航空会社について

今回の旅行では行きも帰りもノースウェスト航空の便だった。当初旅行代理店からの説明では、帰りの便は大韓航空が増便したので確保できたが、行きが確保できないということでキャンセル待ちをしていた。結局便がとれず。旅行日程も6日間を1日短縮して5日間、旅行代金は逆に割高のツアーになるという足元みられっぱなしになってしまった。でもそもそも割高のNW便は空きがあったのだろうか。
一応ネットでNWの評判とかをチェックしておいた。
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なんかもう凄い評判。基本安かろう、悪かろうみたいなことだけど、これほどマイナス評価の書き込みが集中するというのもどうなんだろう。
ただアメリカの航空会社でしかもエコノミーだとすれば、だいたいそんなものなんではないかと思う部分もある。1回きりの前回のアメリカ旅行の時でも成田からアトランタまではJALだったけど、アトランタからオーランドへは国内線乗り継いでいった。その時のアメリカの航空会社、もう忘れてしまったけど、けっこう凄かったな。CAのおばさん、やたらガタイがよくて威圧的で。座席についてすぐにスナック菓子渡されてサービス終了。出発までなぜだかしらないが1時間近く遅れても一切説明らしい説明なし。もっとも説明されても言葉わからないから同じことだけど。
その時も一つ二つリクエストがあってカタコトで呼び止めると、上から目線であんた何の用みたいな対応されて。途中から、これはバスに乗っているの。でスッチーのおばさんは、サービス要員ではなく保安要員にちがいない、いやアメリカではむしろ、たぶん、きっとそれが普通なのだと思うようにした。
その時の経験からか、NWの書き込みみてもたぶんそんなもんなのだろうとも思ったし、とにかく無事着いて、ご飯食べられればいいくらいの心持でいた。
それで乗った上での感想はというと、とにかく飛行機の中に乗り込んだ瞬間からそこはアメリカなのだということ。帰りも同じようにロスを発ってアメリカにおさらばではなく、成田に着いて飛行機降りてゲートをくぐるまでは日本ではないという、まあ当たり前といえば当たり前のことだった。
CAも当然のごとくアメリカ人。しかもみな40代以上、いや50代半ばくらいの方もいらっしゃったのでは。しかしアメリカのスッチーって年齢制限でもあるのだろうか、30以下は雇用されないとか。そしてやけに皆さんガタイがいい。それも半端じゃなく。
他には東洋系の顔立ちのCAも何人かいたけど、当然日本語はお話されない。当たり前か。いちおう日本人あるいは日本語を話すCAも1人、2人いるにはいるのだが、たぶんそういう方はビジネスあるいはファーストクラスの方を専門にされている様子で、エコノミーの下々の方にはあまりいらっしゃられない。たまに来られても、私なんか洋服に水こぼされるくらい。そのときも「大丈夫です。水ですからしみになりません」を三回唱えられて行ってしまわれた。その時の毅然とした対応は実に見事でした。こっちの突っ込む隙が一つもありませんでしたから。
しかし改めてアメリカ人のCAのおばちゃんたちの存在感、素晴らしいと思ったね。搭乗前にたぶん別便だろうけどNWのCAの皆さんと一緒に出国ゲートを通った。車椅子の人は一般客とは別に搭乗員と同じゲートを利用できる。これはけっこうスムーズな出国手続きができてとても有難かった。そのとき一緒になったCAの皆さんがもうすごい人たちばかり。まんまタランティーノの「ジャッキー・ブラウン」のバム・グリアみたいな人とかウーピー・ゴールドバーグのそっくりさんもいました。
行きでは私たちが座っていたあたりを担当していたおばちゃんは長身で髪形はショートの銀髪で眼鏡の方。さぞや若い時は美しかっただろうなと思うようなとても凛とした方。こういう方に上から目線で「チキン オア ビーフ」とか凄まれると、もうシビレルって感じ。はっきりいってタイプです。この方に対応してもらえたのはなんとなくラッキーだったかな、などと思う私は完全にM系はいっているかな。
あと面白かったのは、ファーストクラスから階段下りてくる途中で足踏み外してしたたかしりもちついたおばちゃんCA。小さく「シット」って言ってたもんな。そんでもってよく観察したわけではないのだけど、このおばさんスカートの後ろのホック外れているの。はっきりサイズがあっていないというか、ダイエット失敗している感じだった。
NWはデルタに吸収されたとかで、もろもろ影響もあるのだろうかとも思う。ググるとこんな話もあるらしい。
http://jarjar1.blogspot.com/2009/07/ca.html
そういえば、この吸収のメリットとかもあったりして、NWはそれまで有料だったアルコール類が無料になったのだという。早速、ドリンクと聞かれたので私と妻とで「ビア」と答える。しっかり冷えた缶ビールが出てきた。機内はけっこう乾燥しているから冷えたビールはたいそう美味い。
それから夕食時にも同じようにビールを頼むと、その時点でビールは品切れになっていてお茶しか出なかった。たぶんけっこうあちこちでビール所望するお客さんがいたのだろう、機内放送で「ビールは品切になりました」とやっていた。
帰りも同じようでやはり食事の時にビールを頼むと、ビールはなし、赤ワインなら出してもいいぞみたいなことを、この時はやっぱりおばちゃんの東洋系CAがやっぱり英語で答えてくれました。ようはエコノミーの客の一々に対応するだけのビールなんか端から用意してませんってことなんだろう。まあいいよ、9時間のフライトの間で1回でも冷えたビール飲めたから。
行きのフライトでは我々3人の席は当初バラバラだったのだけど、きちんと1列に揃って座れるように調整してくれた。しかも妻のことを考えてトイレのまん前の席。そういう部分ではけっこういろいろ身障者に対して便宜は計ってくれていたのだと思う。帰りはというと少々トイレから離れていたけど、席は揃っていた。いずれの時も飛行機に入る直前までは車椅子で行くことができた。降りるときもきちんと車椅子が用意されていた。
そういう意味では飛行機での移動に車椅子での不便さというのはほとんど感じることはなかったと思う。何度も言うけど問題は言葉。コミュニケーションがきちんととれる、あるいはこちらの意思をきちんと相手に伝えられる語学力があれば、たぶん身障者の海外旅行はまったくもってノープロブレムだと思う。