吉川勇一死去

http://www.asahi.com/articles/ASH5X5FJ3H5XUTIL02H.html

ベ平連事務局長の吉川勇一さん死去
吉川勇一さん(よしかわ・ゆういち=元「ベトナムに平和を!市民連合」〈ベ平連〉事務局長)が28日、慢性心不全で死去、84歳。葬儀は親族で行う。後日、しのぶ会を開く予定。
米国がベトナム戦争に本格的に介入する中、1965年に作家の故小田実さん、哲学者鶴見俊輔さんらが立ち上げたベ平連の事務局長に就任。脱走米兵の海外脱出などを援助した。ベ平連解散後も市民運動を続けた。近年では日本国憲法の重要性を訴えながら「市民の意見30の会・東京」の活動に中心的に携わった。

小田実が逝き、高畠通敏が逝き、そして吉川勇一さんが逝った。ベ平連の中心メンバーの中で残るは鶴見俊輔さんがくらいであるが、92歳と高齢で最近はほとんど動静が聞こえてこない。
吉川勇一さんが党派性が入り乱れるあの激動時代にあって、無党派性、市民運動を維持するために大変な苦労をされたと思う。作家や文化人達の中で事務局を担うことの難しさ。ベ平連は吉川氏がいたからこそ運動を維持できたのかもしれない。
ご冥福を祈る。