穂料500円也で御朱印をいただく。

喜多院

 それから目当ての川越市立美術館を目指して歩くことにする。これも去年通った道筋で、だいたいの方向はわかる。所々に案内の看板が出ているので迷うこともない。

 川越城本丸御殿の手前にある三芳野神社の境内を通る。いちおうここでも参拝して御朱印をいただく(初穂料300円也)。ここは「通りゃんせ」発祥の地なのだとか。

 

三芳野神社

 お参りしたあとで、喜多院参道にある亀屋妙喜庵亀屋十吉で買った一個320円くらいのバターどら焼きを、境内のベンチに座って食す。こんなやつ。

 

 一人が車椅子、一人がベンチに座ってどら焼き食べる老夫婦。周りで遊んでいる子どもたちや通り過ぎる観光客からは、どう映るんだろうね。

 

 その後は川越市立美術館で小茂田青樹の回顧展を観る。

 閉館ぎりぎりの5時までねばって外に出ると、なんとなく薄暗くなってきた。それから蔵造りの町並みを抜けて川越市駅まで歩く。日曜日だけど5時過ぎともなると、お店は店じまいしているところがほとんど。観光客もだいぶ減っている。コロナの様々な規制も解除されているので、日中は相当の人出があったかもしれないけど、こちらは住宅地や路地をずっと歩いていたので、そういうのは実感できなかった。

 市立美術館から札の辻まで歩いて左折。お約束の時の鐘や夕暮れの町並みの写真撮ったりしてのんびりと歩く。

 

 

 帰りにどこかで夕食を取ろうかと思ったが、妻はその週にデイサービスで体重測定があるのでダイエットモードなので外食はパスすることに。悲しき女心か。でも、さっきのバタどらはなんだったんだろう。

 帰宅後、スマホのヘルスケアで確認すると歩行距離は9.6キロだとか。まあまあ歩いたというところか。