レンジフードの清掃敢行

 いつかやらなくてはと思いつつ、後回しに、後回しにしていたレンジフードの清掃を敢行した。

 しかし前にやったのはいつだっただろう。多分、思い出せないくらいに前のことだ。

 清掃の時にしか開かないレンジフードの取り扱い説明書によると、3ヶ月に一度くらいにお手入れするのが望ましいとある。が、そんな頻度でやるわけがない。今回もよく判らないが数年ぶりだ。

 いちおう数か月前に、やらなくてはと思いホームセンターでマジックリンやスポンジなどを買い揃えておいたのだが、そのまま納戸にぶち込み放置。納戸開けるたびに目をつぶっていたような。そして年も押し迫ってきていよいよ逃げ場なしということで実行した。

 清掃用具は水洗い用手袋、マジックリン、スポンジ、使い捨ての歯ブラシ(保養所とかから持ち帰ったのがたくさんある)、雑巾数枚。まずはコンロの上に新聞紙を置く。前日、紙ゴミで出しちゃったので新聞紙は昨日と今日の分しかない。足りるか。そしておもむろに整流板を外す。すでにベトベトする。外した整流板を吊るしたままマジックリンをかける。油汚れが流れ出す。

 

 次はたしか油受けのリングを外してシロッコファンを取り外すんだったっけか。手袋をとってマニュアルを見ると、まず整流板はそのまま吊るしておかず取り外すようにとある。慌てて外してシンクで洗う。油でベトベト。洗い終わったらテーブルに新聞紙を置いてそっちに置く。それから油受けリングを回して外す。この内側に油がたまるのだが、さほどでもない印象。でもシンクに持っていき、歯ブラシで溜まった油を取り除くと、もうベットリとしている。この掃除だけで歯ブラシを二本消費する。もうベトベト。

 さらにシロッコファンを外してシンクで洗う。まず小さな羽にマジックリンをたっぷり吹きかけて、付着した油汚れを歯ブラシでこそぎ落とす。けっこう時間がかかる。この作業でも歯ブラシ二本使う。歯ブラシに油がベットリついている。何度か水をかけて、またマジックリン吹きかけて歯ブラシでを繰り返す。

 

 洗い終わった油受けリング、シロッコファンは整流板の上に載せて乾かす。ちょっと小休止。

 

 それからフードの内部を手探りで清掃。中にも油がかなりこびりついている。いったいどのくらい掃除してなかったのだろう。手探りなのでよく判らないし、油汚れなかなか落ちない。最終的にはマジックリンを手袋に噴霧してそのまま爪でひっかくようにしてこそぎ落し、その後でスポンジでゴシゴシするとなんとなくおちてきたような。

  油汚れのすべてを落とすのは多分無理と思い、とりあえずここで清掃作業を終了。今度は取り外しとは逆の工程で、シロッコファンを取り付け、油受けリングを取り付け、最後に整流板をつけて完了。

 今までつけたことがなかったのだが、以前清掃用具を買ったときについで買っておいた整流板用のフィルターをつけておしまいにした。

 

 このフィルター裏側が粘着シールみたいになっているのだけど、貼ってるそばから剥がれてくる。仕方なく四隅を両面テープで固定した。多少シワがよっているけどまあこんなものだ。

 

 その後はキッチンの壁やとびら、引き出し類を拭いて、あわせてシンク上の棚も香辛料とかを全部出して拭き掃除をする。全部終わらせたのは1時半くらい。2時間半くらいやっていたかもしれない。

 家事仕事の中で嫌いなのは裁縫とアイロン掛けだけど、レンジフードの掃除がいきなりランクインした感じ。出来ればやりたくないけど、たぶんマメにやったほうがいいのかもしれない。マニュアルにあるような三か月に一度は無理にしても、半年に一度くらいはやらないといけないのだろうか。

 こういうことをルーチンにしている主婦の人とかって、ちょっと尊敬してしまうかもしれない。料理して、掃除して、裁縫して、アイロン掛けして、数か月に一度レンジフードの清掃してなんて、専業で家事やってる人間は実は相当に凄い。