妻の外泊

今日から三泊四日、妻を自宅で生活させることになる。昼12時前に国リハへ行く。担当看護師が日勤でいたので、幾つか注意点を聞き、入浴道具一式を借り受けて妻と娘と三人国リハを後にした。ゴールデンウィークのため病棟には患者が10名前後だけ。ふだんは40名以上いるのに、ほとんどが自宅に戻っているらしく閑散としている。病棟を後にする時に看護師2名が見送ってくれた。「すいませんね」と言うと、「ううん、暇だから」と笑いながら応えてくれた。
妻は昼食をとっていなかったので、妻のリクエストでふじみ野のラケルにいく。1時過ぎくらいだから混んでいるかとも思ったが、駐車場にもすぐに入れたし、あまり待つこともなく席に着けた。ゴールデンウィークのため、みんなどこかに出かけているのだろうかなどとも思った。妻はこの日は、駐車場から4点杖で店内に入り、席までの移動も一人でできた。ラケルにくるのは三回目だけど、これまではずっと車椅子だったから、これも大きな進歩だと思う。食べこぼしもほとんどなかったし、オムレツにしろパンにしろうまく食べれていた。トイレも娘に付き添わせたけど、一人で杖歩行で行けたし、ほとんど介助らしい介助なしにできたようだ。なにかこういう風になると、彼女が退院後もなんとかやっていけそうな気がしてくる。
昼食後は近所のホームセンター、ビバ・ホームへ行きいろいろと買い物をした。店内が広かったのでさすがにここではほとんど車椅子での移動。併設してあるイトーヨーカドーで夕食の食材なども購入した。今日の夕食は肉じゃが作った。けっこううまく作れたように思う。
妻の入浴はしんどいことはしんどいけれど、四回目ともなるとけっこうてきぱき出来たように思う。業者から借り受けている(まあ購入することになるのだけれど)着脱式の手摺もけっこう効果的だった。シャワーチェアからの立ち上がりには、出入り口の内側にあるタオル掛けを手摺代わりに何度も使った。強度に問題もあるので、やはりここに一本縦型の手摺が必要になるなとも思った。