レンジフードの掃除なんて思いつきでやるもんじゃない

 昨晩、一人で夕食をとった。妻は散歩に行った後、着替えに寝室に行ったきり戻ってこない。多分疲れて寝てしまったのか。ここのところは、デイサービスで体重測定があるからといって、恒例のダイエット週間に入っていて夕食を食べないことも多い。その分、日中に甘味系を食しているからあんまり意味もない。

 なので自分一人で簡単に食事をとる。ここ数日は野菜だけの夕食をとっている。一昨日はカリフラワーだけ、昨日はキャベツをレンチンして塩かけたものと、キュウリと人参を薄切りして塩もみしただけのもの。あとスナップエンドウを少し、これもレンチンしただけ。別に特に意味があってやってる訳でもないけど。

 食事を終えて洗い物して、ふとレンジフードを見るとずいぶん掃除していないなと思った。最後にしたのはいつだろう。給湯器を代えたときに一緒にまとめてということで、ガスレンジとレンジフードも代えたのが4年前。多分、1~2度は掃除したはずだが、それにしても2年くらいはやっていないような気もする。

 見た目はさほど汚れた感じもしないのだが、整流板を外してみると内側にはけっこう油汚れがある。いっちょやったるかと思いつきで掃除を始めてみる。まだこの時点では30分かそこらでちゃっちゃとみたいなつもりでいた。でも整流板の油汚れは思った以上に酷く、油が透明な層みたいになっていてスポンジに食器洗剤つけて拭う程度ではだめみたい。仕方なくマジックリンを使って全体に噴霧すると、油汚れが溶け出してくる。

 慌ててガスレンジを新聞紙で覆う。それからワンプッシュファンを覗いてみると、けっこう油とほこりがついている。こうなっては仕方ないと思い、二階から雑巾を数枚、掃除用にととってある歯ブラシを数本、それからスポンジ類を用意して使い捨てのゴム手袋をはめてからファンを取り出す作業を始めることに。

 取扱い説明書を探してきて掃除の手順を確認。最初にオイルトレーを回して外す。なんとなく内側がヌルっとしている。と、説明書にはこんな記載がある。

取り外しのときは、オイルトレーに油がたまっている場合があります。油たれに注意してください。

 ハイ、油たまっていました。しかも油たれなど起きないくらいいベットリとこびりついています。イメージとしては工場の機械などに潤滑用のグリスをベットリと塗ってあることあるけど、あんな感じですな。最初、歯ブラシでその油を拭おうとしたが、とても無理。仕方なく指で拭っていたら手袋が破れて、軽くパニくるような感じ。

 どうにか油を全部拭ってから、マジックリンを全体に吹きかけてスポンジで洗いました。この時点で歯ブラシ1本、スポンジ1個がダメになった。

 それからようやくワンプッシュファンを取り外すと、一枚一枚のファンにこれも油とほこりが混ざったような汚れがベットリと。これはもう歯ブラシでしか洗えない。何度かマジックリンを吹きかけながら歯ブラシで汚れを落とし水洗いしてを繰り返す。この作業で歯ブラシ二本ダメになりました。

 ワンプッシュファンの掃除を終えて、テーブルに新聞紙をひいてそこで乾かす。その間にファンのある内側を軽く拭いて、壁にもマジックリンをかけて拭ってを繰り返す。

 多分、掃除を始めたのは9時半くらいだったと思うのだけど、終わったのは11時をだいぶ回ったあたり。結局、2時間近くかかったみたい。途中で、妻も降りてきて「何やってるの」みたいな感じで呆れていた。

 結局、スポンジ1個、歯ブラシ3本、マジックリン丸々1つを使い尽くして夜のレンジフード清掃作業は終了した。手は何度洗っても油でベトついた感じがあった、なんというか身体じゅうが油っぽい。そういえば風呂にも入っていないし、妻もいれていない。ということでかなり遅い時間だけど妻を風呂に入れ、こちらも身体洗ってようやく人心地がついた。

 まあ今回の教訓は表題のとおり。

レンジフードの掃除なんて思いつきでやるもんじゃない。