追憶のアメリカ旅行その1

 アメリカ旅行のことがだんだんと記憶が薄れていくので、少しずつ思い出して書いておく。2月23日に成田をたって2月28日に戻ってきたのだが、今思うと本当にギリギリのタイミングだったと思う。今はアメリカに行くこと自体が難しいし、もし向こうにいて帰国したら二週間ホテルに自費で留め置かれちゃう訳だし。

 さらにいえばその頃のアメリカに西海岸ではそれこそコロナのコの字もないような状態だった。そのカルフォニア州はそれから半月ちょっとの3月19日には州知事アメリカで初めて外出禁止令を出しているんだから。なにかあっという間に別世界にいってしまったような感じだ。

 そういう現実は置いといて、まずはお気楽にアメリカ旅行のことを書いていく。

 成田をたったのは2月23日(日)の18時30分。日付変更線を超えてロスアンゼルスに到着したのが同じ23日の11時半。入国までは割とスムーズ。いろんな意味で車椅子利用者は優先してくれる。それから現地の代理店の人と合流して宿泊ホテルまで送ってもらい、チェックイン手続きまでしてもらう。多分、アナハイムのホテルに入ったのは2時過ぎくらいだったか。

 パークホッパーパスは3日分とっていたので、その日から遊ぶことができるのだけれど、飛行機でほとんど寝れていなかったので、さすがにすぐ行動を起こすことはできずに、2時間くらい休んで4時頃から活動開始。

 パラダイスピア・ホテルは入り口から出てしまうと、外の道に出てしまう。イメージとしては裏の方から出ると駐車場を抜けて店舗や飲食店が連なるダウンタウン・ディズニーの方に行ける。

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 ダウンタウン・ディズニーまでは徒歩で5分くらいか。まずセキュリティ・ゲートで荷物のチェックを受ける。割と厳重なチェックでバッグの中の荷物のほとんど全部を出さなくてはならない。初日、二日は問題なかったのだが、三日目は持っていた十徳ナイフがひっかかって没収されたりもした。爪切りとかハサミがついていて便利だったのに。

 10年前の記憶では、ダウンタウン・ディズニーはもっと広くて賑やかな印象だったのだが、なんかそれほどでもないかなとも。

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 レゴの店のスケールがちょっと凄い感じだった。

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 それからパークへのゲートへということになる。しかしもう夕方近いというのに凄い人、人である。思い出せば日曜日だからこれは仕方ないのかなと思ったりもした。というのは10年前の記憶でいえば、アメリカのディズニーは空いているという印象が強かった。とにかくどんなに人気のアトラクションでも日本のように1時間以上も待つなんていうことはなかったから。でもこれについては大きくくつ替えされることなる。そう、アメリカのディズニーランドは完全に舞浜化していた。

 パーク内に入っても人手が凄い。子どもはもうなんか厭戦気分じゃないが、アトラクションはいいから気分に浸れればいいというモードになっている。まあせっかくだから雰囲気だけでもということで、以前はなかったエリア、スター・ウォーズ・ギャラクシーズ・エッジに行ってみることにした。

 ここはある意味、今のディズニーランドの目玉的な場所。実際、現地の旅行代理店の人に聞くと、このエリアができたことでディズニーランドの来園者は滅茶苦茶増えているのだとか。それまでのディズニーはそれこそ10年前ではないが、アトラクションで長時間待つようなことはなかったのだが、このスターウォーズのエリアとカルフォルニアー・アドベンチャーピクサー系アトラクションが増えたことで、来園者が圧倒的に増加したということで、今では1時間以上待つのもざらになっているということだった。

 そしてこのスター・ウォーズ・ギャラクシーズ・エッジである。

 2019年5月に誕生したエリアでスター・ウォーズの新シリーズから宇宙の辺境にある惑星バトゥーにある貿易港、ブラック・スパイア・アウトポストを再現したものだという。いやしかし本当にスター・ウォーズの世界観、雰囲気をよく出している。

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 そこで人気のあるアトラクション、ミレニアム・ファルコン・スマグラーズ・ランに挑戦してみることにした。しかしこのアトラクションは待ち時間45分なんだが、みんな普通に並んでるんだよね嬉々として。アメリカ人ってこんなに従順だったっけと思うくらい。並んでいる間も外におかれているファルコン号をいろんな角度から見ることができたりして、けっこう感動ものでもある。子どもとかではなく自分と同じくらいのいい年こいたおジイさんが一生懸命写真を撮っていたりする。まあ最初からのスター・ウォーズのファンといえばこういう世代である訳だ。

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 待っている間は所狭しといろいろな展示物があって飽きさせないような仕組みになっている。カメラ小僧と化したジイさんも盛んに写真撮っている。

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 そしていよいよ「ミレニアム・ファルコン・スマグラーズ・ラン」。これはどういったらいいだろう、スターツァーズをより激しくさせたうえで、画面上に現れる敵を銃撃で撃墜したり、操縦してうまく逃げたりと。そう、ファルコン号を操縦しなくてはいけないのだ。あいにくも自分とカミさんは先頭で操縦士の役目をすることになり、初めてのこともありうまくできなかった。で、後ろの銃撃手役の家族連れから少しだけ顰蹙買っていたかもしれない。まあいいか。だいたい雰囲気はこんな感じである。

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 その後は夕食タイムということで、このエリアにあるファーストフード:ドッキング・ベイ7フード・アンド・カーゴでポークリブとかシュリンプサラダなんかを食べたのだが、なんというかエスニック風の料理でちと微妙。おまけにファーストフードにしてはえらく高い。まあこれがアメリカについてからの最初の食事である。これはだいたいこんな感じだったか。


 ポークリブ16.99ドルとかシュリンプサラダ15.99ドルはけっこう高いなって感じであるがまあ仕方がない。10年前の旅行では1度だけきちんとしたレストランでディナーをとったけど、それ以外は碌なもの食べなかったので、今回はなんとしてもまともに食事しようとは思っていたので、とりあえず第1回目は成功だったか。

 その後はファンタジーランドに移動してうろうろ。それからファンタズミックを観てからメインストリートUSAに戻り、そこでプロジェクション・マッピングの楽しいショー:ミッキーズ・ミックス・マジック・ウィズ・ファイアーワークスを見た。これはけっこうファンキーな感じで良かった。

 

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 ついでに子どもがアイスを食べたいというのでギブソンガール・アイスクリーム・パーラーでオシャレなアイスを食した。ここでアプリを使ってオーダーするMobile Food Ordersというのにチャレンジする。これはスマホに入れた公式アプリから注文して、決済はカード。出来上がるとアプリに通知が入って、窓口でスマホ画面を見せて受け取るという優れもの。この後の2日間もこのアプリのおかげで、とりあえず言葉の障壁を気にせず食事ができた。

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