LIFEBOOK U939
またノートPCをヤフオクで落としてしまった。特に使うあてものないのに、これはもはや病気かもしれない。
今回のノートPCは富士通のLIFEBOOK U939。2019年に発売された法人向け。おそらくリースアップ流れかなにかか。ずっとパソコン使ってきた経験からすると、法人向けPCは質実剛健、丈夫で長持ちという感じがする。あくまで個人の感想。今もメインで使っているデスクトップやノートPCはだいたいその手。これが本当に壊れないんだな。
基本仕様
CPU: Core i5-8365U 1.60GHz
メモリ:8ギガ(オンボード)
ディスプレイ:13.3
ストレージ:SSD 128
OS:Windows10 pro
重量:777g
程度は4年落ちのPCとしてはまあまあ。外観は多少傷もあるけど問題はない。動作も特に気になるところもない。そしてこの重さ777gは本当に軽い。持っているレノボのX280が1.13kg、Macbook air 2015が1.35kgなので、比べると本当に軽い。
とりあえずWindowsを11にアップデートしてみた。その後、適当に打ち込んでみたけどキーボードもけっこう軽め目でいい感じ。とにかく薄いので、ディスプレイは軽く両側から抑えるとゆがむような感じがある。軽くて薄くて軽快感があるけど、一方でペラペラな感じもするし、なんかひ弱というかそんな感じもする。落としたりすると壊れちゃうんじゃないかと思ったり。まあ法人モデルでサイトよれば頑丈設計になっているとか。
落札価格は約12000円くらい。まあまあ安く落とせたような気もする。発売当初は多分22~23万したらしいのだから。しかしパソコンの値落ちのスピードの速さっていうのはもう驚くべきかも。
処理速度についてもそんなに速さを求めてもな~と思ったりもしないでもない。実際、ネットとかofficeでかんたんな文章や表計算程度だったら第3世代あたりでもけっこう普通にできると思ったりもする。よく出る話だけど、誰もが動画編集などやらないのに、今の最新のパソコンは明らかにオーバースペックなような気もする。
このLIFEBOOKのCPUはインテルの第8世代なのでWindows11に対応している。まあこれが普通に落とした理由の一つ。手持ちのノートの古いやつ、レッツノートやX1carbonとかは第3世代、第5世代とかでWindows11に対応できない。まあ裏技使えば入るらしいけど、やっぱり非正規対応っていうのもなんだし。
ということでとりあえず11が無償ではいるものでということ。発売が2019年だけど、そういえばWindows11ってリリースされたの2021年になるんだ。もうずいぶんと前のような気もする。そしてWindows10は2025年の10月でサポート終了とか。時代はどんどん移り変わっていくか。
現役時代、WindowsXPや7のサポート終了で大騒ぎした頃のことが懐かしい。中小零細でも端末やノートなど常時40~50台使っていたし、金がないから延命、延命でやっていたからサポート終了はそれなりに大問題だったな。もっとも専用システムでの端末利用の場合、ネット接続しなければそのまま使えるとかで、古いマシンだとWindows2000とかも生きてたからな。基本、IBMやHPを使っていたけど個体差あっても壊れないんだな、これが。一度、中開けてみたら埃で基盤が見えないみたいなマシンあったけど、それでも問題なく動いてたっけ。
とりあえず今回のLIFEBOOKは特に使用するあてがある訳ではないけど、さてとどうするか。子どもが11マシン欲しいって言ってたからやろうかと思ったり。
M.2 SSD
今回入手したLIFEBOOKはストレージが128ギガしかない。ネットみたりちょっとした文章作ったりとかだったらこれでも十分だけど、なんとなく物足りない。なので256に換装しようと思った。なのでAmazonでSSDを物色するも、最近はSSDも圧倒的に安くなっている。しかも仕様がだいぶ変わってきていて、従来だったらSSDといえばカード型の2.5インチだったのだけど、今は基盤がむき出しというか、メモリみたいな形状のM.2が主流みたい。
すでに持っているPCでもM.2が入っているのもあるのだけど、そもそもM.2ってなんだという話になる。だいたいにおいて実は読めなかったりして。調べてみるとM.2は「エム・ドット・ツー」と読むらしい。はい、ご一緒に「エム・ドット・ツー」。
ということでこのM.2についておさらいをしてみる。
M.2 SSDとは何かを分かりやすく徹底解説!|ドスパラ通販【公式】
(閲覧:2024年1月29日)
M.2とは...? M.2 SSDについてのストレージ向け解説 - 株式会社センチュリー
(閲覧:2024年1月29日)
M.2 SDDはノートPCなど小型パソコン用に開発されたもの。
M.2 SSDは、マザーボード上のスロットに直接差し込む基板の形をしており、基板の種類によって3種類の長さのものに分けられます。
基盤の種類によって3種類ある。
M.2 type2280 :サイズ 22×80ミリ
M.2 type2260 :サイズ 22×60ミリ
M.2 type2242 :サイズ 22×40ミリ
幅は全部22ミリで長さが違うということらしい。まあ判りやすいといえば判りやすい。
そしてM.2 SSDは従来のSSDに比べて転送スピードも速い。そしてこのM.2 SSDにもさらにSATAとNVMeと二種類ある。SATAはまあ普通に判るけどNVMeっていうのが実はよく判らない。といいつつこれまで1~2度購入したことも実はあるのだけど、判ってなくて買った。そもそもなんて読むか、やっぱりそこから。
NVMeは「エヌヴイエムイー」とまんまそのまま読む。「Non-Volatile Memory Express」の略。Google先生によれば不揮発性メモリーエクスプレスのことらしい。ノン・ボレトル・メモリ・エクスプレス」と聞こえたけど。
NVMeとは?NVMe対応M.2 SSDの特長を徹底解説 | 分かりやすく解説!HDD・SSD!!
(閲覧:2024年1月29日)
でもってこのNVMeは非常に高速に読み書きできる。SATAタイプが500MB/sに対してNVMeは1500前後も速いものが廉価品でも出ている。ものによっては5000MB/sとかも出るのだとか。もっともその分小型でも発熱がかなりあるという。
さらにこのM.2のNVMeとSATAでは端子の形状が違うらしい。
そしてNVMeは基本的にM-KeyかB-KeyでSATAはB&M-Keyらしいのだとか。こういうのメーカーとか開発時期とかによるのとかそのうち形状も統一されるのだろうけど、とにかく新しい技術なのでけっこうまちまちということなのでしょう。ただNVMeはなんとなくM-Keyに収斂されていきそうな雰囲気もあるみたい(よく判りませんが)。
そしてとりあえずLIFEBOOKのSSDの換装なのだが、よく調べないでとりあえずSATAとNVMeの両方使えるケースととりあえず早いということでNVMeの256をAmazonで購入。ポチるとほぼ翌日に届く。早速SSDをケースに取り付けてハードディスクのコピーをとりいざ開腹してみるとM.2の形状が違う。元からついていたのはSATAのB&M-Keyのもの。アチャだ。でも一応M-Keyも刺さるので試してみたけど、やっぱり立ち上がらない。一応バイオス起動で識別はしているので、起動順位を変えたりしたけどダメ。こういうのって壊れたりする可能性あるかもしれないか。
Amazonのレビューでは動いたみたいなのもあったし、SATAなのでダメというのもある。NVMeの当たり外れなのかどうかもわからず。まあ普通に考えても元からついていたのがSATAなのでNVMeはダメということなのでしょう。
シクシクしながら再び元のSATAを刺して作業を終了。すぐにAmazonでSATAの256をポチることにする。いずれも3千円台の安いものなのでさほどショックはないけど、こういうの無駄だなあとは心の声。
翌日、SATAのM.2 SSDが届いたので再びコピーして開腹して取り付けると問題なく立ち上がった。まあ普通だな。
ということでLIFEBOOKは無事に256になって一応サクサク動いている。繰り返すが用途はまだ決まっていない。
リタイアしたジイさんにとっては無駄な知識かもしれないけど、まあ昔からこうやって自腹で新しいものにアタリをつけるのはけっこう仕事とか諸々にも役立ってきたし、今となってはある意味ボケ防止かもしれないなと思ったりもする。とはいえ年金暮らしなのでこういう無駄なガジェット買いもいい加減慎まないと。